「実家に帰らせていただきます/純と愛(22-1) 第122話~124話」

  • 2013/02/27(水) 18:16:19


里やが燃えてしまった。

純は、ホテルと関わるのを やめてしまうのだろうか?

愛が実家に帰ってしまい、離婚話まで出てきた。

J&Aと、久世の関係は?


「人間は、うれしいのにうれしくないフリはできるけど、その逆はすぐにバレんのよ」



NHK総合の朝ドラ

連続テレビ小説「純と愛」。

第22週の感想。


<そのままのじぶん>


月曜から水曜までの、前編です。




純と愛 完全版 DVD-BOX1





あらすじ


(月曜)2月25日

里やが全焼してしまったため、純(夏菜)はリクルート活動に励みます。それをサポートするため、愛(風間俊介)は豪勢な朝食を用意したり、お弁当を大盛りにしたりする。

サバサバしているように見える純ですが、前と同じにはいきませんでした。ホテルで働くのを、やめてしまった。

純が関わったホテルは、全部なくなってしまいました。こうなると、神様に言われているような気がする。お前はホテルで働くのを、もうやめた方がいいと。

愛が何か言おうとしても、純は聞いてくれません。そして、もう一つ気になることが。愛に頭痛があるようなのです。何事もなければ、いいんだけれど。

喫茶店でリクルート誌を広げながら、純はどの求人に応募しようか考える。メイド服着て、ウエイトレス? 大人っぽく、バーテンダー? いっそ、先生? 看護師さんとか、CAとか。空想の中で、コスプレショーを繰り広げてしまいました。

ん? 純は、テーブルに矢印が描かれているのに気づいた。追っていくと、「幸せを探している人はこちらへ」と書かれてある。順々に追っていくと「もう少しです」とあって、最後には「残念でした」と書いてあった。

それを描いているのは、剛(渡部秀)でした。やっと自分らしい生き方を見つけたと、張り切っています。そんな剛が、純にはまぶしく見えた。

そして、正(速水もこみち)も、張り切っていました。里やでのゴッドハンドマッサージが評判になったため、マンションで開業することにしたのです。開店前から、予約で一杯なのだという。正とマリヤ(高橋メアリージュン)に、純は励まされました。勇気の笑顔に負けないような魔法の国を早く作って、と。

自然と純の足は、里やへと向きました。すると、サト(余貴美子)がやって来た。里やを建て直すのは、もう無理なようです。純は、故郷が無くなるような気分を味わいました。

すると、従業員たちもやって来た。セクシー(映美くらら)は、サトが紹介してくれた美容院に行くのだという。サトは、後処理が終わったら、旅に出るらしい。

チュルチュル(朝倉あき)は手に職がないため、沖縄に帰らないといけない。セニョール(田中要次)はサトに未練がありそうなのですが、言い出せない状態です。

純がホテルの仕事をやめると聞いて、みんなは遺留しようとしました。セクシーは、「あんたからホテル取ったら、何が残るの?」と言います。士郎(岡田篤哉)も、「かんがえなおせ」とメモを渡す。

いたたまれなくなった純は、面接があるからと、その場から逃げ出すように走って行った。

有名なブランドショップの契約社員に、純の就職は決まりました。でも、愛は、全然喜んでくれません。「本当にそれでいいんですか?」と、真剣な顔で聞きます。つらいのは分かりますけど、もう一度ゼロからやり直しませんかと、説得を試みる。「僕、今まで以上に支えますから」と。

でも、純は言った。「今までみたいに自分がやってきたことが全部無くなっちゃうかもしれないと思ったら、何もできないの」。淡々と、事実だけを述べるように、そう話す。感情的にも、なってません。

今までのことは無駄じゃないと、愛は言う。でも、細い声で、純は言った。「お願いだから、分かってよ…私の気持ちも…」。それで愛は、何も言えなくなりました。

ややうつむいて、そして低い声で、愛は聞いた。「じゃあ、ホントにもう、ホテルで働く気はないんですね?」「おじいの魔法の国も、あきらめるってことですね?」。純がそうだと答えると、愛はエプロンをたたみ、ねむり姫の本を手にし、言いました。「分かりました。実家に帰らせていただきます!」

あまりにいきなりだったので、反応できない純でした。



(火曜)2月26日

愛が実家に帰ったため、純は晴海(森下愛子)と、ふたりっきりの食事。愛はどこに行ったのかと晴海に聞かれ、純は困ってしまいました。里帰りしているとお茶を濁すと、さらに聞かれた。「で、純は? 純はどこに行ったの?」。どうも、目の前にいるのが純だとは認識できないようです。

そこに、誠(岡本玲)が訪ねてきました。会うといきなり、顔を歪めます。どうも、今日の純は、とても臭いらしい。

誠の用件は、もちろん愛のこと。実家に帰っている純を迎えに来いと、言いに来たのです。なんと、愛は誠に、離婚届を預けていました。しかも、署名も捺印も、すませてある。純の気が変わらないのなら渡してくれということだった。

迎えに来るように説得する誠ですが、純は反発。仕事に出てしまいました。

お昼休み、純は愛に、メールを打とうとする。でも、何て書けばいいのか、分かりません。なので、こんな感じになってしまった。

<離婚なんてバカなこと言ってないで、帰ってきたら?>

これに、愛は、カチン! こう送り返す。

<そっちが反省して、あやまるンなら。帰ってやっても>

すると、純もやり返す。

<誰がそんなことするか。あたしは、日本一のカリスマ店員になったるんじゃ>

笑顔で、愛は返します。

<そんなモンなれるわけないだろ、バーカ>

純も、負けません。

<ずっとお家でママに甘えてろ、ガキ!>

これにやり返そうとした愛ですが、多恵子(若村麻由美)に見られているのに気づいた。冷やかに見つめていた多恵子ですが、急に愛のマネをしだしました。

「あ~どうしよう。まさかホントに、離婚届出してないよね~。少しはこっちのメンツも考えて、そっちから謝れよ~」

多恵子には今、人の本性が見えるようです。その上、人が臭いし、耳鳴りもひどいという。

純が家に帰ると、晴海も剛も居ません。と、誠から電話がかかって来た。どうしても愛に会いたいと晴海がいい出し、ふたりとも神戸の待田家に来ているのだという。

こうして純は、神戸の待田邸へ。でも、晴海は、純を純だと認識できません。どちら様ですか? と言うばかりです。愛に、純はどこへ行ったの? と聞きます。

里やの借金ですが、既にサトが多恵子に完済していました。火災保険と土地を売ったお金で、何とかなったようです。

多恵子は純に言った。「それより、あなたの今の顔! みっともない! 本性丸出しで」「見てられないからもう、向こう行っててちょうだい!」「それともう一人、同じようなのがいるから。そいつも連れてって」。

多恵子に気遣われる形で、純と愛は、愛の部屋へ。でも、いきなり愛は背中を向けた。純は素直に、お願いだから帰って来てほしいと訴えかける。でも、ホテルで働くことだけは、断ります。そして、それなら僕も帰りませんと、愛は態度を硬くするのでした。

愛がいないと困るという純に、愛は言った。そりゃ困りますよね。ひとりじゃ何もできないんだから。これでまた、ケンカが始ってしまいました。

心の中でホントはバカにしてるくせに、善人面していい子ぶるのやめてくれない? と純は言う。

善人面? 元々こういう顔なんです! と、愛は言い返す。自分が正しいみたいな感じにしといて、急にうまくいかなくなった時に、アピールみたいに落ち込むの、やめてもらえませんか? こっちだって、疲れちゃうんですよね。

これで、純も、ヒートアップする。そういう落ち込んでる時に、こっちはちゃんとやってますビシッみたいな顔して、そうやって人にプレッシャーかけるのやめてよ! そして、言ってしまった。「だいたいさ、文句があるなら、自分が働けばいいじゃない!」。

言われなくてもそうすると、愛は言い返す。それだけじゃなく、ネット上に<あなたの夢支えます>と書いて、あなたより素敵な夢を持った女性を支えに行きますよ!

勝手にすれば! と、純もツバを飛ばして言います。こっちは普通の男見つけて、普通の結婚して、子どもも作ろ!

普通って言いましたね? 完全に地雷踏みましたね? と、愛は怒る。じゃあ、僕なんかと、さっさと別れたらどうですか?

ああ、そうするわよ! そう言って純は、離婚届を取り出した。愛の机で、サインします。

ああもう、グッチャグチャです。

どうなるの?



(水曜)2月27日

晴海を連れて帰ろうとする純でしたが、晴海は純を純だと分かりません。知らない人が連れて帰ろうとしているように見えている。多恵子が間に入る形で、今日は純だけが帰ることになりました。

ため息をつきながら、純は考える。何でこんなことになったんだろう? 自分が悪いのは分かってる。でも、どうやったらもう一度ホテルで働く気になるのか、それが分かりません。

離婚届を眺めながら愛がボ~っとしていると、多恵子が来た。ワインでも飲まない? と誘います。そしてまた、愛の本性を読んで、マネしだした。

「ああ~何でこんなことになっちゃったんだろう? 純さんがホテルやるって言ってさえくれれば、こっちはすぐ帰るつもりなのに」。マネする姿が、すごくカワイイ。

多恵子が言いたいのは、ウジウジしてないで、純がその気になる方法を考えたらどうかということ。

愛は、今までずっと聞きたかったことを、聞いてみることにしました。「お母さんはどうして、弁護士になったんですか?」。多恵子がそんなことは忘れたと答えると、もう一つ聞きました。「じゃあ、お父さんと何で、結婚したんですか? お父さんの、どういうところを好きになったんですか?」。

いい機会を得たからか、質問が次々に出てきます。「あと、僕と純が生まれた時、どういう気持ちでした?」「何で僕に、『愛(あい)』と書いて『いとし』と読む名前をつけてくれたんですか?」。

何か言おうとした多恵子ですが、開けた口を、あくびに変えてしまった。「あ~勘弁してくれる。眠くてしょうがないわ」。これで、今日の話はおしまい。結局、本心は聞けませんでした。

もう、離婚届を出しただろうか? 純は仕事が手につきません。と、久世(朝加真由美)が、お客様としてやって来た。まだちゃんと笑わせてもらってないと迫る久世に、純は笑顔になれるような素敵な服を見つけて…などと誤魔化そうとしました。

と、ここから、急展開。店のオーナーが、久世を秋代先生と呼んだ。先生って、どういうことだろう? 久世はオーナーに、「この人向いてないから、今すぐクビにして」、そう言うと、純を引っ張って行ってしまいました。

「人間は、うれしいのにうれしくないフリはできるけど、その逆はすぐにバレんのよ」と、久世は言います。それだけ言うと、正のマッサージを受けに行ってしまった。久世はどうやら、純が勤め出した<J&A>というブランドの元デザイナーらしい。

J&AのAは、久世秋代のA。Jはパートナーの男性の名前らしい。ふたりで頑張ってゼロからブランドを大きくしたのですが、有名になって周囲からチヤホヤされるようになってから、意見が合わなくなったのだという。そして、口論の末に言ってしまったのです。「あんたなんか いなくても、私ひとりでやっていけるわよ」。それで、終わり。

純が家に帰ると、中から物音が。鍵も開いています。まさか、泥棒? と思って声をかけたら、愛でした。忘れ物を取りに来たらしい。純はやんわりと接しようとしましたが、愛はツンケン。また、ケンカが始ってしまいました。

と、セクシーから電話がかかってきた。士郎の姿が見えないのだという。チュルチュルに電話してみると、一緒にいるとのことでした。

チュルチュルも士郎も、里やの前にいた。そこに、セクシーとセニョールも駆けつけます。士郎はセクシーに、「ママなんかきらいだ」と、メモを投げつけました。セクシーに無理やり連れ戻されようとすると、「嫌だ! ここがいい!」と、ついに声まで上げた。「みんなと離れたくない!」と。

「助けて社長!」、士郎は純を呼びました。

純はこれに、どうこたえる?




連続テレビ小説 純と愛 Part2 (NHKドラマ・ガイド)





[感想]


いつになく感情的な、愛。

大概のことは譲ってきましたが、これだけは譲れないようですね。

純の夢に関することだけは、曲げるわけにはいかないようです。


純が魔法の国を作るのは、もう、運命みたいなもの。

それに、純にとっても、やめられないことのはず。

なので、しばらくしたら やり出すに決まっているのですが、

なぜか、愛は急ぎます。


ひょっとしたら、それは、頭痛と関係するのだろうか?

嫌な予感がしてなりません。




今週、久世が再登場。

久世もまた、今の純と同じ状況だったようです。

ささいなケンカから、大事なものを無くしてしまった。


いつもの純なら、おせっかいが爆発するところですが、

さて、今回はどうなるだろう?



木曜からの後半に続きます…。




ぜったい離婚!から素敵な夫婦三昧―妻と夫のカウンセリング






<キャスト>

○ 待田純(夏菜):旧姓、狩野。ホテルを魔法の国にすべく頑張っていましたが…。
○ 待田愛(風間俊介):人の本性が見えるがゆえに、純と会うまで悩んでいた。

○ 狩野善行(武田鉄矢):父親。【俺を愛せ】ついに純と愛を認めた。
○ 狩野晴海(森下愛子):母親、宮古を愛している。【もう疲れた】大阪に来て、認知症に。
○ 狩野正(速水もこみち):兄で長男、優柔不断。純に長男をゆずった。マッサージの才能あり。
○ 狩野剛(渡部秀):弟で次男。【褒めてほしい子】誠が好き。母親思い。
○ マリヤ(高橋メアリージュン):正の嫁。勇気の母。

○ 真栄田弘治(平良進):おじい。
○ 幼い頃の純(安養寺可蓮):かわいい。

○ 待田誠(岡本玲):愛の妹。人が臭うのでマスク着用。
○ 待田謙治(堀内正美):愛と誠の父親、弁護士。人と話すと耳鳴りがする。多恵子と別れた。
○ 待田多恵子(若村麻由美):チョー怖い母親、やり手弁護士。


○ 上原サト(余貴美子):里やの主人。人望あり。人と人の間に立つ癖がある。ドラマばかり見ている。【ボス】
○ 藍田忍(田中要次):板前だけど料理下手。顔が濃い。【セニョール】
○ 天草蘭(映美くらら):影のある美人。【セクシー】ヘアメークの才能あり。
○ 宮里羽純(朝倉あき):サトの遠い親戚。カウンターでジュースばかり飲んでいる。【チュルチュル】歌の才能あり。
○ 天草士郎(岡田篤哉):蘭の息子。メモで会話することが多い。

○ 金城志道(石倉三郎):里やの常連。オネエ言葉を使う。【師匠】

○ 久世秋代(朝加真由美):里やの常連客。笑わせてみろと、純に課題を出している。




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「里や燃える/純と愛(21-2) 第120話~122話」

  • 2013/02/24(日) 08:18:55


順調だった里やが、火事に。


「それでも、俺たちはあきらめずに、生きてくしかないんですよ…」



NHK総合の朝ドラ

連続テレビ小説「純と愛」。

第21週の感想。


<えんむすび>


木曜から土曜までの、後編です。




純と愛 完全版 DVD-BOX1





あらすじ


(木曜)2月21日

式当日になって、やっぱり結婚できませんと、火野(菜葉菜)が言い出した。どうしても言えないことがあるのだという。タバコを吸うことも言ってないし、他にもまだあるみたいです。

純(夏菜)に告白しようとした火野でしたが、水田(水橋研二)が来たので、取り繕ってしまった。嫌な予感を懐きつつ、ともかく式は始りました。

里やの前に赤いカーペットが敷かれ、花嫁と花婿がバージンロードを歩きます。みなに拍手で迎えられいい感じになりましたが、突然雷が鳴り、大雨が降り出した。

みんな里やに避難して、結婚式を仕切り直します。指輪の交換も終わり、さあ、乾杯。飲めないからと断った火野でしたが、乾杯くらいいいんじゃない? と水田に言われ、グラスを持つことにしました。

サト(余貴美子)から、祝福の言葉が送られます。が、これが長い。サトは高校の修学旅行で沖縄に行った際に亡くなった旦那にナンパされ、親の反対を押し切って大阪に駆け落ちしたので、結婚式はしてないのだという。

思い出の世界を放浪するサトでしたが、純に声をかけられ、現実に帰還。一同で、乾杯が行われました。と、火野はグラスのお酒を一気飲み。飲めないはずなのに、これはどういうことだろう。

食べて歌ってと式は楽しく進んだのですが、火野はお酒を飲み続けています。テーブルの酒がなくなると、自らお酒を探しに行った。

それを止めようとしたのは、久世(朝加真由美)でした。「取り返しのつかないことになってもいいの?」と、火野の腕をつかみます。でも火野は、飲むのを止めなかった。そうとう酔っ払っているようです。そしてついには、大虎になってしまいました。

火野はやがて、水田にも噛みついてしまった。こっちは明日から、あんたの父親の介護したり、貧乏な豆腐屋で働かなきゃいけないんだからと、吐き出してしまいます。しまいには、「人間なんてねえ、酔ってる時が一番幸せで、一番気持ちいいの!」と言って、泣き出した。

結局、火野は酔いつぶれて、部屋に運ばれていきました。

そんな様子を見て、久世は、「だから言ったでしょ」と言った。「私と同じ病気だから、あの子」と。

目を覚ました火野は、水田からの伝言を渡されました。<申し訳ないけど、結婚は白紙に戻させてください>と書いてある。火野は大きく動揺しましたが、ともかく明日、純と一緒に会いに行って、話し合うことになりました。

でも、火野は不安で不安で、仕方ありません。それでつい、厨房に行って、酒を手にしてしまった。部屋で酒を飲み、タバコを吸っていると、うとうとしてしまいます。そしてタバコが、手から離れて…。



(金曜)2月22日

火野の部屋が火事に。警報に純が気づいたため、火野やお客さんをすぐに避難誘導しました。最後に残っていた久世(朝加真由美)も救い出しましたが、火は消えません。道が狭いため、消防車が入ってくることもできない。

何とか消火しようと試みた純でしたが、無理な話でした。そして、セニョール(田中要次)が、サトの三線を探しに火の中へ。ギリギリで、三線を抱えたセニョールが飛び出してきた。しかし、火の回りははやく、里やは全焼してしまいました。

やっとみんなを笑顔にするような魔法の国になりかけたのに、純たちの目の前で、燃えてしまった。

幸いけが人もなく、火野も無事でした。火事を起こした火野は、自分を責めます。私なんか死んだ方がいいと泣き出した。

「冗談じゃないわよ」と、純は言った。「本当に申し訳ないと思ってるんなら、つらくても生きなさいよ! 歯食いしばって、病気だってちゃんと治しなさいよ!」「独りぼっちで寂しいなら、逃げてないで、ちゃんと自分さらけ出して、あんたの大切な『と』の人、ちゃんと見つければいいでしょ!」

「じゃなきゃ…じゃなきゃ、こっちだって、やってらんないわよ…」「あんたが、これからまた同じようなことして、幸せになれなかったら…」「ぶっ飛ばすからね、私が…」

燃えてしまった里やの前で、みんな立ちつくし、うなだれています。なぜ、こんなことになってしまったのか…。純は思いっ切り、自分の頬をつねった。夢なら、覚めてほしい。

その手を、愛(風間俊介)がとりました。

何でこんな目に遭わないといけないの、私たち…。ウソだ…ウソだ…。

純の声だけが、響いた。



(土曜)2月23日

魔法の国になりかけていた里やが消えてしまった。それが信じられない純には、涙も出てきません。焼け跡を、純が掘り起こしはじめた。何か残っているかもしれないと。愛も、それを手伝います。

すると、ねむり姫の本が出てきました。他は丸焼けの状態ですが、その絵本だけは焦げているものの、何とか原型を確認できた。

さて、これから、どうするか。借金があるため、ゼロからやり直すのは無理だと、サトは言う。従業員には、この前紹介した店に行ってもらうしかありません。そしてサト本人は、いい機会だから、旅に出ようかと思うと話した。

だから今、けっこうサバサバしていると、サトは言いました。肩の荷が下りたみたいだと。でも、とても、そんな風には見えません。

純はチュルチュル(朝倉あき)に、これからどうするのかと聞かれました。でも、何も考えられません。昨日まで楽しく働いていたのに、急にこんなことになるなんて。幸せは続くと思っていたのに…。

体調が悪いからと、純は帰ってしまいました。

これで、純が関わったホテルは、全部なくなってしまった。おじいのホテル、オオサキプラザホテル、そして、里やまで。この世に神様なんかいるのかな? と純は思う。いるとしたら、どうしてこんなことをするんだろう? ひょっとしたら、ホテルで働くなと言ってるんだろうか?

「そんなことないですよ」と、愛は言った。純の肩に手を置いて、話します。「お父さんと約束したんです。どんなことがあっても、あなたを守るって」。

「どうすればいいの? 私は」。純がそう聞くと、愛は答えました。「純さんは、今まで通り、純さんのままで…」。

でも、そんなことしたってみんなが不幸になるだけだと、純は言います。私は結局、人のことを幸せにするとか、笑顔にするとか、そんなことはできないんだと。

ふふっと、愛は笑った。私は人のことを笑顔にできない? 幸せにできない? 何言っちゃってるんですか? 「俺は、俺はあなたと出会えたおかげで、メチャクチャ幸せになったんですけど!」と、めずらしく興奮して言う。

「じゃあ、そう思っちゃダメってことですか?」「俺だけじゃない。あなたと出会ったことで、いろんな人が笑顔になりました。希望を持ちました。いろいろな人が結びつくことができました」「どんなことがあっても、その事実だけは、けっして消えないんですけど!」「違いますかね?」

すると、純が力なく聞いた。「じゃあ、何で行く先、行く先、こんなひどい目に遭わなくちゃいけないの?」。

「それは…」と、愛が答える。「あなたが、どんなつらい試練でも耐えられる…」と、そこで言葉に詰まりました。頭をかきむしりながら、カバンを壁に投げつけた。「あ~! もう! 俺だって分かんないっすよ、そんなの!」と、声を荒げる。

「俺だって、メチャクチャ腹立ちますよ! 神様いるのかって思いますよ!」「でもね、人生はそんな、説明できることばっかりじゃないんですよ! こんな理不尽なことばっかり、起きてるんですよ!」「一生懸命頑張っている人が損をして、何か、ずるして楽してるやつが、のうのうと生きてるんですよ!」「だから、イジメとか差別とか、戦争とか、そんなものが、いつまでもなくならないんですよ!」

「それでも…それでも」と、愛は言う。「それでも、俺たちはあきらめずに、生きてくしかないんですよ…」。「愛するためですよ」「自分の大切な仕事や、自分の大切な人を、愛して…愛して愛して、愛していけば、笑顔をとり戻せるんですよ。希望をとり戻せるんですよ。奇跡を起こせるんですよ!」

「そう思うことに決めました、今、僕は」「すみませんね」

愛がそう言うと、やっと純が小さく笑った。「何よ、そっちばっかり、勝手に決めちゃってさ」

「泣いてください」。

愛の言葉に、え? という風に、純が愛を見る。

「あなたは誰よりも悲しんでるんだから」「泣いてください」、愛はそう言いました。

そこに、晴海(森下愛子)がやって来た。あの言葉を、純に向けます。「純、かわいそうねぇ。元気出しなさいよ~」「よく頑張ったね~」「我慢しないで、泣けばいいさ~」。

今、晴海は、時間の狭間を旅しています。今を生きながら、過去を生きたり、未来を生きたりする。そして今、未来と現在がつながりました。

「あんたは、悪くないさ~」と晴海は言う。「何にも悪くない」。

純は泣いた。やっと泣けた。

そして、愛も泣いた。



純と愛



純はこの先、何を選ぶだろうか?

そして愛は…




連続テレビ小説 純と愛 Part2 (NHKドラマ・ガイド)





[感想]


純だけじゃなく、みんなに居場所ができたのに。

その唯一の居場所が、失われてしまいました。


でも、それは、そこが唯一じゃないという意味かも。

それぞれの居場所に旅立つチケットを、得たという意味かも。


里やは無くなってしまったけど、みんなにはその先がある。

そのために、ちょっと悲しい卒業があったのかもしれません。


本当の居場所へ、それぞれが旅立つために。

そして、その後、また集えばいいと…。




第22週は、「そのままのじぶん」。

純が、ホテルで働くのをやめる?

愛が、実家に帰る?

え? 多恵子が可愛くなった?




希望のつくり方 (岩波新書)






<キャスト>

○ 待田純(夏菜):旧姓、狩野。ホテルを魔法の国にすべく頑張っていましたが…。
○ 待田愛(風間俊介):人の本性が見えるがゆえに、純と会うまで悩んでいた。

○ 狩野善行(武田鉄矢):父親。【俺を愛せ】ついに純と愛を認めた。
○ 狩野晴海(森下愛子):母親、宮古を愛している。【もう疲れた】大阪に来て、認知症に。
○ 狩野正(速水もこみち):兄で長男、優柔不断。純に長男をゆずった。マッサージの才能あり。
○ 狩野剛(渡部秀):弟で次男。【褒めてほしい子】誠が好き。母親思い。
○ マリヤ(高橋メアリージュン):正の嫁。勇気の母。

○ 真栄田弘治(平良進):おじい。
○ 幼い頃の純(安養寺可蓮):かわいい。

○ 待田誠(岡本玲):愛の妹。人が臭うのでマスク着用。
○ 待田謙治(堀内正美):愛と誠の父親、弁護士。人と話すと耳鳴りがする。多恵子と別れた。
○ 待田多恵子(若村麻由美):チョー怖い母親、やり手弁護士。


○ 上原サト(余貴美子):里やの主人。人望あり。人と人の間に立つ癖がある。ドラマばかり見ている。【ボス】
○ 藍田忍(田中要次):板前だけど料理下手。顔が濃い。【セニョール】
○ 天草蘭(映美くらら):影のある美人。【セクシー】ヘアメークの才能あり。
○ 宮里羽純(朝倉あき):サトの遠い親戚。カウンターでジュースばかり飲んでいる。【チュルチュル】歌の才能あり。
○ 天草士郎(岡田篤哉):蘭の息子。メモで会話することが多い。

○ 金城志道(石倉三郎):里やの常連。オネエ言葉を使う。【師匠】

○ 水田寛治(水橋研二):
○ 火野美矢(菜葉菜):

○ 久世秋代(朝加真由美):里やの常連客。笑わせてみろと、純に課題を出している。




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「セニョールとサト、水田と火野/純と愛(21-1) 第117話~119話」

  • 2013/02/20(水) 09:45:48


リニューアルした里やは、大繁盛。

今度は縁結びだと、純は張り切る。

水田と火野の恋の行方は?

セニョールの想いは届くか?

恋の大作戦が始ります。



NHK総合の朝ドラ

連続テレビ小説「純と愛」。

第21週の感想。


<えんむすび>


月曜から水曜までの、前編です。




純と愛 完全版 DVD-BOX1





あらすじ


(月曜)2月18日

五感を満たすサービスが話題となり、里やは大繁盛。ついに、TVレポーター(国木田かっぱ)まで取材にやって来た。みんなガチガチになりながらも、取材は進みます。と、純(夏菜)がまた、ひらめいた。

それは、「こい」。魚の鯉ではなく、ラブ、つまり、恋です。お客さんの中に、意識し合っている男女がいる。そんな人たちが気軽に話せるようなチャンスを作り、カップルになるお手伝いをするのはどうか。

キャッチフーズは、<里やに来れば、あなたの「と」の人に出会えるかもしれません>。うまくいったら、結婚式を里やで挙げることもできる。純の夢はふくらみます。

同じものを食べたり、同じ童話を読んだりと、ふたりは意識しているように見えます。既婚かどうかを確かめた方がいいと愛(風間俊介)にアドバイスされ、純は話しかけてみることにした。

男性客の方は、水田寛治(水橋研二)さん。結婚はしてないようですが、僕みたいな男と結婚してくれる人なんかいませんよと話した。純が訳を聞こうとすると、部屋に帰ってしまった。訳ありなのか? 女性の方は、火野美矢(菜葉菜)さん。水田のことが気になっているようです。

まずは話すきっかけを作ろうということで、純の作戦が始まりました。

<作戦(1) 恋のハンカチ落とし作戦> 火野がわざとハンカチを落とし、それを水田に拾ってもらう。それをきっかけとして、話す機会を得ようという作戦です。

でも、師匠(石倉三郎)がハンカチを拾ってしまい、この作戦は失敗。

<作戦(2) 恋の相合傘作戦> 一番風呂を勧め、一本の傘でふたりに銭湯へ行ってもらう。

これも失敗。サト(余貴美子)が出て来て、傘を貸してしまいました。

<作戦(3) 恋の相席大作戦> 他は予約で一杯だからと、相席を頼んでみる。他の席には、師匠と組合の仲間たちが座ります。

おっ、成功か? 無事ふたりは、隣に座ることができました。でも、みんなに見つめられたからか、何も話さないうちに、水田は部屋に帰ってしまいました。

水田は、正(速水もこみち)のマッサージを受けています。そこで純はフリップで指示し、正に聞いてもらった。相席のお客さんを、どう思いますか? ところが、水田は、僕なんかと…と言うばかり。

彼の家は豆腐屋で、朝は早いし、仕事はつらいし、生活も楽じゃない。しかも、それだけじゃないと、何か理由がありそうです。純は思い切って訳を聞いてみましたが、教えてくれない。

厨房に集まって、どうしてなんだろうと、みんなで話しあいます。酒癖が悪いのか? まさか、変態? あるいは、CIAのスパイ? いや、実は女なのかもしれない。サトの想像がふくらみます。さすが、シナリオライター志望。

そうしていると、火野がチェックアウトすると言い出した。あきらめようとする火野を、純は励まします。自分も今でこそ幸せだけど、愛くんと出会うまでは平坦な道じゃなかった。

水野の言葉などを、総動員だ。

世の中には、不完全な男と不完全な女しかいない。私の愛があなたを作り、あなたの愛が私を作る。女が諦めたら、世界は終わってしまう。

と、そこに、水田が現れた。予定を早めて、チェックアウトするという。火野は思い切って、告白しました。「行かないでください。あなたとお話したいんです」。すると水田は、「僕もです」と返した。「あなたとお話がしたいです」。

純は、里やを魔法の国にできそうな手ごたえを感じました。



(火曜)2月19日

水田と火野は、意気投合したみたい。と、そんな様子を、セニョール(田中要次)が、うらやましそうに見ていた。純と愛はセニョールに、サトに想いを伝えるよう、せっつきました。

セニョールがサトに、おにぎりを持っていくことになった。何て話していいか分からないというセニョールに、愛がアドバイスします。会話の最後を、質問にすればいい。そうすれば、会話は続くと。

さっそく試してみるセニョールですが、秘密と言われたり、逆に質問されたりと、うまくいきません。

一つだけ質問に答えてあげると言われたセニョールは、思い切って聞いてみました。「自分のことを、何でここに置いてくれてるんですか? たいして料理もうまくないのに」。

すると、サトは答えた。「しょうがないだろ、うちの旦那に言われたんだから。俺が死んでも、この三線とあんただけは手放すなって」「忍はどんなことがあっても裏切る人間じゃないから、そばに置いときゃ、必ずおまえを守ってくれるからって」。

けっこうドラマチックだろう~? と、サトは笑った。それ以来、セニョールは機嫌よさそうです。包丁が刻むリズムも、ウキウキしている。

常連客の久世(朝加真由美)は、独りでお酒を飲む日々。水田と火野を見ても、うまくいくわけないと冷淡に言う。どっちも独りでいるのが嫌なだけだと言った。「と」で結びつく人がいないか聞いてみても、いるわけないと返すだけです。

こうなったら水田と火野には絶対に幸せになってもらいたいと、純は大ハリキリ。でも、愛から、あまり深入りしない方がと、やんわりと注意された。本性が見えるわけではありませんが、何となくそんな気がするらしい。

晴海(森下愛子)の症状は、進んできているようです。善行はどこに行ったのかと口にする。純が話を変えようとすること、こんなことを言いました。「純、かわいそうね~。元気出しなさいよ」「よく頑張ったねえ。我慢しないで、泣けばいいさ」。

純には、その意味が分かりません。

多恵子(若村麻由美)が里やに来た。仕事に疲れたから、マッサージを受けに来たのです。すっかり里やがお気に入りのようですね。多恵子も、晴海のことを心配しているようです。そして、愛のことを気にかけている。厨房で張り切る愛を見て、目を細めました。

水田がチェックアウトする日が来たのですが、火野に連絡先を教えてくれないのだという。それを純に相談した火野は、タバコを手にしていました。さっき水田に、タバコは嫌いだと言っていたのに…。

純の勧めで、火野はセクシー(映美くらら)にメイクしてもらった。メガネも外して華麗に変身、水田に告白します。「私とお付き合いしてもらえませんか?」。

でも、水田は、「ごめんなさい」と言って帰ってしまうのでした。



(水曜)2月20日

水田は、父親を介護していたのです。もし、火野と付き合ったら、ずっと一緒にいたくなるに決まってる。でも、つらい豆腐屋の仕事や父親の介護を手伝えとは、とても言えない。これが結婚できない理由でした。

でも、「私は構いません」と、火野は言った。「あなたが愛してくれるなら、そばにいます」。

それからはトントン拍子に話が進んで、里やで結婚式を挙げることになりました。牧師役は、謙治(堀内正美)が務める。新郎新婦のスタンバイは、純とセクシーが担当。飾りつけは、正とマリヤ(高橋メアリージュン)、誠(岡本玲)に任せる。

食事はもちろん、愛とセニョールが担当。式を盛り上げる音楽は、チュルチュル(朝倉あき)が考える。師匠の踊りだってつきますよ。そしてサトは、ふたりの紹介ビデオを撮影するのでした。

これでまた里やのみんなが一致団結。水田と火野には感謝されるしで、純は絶好調です。

でも、そんな中、久世が気になることを言った。「ねえ、男と女がうまくいく鉄則って、知ってる? 過去を語らないし、尋ねないこと」。そういえば、火野は経歴について、言い淀んでいたところがあった。何か隠しているんだろうかと、純は気になりました。

愛は火野の心の声を聞いてみましょうかと切り出しましたが、純は断りました。もう、そういうのに頼って愛くんに甘えるのはよくないなって思うからと。それに、また人の顔を見れなくなったら困る。

これでふたりは、いい雰囲気に。「目、つぶって下さい」と言って、愛は純の両肩に手を置いた。おっ、チューですか? と思われましたが、ノックもなしに剛(渡部秀)が駆け込んできて、オジャンに。この辺は、お約束か。

晴海がまた、お腹が空いたと言っているらしい。さっき食べたばっかりなのに。こういう時は否定しないで軽いものでも食べさせたらいいということで、愛が果物をむいてくれました。

と、また晴海が気になることを言いだした。「純、かわいそうね~。元気出しなさいよ~。よく頑張ったねえ。我慢しないで、泣けばいいさ」。何でこんなことを言うのかなと、純は不思議がります。

結婚式当日になりました。

準備しながら、剛は誠に言った。俺の「と」の人にならない? でも、断られました。他に誰かいる気がすると。今では「と」と書かれた色紙が、里やには飾られている。ここは、人と人を結びつける場所なのです。

チュルチュルはここで、自分は独りぼっちじゃないことを知った。セクシーと士郎(岡田篤哉)も、居場所を得ました。セニョールも残って本当によかったと思う。

新郎新婦を撮影するために、純がカメラを借りてきました。ちょうどいいということで、みんなで里やの前で、記念撮影をすることになった。笑顔で集う、「と」の人たち。幸せな瞬間でした。

が、またまた思わぬ事態が。火野が、「やっぱり結婚できません」と言い出したのです。

やっぱり、何かあるのか?




連続テレビ小説 純と愛 Part2 (NHKドラマ・ガイド)





[感想]


順風満帆な、純と里や。

でも、晴海の言うことが気になります。

単なる偶然か、それとも何かの予感なのだろうか。


好事魔多しと言うし、光のそばには影ができる。

ドラマだと、尚更ですね。

記念撮影なんかしたら、もう。


みんなの居場所になった、里や。

そこに待つ運命とは?



木曜からの後編に続く…。




コクリコ坂から 横浜特別版 (オリジナル 縁結びお守り付) [DVD]






<キャスト>

○ 待田純(夏菜):旧姓、狩野。ホテルを魔法の国にすべく頑張っていましたが…。
○ 待田愛(風間俊介):人の本性が見えるがゆえに、純と会うまで悩んでいた。

○ 狩野善行(武田鉄矢):父親。【俺を愛せ】ついに純と愛を認めた。
○ 狩野晴海(森下愛子):母親、宮古を愛している。【もう疲れた】大阪に来て、認知症に。
○ 狩野正(速水もこみち):兄で長男、優柔不断。純に長男をゆずった。マッサージの才能あり。
○ 狩野剛(渡部秀):弟で次男。【褒めてほしい子】誠が好き。母親思い。
○ マリヤ(高橋メアリージュン):正の嫁。勇気の母。

○ 真栄田弘治(平良進):おじい。
○ 幼い頃の純(安養寺可蓮):かわいい。

○ 待田誠(岡本玲):愛の妹。人が臭うのでマスク着用。
○ 待田謙治(堀内正美):愛と誠の父親、弁護士。人と話すと耳鳴りがする。多恵子と別れた。
○ 待田多恵子(若村麻由美):チョー怖い母親、やり手弁護士。


○ 上原サト(余貴美子):里やの主人。人望あり。人と人の間に立つ癖がある。ドラマばかり見ている。【ボス】
○ 藍田忍(田中要次):板前だけど料理下手。顔が濃い。【セニョール】
○ 天草蘭(映美くらら):影のある美人。【セクシー】ヘアメークの才能あり。
○ 宮里羽純(朝倉あき):サトの遠い親戚。カウンターでジュースばかり飲んでいる。【チュルチュル】歌の才能あり。
○ 天草士郎(岡田篤哉):蘭の息子。メモで会話することが多い。

○ 金城志道(石倉三郎):里やの常連。オネエ言葉を使う。【師匠】

○ 水田寛治(水橋研二):
○ 火野美矢(菜葉菜):

○ 久世(朝加真由美):里やの常連客。笑わせてみろと、純に課題を出している。




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「新生里やリニューアルオープンと希望の光/純と愛(20-2) 第114話~116話」

  • 2013/02/16(土) 11:52:49


里やは本当に、廃業してしまうのだろうか?

発掘されたチュルチュルの才能とは?

多恵子が抱えていた秘密。



「ここにいる人は、みな家族だ」

「私たちはもともと、魔法使いだったのかもしれないね」



NHK総合の朝ドラ

連続テレビ小説「純と愛」。

第20週の感想。


<まほうのことば>


木曜から土曜までの、後編です。




純と愛 完全版 DVD-BOX1





あらすじ


(木曜)2月14日

業者さんにイスやテーブルを処分され、里やはさみしいあり様に。何だか、おじいのホテルが思い出されます。里やも、ああなってしまうのでしょうか?

セクシー(映美くらら)は顔を隠すのをやめ、チュルチュル(朝倉あき)は話すようになり、セニョール(田中要次)も愛(風間俊介)のもとでやる気になってきた。

みんな再出発しようかという時に、まさかの展開。サト(余貴美子)はもう、やり直す気がないのでしょうか?

説得を試みようとした純(夏菜)でしたが、サトに言われた。「忘れたの? 私にもう二度としゃべるなって言ったの」。ああ、こりゃ、本気だ。

セクシーはあきらめ、出て行こうとする。チュルチュルも、同じ。セニョールも、サトの命令に従うようです。これでもう、みんなとお別れなんだろうか?

里やを去ろうとするみんなを、純は引き止めました。と、師匠(石倉三郎)が泣きながらやって来た。もう大泣きです。

里やがなくなるので泣いているのかと思ったらそうではなくて、大好きな男に手づくりチョコレートを渡したら、気持ち悪いとフラれたのでした。(その日の行事や出来事を織り込む朝ドラ、純と愛)

さらには、正(速水もこみち)までやって来た。何と、ホテルをクビになったらしい。女性客(湖条千秋)にマッサージしていたら、気持ちいいからと部屋に呼ばれた。そこでマッサージをしていたら、旦那さんに誤解され、騒動に。しかもその人は、ホテルの社長だったから、さあたいへん。正は殴られた挙句、クビになってしまいました。

そこに、愛と晴海(森下愛子)までやって来た。こちらはバレンタインデーのケーキを焼いて来たとのこと。これがいいきっかけになって、ともかく、みんなで戻ることにしました。

がらんどうになっている里やを見て、晴海は驚いた。すると、お酒(水?)を手にした多恵子(若村麻由美)が説明してくれました。もうすぐ、このホテルに見えないホテルはなくなる。でも、晴海は多恵子が誰か分かりません。

これは認知症のためか? それとも、イメチェンしたためか? 愛も多恵子を見て、驚いた顔をしているし。

多恵子は晴海に、セクシーにカットしてもらうことを勧めた。でも、もう、イスも何もありません。すると晴海は、剛(渡部秀)に電話したらどうかと言った。剛は今、リサイクルショップで働いているのです。要らない家具が山ほどあると話していたらしい。

さっそく純が電話してみましたが、剛は断った。すると、誠(岡本玲)が電話を奪って言いました。「別にええで、ツヨキチ。あたしのチョコはいらへんのやな」。これで剛は飛んで来ました。デザインはバラバラですが、ソファやテーブルが運ばれます。

多恵子の肩が凝ってそうなので、純は正のマッサージを勧めた。うん! あ~! と叫んだ多恵子でしたが、どうも気持ちいいらしい。接客態度もすごくやわらかで、悪くありません。

これでまた純は、ピンときた。これは、天職なんじゃないか。いっそ、里やのマッサージ師になったらどうか。愛の料理に、セクシーのヘアメイク。さらには、正のマッサージ。これは、ホテルの売りになります。

何だか希望が出てきました。愛のお弁当を食べて、みんなの元気も出てきた。

と、急に、チュルチュルが立ち上がりました。サトがこもっている奥の部屋のドアを叩きます。「ちょっと、おばさん、出て来てよ!」「私、ホントにここで働きたい。頑張って、どんなことでもするから!」。

うるさいね! とサトが出てくると、なぜか純が前に出て歌い出しました。「ちょっとちょっと待ってよ、女将さん♪」と、もしもしカメよカメさんよ♪ のリズムで言います。「いったい、どこに、行くのです♪」。どうも、話しかけるなと言われた対策らしい。

サトがトイレに行こうとすると、今度はセニョールが立ちふさがった。ついに告白するのか? 「私は…好きなんです! サト…里やが!」。ああ、そっちか。お客さんが残さない料理を作るように頑張るからと、頭を下げる。

セクシーも言った。最初来た時はなんて汚い店だと思ったけど、今では里やが好きなんです! ここでもう一度、頑張ってみたいんです!

ここは孤独な人間のオアシスだと、師匠は言う。ここに来たら、ああ独りじゃないんだって、そう思える。チュルチュルも、考え直すように頼みました。愛も、正も、晴海も頼んだ。

ドラマチックだね、とサトは感情なく言った。「っていくか、バカだね、アンタたち!」。他の所に行った方が、もっと幸せになれるのに。そう話すと、泣き出しました。

「分かったよ!」と、サトもついに決心。もうひと踏ん張りして、お金を貸してくれそうな人を探してみる。ただし、条件があります。これからは女将さんではなく、ボスと呼ぶこと。そうでないと、やる気が出ない。

こうして、里やの廃業騒動は、ひとまず収まりました。

我慢が限界のサトは、急いでトイレへ。

ちゃんちゃん♪



(金曜)2月15日

女将さん改め、ボスが考え直したことで、里やのリニューアルオープンが決まった。サトは金策に走り、その間に、みんなで、再建案を練り上げます。

新生 里やには、3つの売りができた。1つは、愛の奇跡のメニュー。それから、セクシーの華麗に変身ヘアメイク。さらには、正のゴッドハンド・マッサージ。純は、もっと他にも考えられないかと、意見を募ります。

と、そこに、マリヤ(高橋メアリージュン)が訪ねてきた。マリヤは、ここがダメだと指摘。ホテルのロビー兼食堂になっている1階部分を、リニューアルさせました。前はひと昔前の大衆食堂みたいでしたが、これでちょっとはオシャレになった。

三人寄れば文殊の知恵と言いますが、みんなで才能やアイデアを出し合い、だんだんと里やが変わっていく気がする。

仕事をする気になれない多恵子は、誠と共に、まだ里やに滞在中。何だか落ち着くと、新しいロビーを気に入った様子です。注文の多い客ですが、今のところ唯一のお客様。つまり、判断基準だ。

またも、純はひらめいた。ホテルとして考えるから、いけないんだ。ここにふらっと遊びに来たくなるような、そんなお店にしたらいい。食べたくなったら食べて、飲みたくなったら飲む。ヘアメークだって、マッサージだってある。そして、時間を忘れて楽しむお客さんに、宿泊を勧めれば。

キャッチフレーズは、<ここにいる人は、みな家族だ>。

そうしているうちに、みんないろいろとアイデアを出してくれた。でもなぜか、チュルチュルだけ、どこか沈んでいます。どうも、自分だけ できることがないと、気にしているらしい。

ずいぶん よくなってきた里やですが、どこかまだ、何かが足りない気がする。そこで純は、チュルチュルと共に、何が足りないのか考えてみました。そしてやがて、チュルチュルが気づいた。「聴覚!」。五感の内、聴覚だけ、売りがないのです。

聴覚 → 音楽 → ジュークボックス。でも、ジュークボックスは、40万円もする。ああ、これも無理か。

そんな中、意外な才能が発掘されました。チュルチュルは友達がおらず一人カラオケで片っ端から歌をうたっていたため、歌のレパートリーがとてつもなく広いのです。これなら、お客さんのリクエストに、何でも応えられそう。

「ひな祭り」から、ヘドバとダビデの「ナオミの夢」、「朧月夜」まで、何でも こいだ。

多恵子がリクエストした朧月夜は、愛の弟の純が、中学校の合唱コンクールで歌うはずの曲でした。多恵子を喜ばせるために一生懸命練習したらしいのですが、結局 具合が悪くなって、出られなかったらしい。思い出の曲に、鬼の多恵子も しんみり。涙が浮かびます。

こうしてチュルチュルは、自分にしかできないことを発見。お客さんのリクエストに応え、思い出の曲を歌う。キャッチフレーズは、人間ジュークボックスだ。しかも、こっちは、元手無料。

これで、五感全部がそろいました。視覚は模様替えで、聴覚は歌で、嗅覚はお香で、味覚は料理で、触覚はマッサージで、それぞれ満たされた。

ついでに第六感も満たしちゃう? 愛くんの本性占いで! なんて話まで出ましたが、最近では、よほどのことがない限り見えないのだという。それはたぶん、幸せだから…。

みんなで盛り上がっていると、サトが帰って来た。人相が悪い男(土田英生)たちを連れています。

どうやら彼らは借金取りで、返済は待ってくれないようです。

ピ~ンチ!



(土曜)2月16日

借金取りは、里やの明け渡しを要求。1ヵ月だけでも待ってくれるように純らは頼みますが、聞き入れられません。里やはやはり、廃業するしかないのか?

と、その時、多恵子が動いた。相手方の不備を指摘し、ついには追い返してしまいました。待田法律事務所は以前、この業者の不法占拠や強制退去を とっちめたことがあるのです。

さらに多恵子は、里やの借金まで肩代わりしてくれた。ここが無くなると困るからと。そして、純に約束させます。1ヵ月で予約を一杯にすること。「もし、できなかったら、ブタ箱にぶち込んでやる!」と、強烈なエールを送ります。

帰り際、多恵子は愛に聞きました。ほとんど見えなくなったのは、本当? すると、愛が答えた。「純さんと出会って、いろいろな人と触れ合って、それで里やに来たら、人の幸せそうな顔を見るのが楽しくなってきました」。

「じゃあ、私も、よくなるかしらね? いつか…」と、多恵子は言う。実は、彼女も苦しんでいたのです。謙治のように耳鳴りはするし、誠のように人が臭くてたまらなかった。それでもずっと、平気なフリをしていました。そんなもんに負けるもんかと。

「でも、私もすこ~し、楽になった気がするわ。ここに来て」。そう言って、里やを見上げます。古ぼけた とてもホテルには見えないホテルですが、ここは多恵子にとっても、かけがえのないものになりました。くつろげる空間を、やっと多恵子は得たのです。

誠によると、多恵子は純たちを心配して、里やに来てくれたらしい。善行が亡くなって、元気をなくしてるんじゃないかと。

さあ、約束を果たさねばなりません。まずは、ホームページを作成。動画で純があいさつします。24時間コンシェルジュとして、館内とサービスを紹介。

生まれ変わったリビングルームは、自宅にいるような くつろぎ空間を提供。2階には、2段ベッドを並べたドミトリータイプ(相部屋)の客室もあります。ちょっと狭いけど、キャンプや修学旅行の感覚が楽しめる。

国家試験を持つイケメン正のゴッドハンドマッサージもありますよ。コインランドリーのスペースでは、セクシーさんの華麗に変身ヘアメイクが体験できます。レストランでは、待田愛の奇跡のメニューが堪能できる。

思い出の曲を再現してくれるのは、人間ジュークボックスことチュルチュルちゃん。待田謙治(堀内正美)の法律相談、待田誠の におい占いもあるでよ。

このホームページがネットで反響を呼び、一月もたつと、里やはお客さんでいっぱいになった。里やが笑顔で、あふれかえる。

純は思った。

<ねえ、お父ちゃん。私たちはもともと、魔法使いだったのかもしれないね。だって、赤ん坊の時、自分を見てるだけで みんな笑ってくれてたんだし>

<だから、私は信じたい。自分の中には、まだたくさんの人を幸せにする魔法の力があることを>。



純と愛



深夜、見せたい物があるからと、サトが純を呼んだ。奥にある秘密の部屋に、純を招き入れます。

壁いっぱいに本棚があって、ファイルで埋めつくされている。それはホテルに関する資料や、知り合った人たちの連絡先だった。サトの旦那さんが生前に、集めたものです。

それは純にとって、宝の山と同じでした。また、サトにとっては支えだった。ここがあったからどんな時でもやってこれたと、振り返ります。

「ここをあんたに譲りたいんだけど」と、サトは言った。純に渡すために 旦那もここを残したような気がしてきたと、話しました。



純は、目の前に、希望の光を感じ取った。

<お父ちゃん、おじい。もうすぐ本当に魔法の国ができる気がしてきたよ、私>




連続テレビ小説 純と愛 Part2 (NHKドラマ・ガイド)






[感想]


絶望しかけた人を引き受けてきたサトですが、今度がサトがあきらめる側に。

受け止めてきた人が、倒れそうになった?

でも、見方を変えると、里を受け止められそうな人が、やっと出て来たってことかも。


本性が見えなくなってきたという愛。

この能力も、もうすぐお役御免なのだろうか。

人が変わることで、必要なくなる。


それぞれドン詰まりだったみんなですが、どんどん詰まりが解消されていきます。

泣いて、悩んで、苦しんで。

それでも少しずつ変わってきて。

やっと、光が見えてきました。


そしてそんな光景を見て、多恵子も希望を感じ取る。

今までは負けまいと戦ってきましたが、やっとちょっとは休めそう。


みんな、みんな、少しずつ変わってゆきます。




第21週は、「えんむすび」。

誰が誰と、結婚するんだ?

そして、里やが…



絶望の隣は希望です!





<キャスト>

○ 待田純(夏菜):旧姓、狩野。ホテルを魔法の国にすべく頑張っていましたが…。
○ 待田愛(風間俊介):人の本性が見えるがゆえに、純と会うまで悩んでいた。

○ 狩野善行(武田鉄矢):父親。【俺を愛せ】ついに純と愛を認めた。
○ 狩野晴海(森下愛子):母親、宮古を愛している。【もう疲れた】大阪に来て、認知症に。
○ 狩野正(速水もこみち):兄で長男、優柔不断。純に長男をゆずった。マッサージの才能あり。
○ 狩野剛(渡部秀):弟で次男。【褒めてほしい子】誠が好き。母親思い。
○ マリヤ(高橋メアリージュン):正の嫁。勇気の母。

○ 真栄田弘治(平良進):おじい。
○ 幼い頃の純(安養寺可蓮):かわいい。

○ 待田誠(岡本玲):愛の妹。人が臭うのでマスク着用。
○ 待田謙治(堀内正美):愛と誠の父親、弁護士。人と話すと耳鳴りがする。多恵子と別れた。
○ 待田多恵子(若村麻由美):チョー怖い母親、やり手弁護士。


○ 上原サト(余貴美子):里やの主人。人望あり。人と人の間に立つ癖がある。ドラマばかり見ている。【ボス】
○ 藍田忍(田中要次):板前だけど料理下手。顔が濃い。【セニョール】
○ 天草蘭(映美くらら):影のある美人。【セクシー】ヘアメークの才能あり。
○ 宮里羽純(朝倉あき):サトの遠い親戚。カウンターでジュースばかり飲んでいる。【チュルチュル】歌の才能あり。
○ 天草士郎(岡田篤哉):蘭の息子。メモで会話することが多い。

○ 金城志道(石倉三郎):里やの常連。オネエ言葉を使う。【師匠】




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「チュルチュルのしゃべらない理由/純と愛(20-1) 第110話~113話」

  • 2013/02/13(水) 09:46:56


里やに廃業の危機が。

サトはシナリオライターに転身?

ついに羽純がしゃべるか?



「言葉は魔法の源で、人を癒したり救ったりする力があるんだよ~」



NHK総合の朝ドラ

連続テレビ小説「純と愛」。

第20週の感想。


<まほうのことば>


月曜から水曜までの、前編です。




純と愛 完全版 DVD-BOX1





あらすじ


(月曜)2月11日

純(夏菜)は正(速水もこみち)から、長男に指名された。これからは一家の長として、家族の問題を決めるんだと託されました。そこでさっそく、晴海(森下愛子)と剛(渡部秀)に、山田さんが引っ越した隣の部屋に住んでもらうことに決めた。

ここなら何かあったら、すぐに愛(風間俊介)が駆けつけられます。足りないところは、ヘルパーさんに助けてもらうつもり。

剛は、生まれてはじめてネクタイを締めて、就活中。心を入れ替えたということらしい。正もホストを辞め、サト(余貴美子)に紹介してもらったビジネスホテルに勤めることになった。これでマリヤ(高橋メアリージュン)も、やきもちを焼かなくてすみます。

狩野家の再出発だ。

ですが、里やでは、大問題が発生していました。いきなりサトが、「ここを、たたむことにしたから」と言い出したのです。しかも、今週いっぱいでの廃業。寝耳に水の従業員たちは、口をポカンと開けるしかありませんでした。

理由は、お金の問題。採算度外視でやってきたため、借金で首が回らなくなったのです。建物も担保になっているため、来週までに出ないといけません。

サトはみんなの再就職先を、すでに用意している。純にはホテル、セクシー(映美くらら)には美容院、セニョール(田中要次)にはレストランを紹介。チュルチュル(朝倉あき)には、沖縄に帰るように言った。親が心配しているだろうからと。

が、チュルチュルは一言、「拒否」と。甘えんのはいい加減にしな! とサトに叱られると、立ち上がって、「私は…」と、何か言おうとした。

おっ、ついにチュルチュルがしゃべるのか?

と思われましたが、主語を言っただけで、外に飛び出してしまいました。彼女は、どんな事情を抱えているのだろう? どうして、二文字しかしゃべらないのだろう?

そこに常連客の久世(朝加真由美)が来ました。ちょうどいいということで、サトは他の常連客と共に、新しいホテルを紹介しに出かけた。どうやら、本当に廃業する気らしい。サクサク進めていきます。

<今週で営業を終了させて頂きます>、そんな貼り紙まで出された。それを見て、師匠(石倉三郎)もビックリ。心の拠り所なのにと、嘆いた。

セクシーは、できれば辞めたくないという。ここなら、働きながら、士郎(岡田篤哉)の傍にいられる。セニョールは、女将さんに従うだけだと下を向きます。

すると、師匠が言った。このホテルがなくなったら、あのオバサンには会えないのよ。あんた、好きなんでしょ? これには、純たちもビックリ。いつの間にか戻っていたチュルチュルも、「意外」と言った。

純は、チュルチュルの事情について聞いてみました。相談にのるから、話してほしいと。「私は…」、話しかけたチュルチュルですが、また走ってどこかに行ってしまった。話せない魔法にでも、かかっているのか?

里やを続けてもらうには、再建案が必要です。困った時はこの人ということで、愛に協力してもらうことになりました。従業員にも集まってもらって、会議を開催します。

まずは、問題点の整理から。愛は、「この件に関しては、純さんから発表してもらいたいと思います」と振りました。というのも、言いにくいことだから。

問題の第1点は、料理がイマイチだということ(セニョール、ガッカリ)。次に、ホテル自体が地味で、狭い(根本的な問題)。ホームページがないし、女将さんも宣伝する気がないので、新しい集客が見込めない(未来は暗い)。たとえ来たとしても、お客さんが喜ぶようなホテルの売りが、まったくない(どうしようもない)。

この現実に、みんな、絶望的な気分になってしまった。どよ~ん。

サトは、「もう、あきらめな」と言います。でも、純は、あきらめたくない。どん底だった時に救われたことが、忘れられません。ここに来たお客さんも、同じように、勇気とか安らぎを、いっぱいもらえるんじゃないか? そう思う。

でも、サトの意思は固いようでした。奥の部屋に、ひっこんでしまいます。気になる秘密の部屋。

困った時に頼れる人といえば、もうひとりいます。やり手弁護士、待田多恵子(若村麻由美)。でも、協力してくれるだろうか? ともかく電話しようとした時、その多恵子が、誠(岡本玲)と共に、里やにやって来た。

でも、何だかとても、けだるそう。疲れてるのか?



(火曜)2月12日

どうも、誠が多恵子を、引っ張って来たらしい。でも、多恵子は、そうとう嫌がっています。見ているだけで不愉快だと、純に悪態をつく。丸くなったのかと思ったら、この辺は変わらないのかな。

ともかく、里やの問題を、相談してみることに。サトに、借用書と帳簿を出してもらいます。かなり不機嫌そうですが、多恵子は見ようとしてくれました。

でも、答えは「分からないわ」。ちょっと寝かせてと言って、客室へ行ってしまった。

誠によると、最近の多恵子は、こんな調子らしい。仕事のやる気はないし、裁判も連戦連敗。法律事務所をたたもうかという話まで出た。里やに来たら ちょっとは元気になるかなと思って、誠は連れて来たのです。セクシーの騒動で来た時、久しぶりにぐっすり眠れたと言っていたから。

頼りの多恵子は、こんな調子。もう、あきらめるしかないのだろうか?

頭を抱えていると、多恵子が下りてきた。でも、足元はおぼつかず、フラフラです。お腹が空いたから何か作ってと、席につく。沖縄料理はNGで、ペスカトーレを注文。でも、セニョールには無理です。そこで、愛が作ることになりました。

プロ顔負けの手際の良さで、愛はペスカトーレ(魚介たっぷりのスパゲティ)を作った。食べた多恵子の評価は、「ま…食べられるんじゃない」。直訳すると、すごくおいしいです。食べだすと止まらないレベル。

愛は、みんなにも料理を振る舞うことにした。師匠には、ゴーヤチャンプル。誠は、麻婆豆腐。士郎はメモで、ハンバーグをご所望。セクシーはグラタン、チュルチュルはオムライス、純はクリームシチューです。セニョールは、ニース風サラダを頼んだ。

愛はそれぞれの料理を、「喜んで」と引き受けました。

セニョールも厨房で、愛のお手伝いをする。今や、愛が師匠で、セニョールが弟子みたい。でも、これがなぜか、しっくりきている。愛の指示に、セニョールは一生懸命、ついていきます。何だか、微笑ましい光景。

大テーブルに料理を並べ、みんなでいただきます。廃業問題もあって沈んでいたみんなですが、自然と笑顔になった。セニョールは愛を師匠と呼び、お願いしました。自分の作った料理を、こんな顔して食べてもらったことは一度もない。なので、これからも、いろいろと教えてくれませんか? と。

これに、みんなも賛成。

やがて、サトも出てきた。サトは愛に、ヴィナーシュニッツェルを注文。何だ? と思いましたが、愛は知っていて、作ってくれました。これは、オーストリアのカツレツらしい。

純は、ひらめきました。

これからは愛に料理を作ってもらって、それをホテルの売りにすればいい。世界のどんな料理でも作ってくれる奇跡のメニューだと宣伝すれば、お客さんがたくさん来るのではないか。

みんなでお願いしましたが、サトはうなずかない。「ごめんね、悪いけど、私、脚本家になるって決めたの」とか言い出した。日本のドラマ界の未来のため、ということらしい。コンクールに出す書きかけのシナリオがあるからと、奥に引っ込んでしまいました。

女将さん、マジっすか?



(水曜)2月13日

いきなりの宣言に、みんなポカ~ン。これはもう、あきらめるしかない? と、そこに、チュルチュルの両親(井之上淳、久野麻子)がやって来た。一緒に帰ろうと言いますが、チュルチュルは「拒否!」と逃走。セクシーは美容室で働く決心をし、愛はヘルパーさんとの交代時間を間違えていたのに気づき帰宅してしまった。

もう、わややです。

純が家に帰ると、チュルチュルがいた。事情を話そうとするチュルチュルですが、「私は…」の先が出てきません。

と、そんなチュルチュルの手を取って、晴海がやさしく聞きました。名前は? → 羽純。 いくつね? → 19です。 「あなた、宮古の海みたいよ。透き通って、本当にきれいさ」。

ゆっくりとした晴海の対応にほだされてか、羽純は話しはじめました。

昔から、私が話すと、いいことなんて1つもなかった。小学生の時、友達ができるのがうれしくていろいろと教えてたら、結局いつも、あんたうるさいよと言われた。

中学校では、みんなに仲良くしようとか頑張ろうと言うと、きれいごと言うな! 偽善者! って、仲間外れにされた。高校の時には、友達がヘンな男の子と付き合ってるから忠告したら、彼氏を取る気かと絶交された。

それでも、大学の時には、やっと理解してくれる彼氏と出会えた。この人と一生居たいと駆け落ちしようとしたけど、いつまでたっても彼は来ない。やがてメールが届いて、そこには「君は重い」と書かれていた。

そんな時になぜか里やのおばさんのことを思い出して、気がついたら里やの前にいた。その時、羽純は誓ったのだという。「また私がしゃべって人が離れていくのが嫌だから、死ぬまで必要最低限のことしか言わんとこう」と。

それを聞いた純の顔がゆるみました。そして言った。「何だ、私たち、似てるよ」。私も自分が正しいと思うことを言って、周りの人を怒らせたり、迷惑かけたりしている。何もしゃべらない方がいいんじゃないかと思ったことも、一度や二度じゃない。

「でもね」と純は言います。「どんなにつらくても、自分の思ってることを正直に伝えることを、怖がっちゃいけないと思うの」「おじいが言ってたの。言葉は魔法の源で、人を癒したり救ったりする力があるんだよ~って」。

だから、羽純ちゃんも、私たちになら、いくらでも話していいから。純にそう言われ、晴海には、よくしゃべったね~、いい子だね~と抱きしめられ、羽純は泣いた。今まで溜め込んでいたものを、全部 吐き出しました。

翌朝の里や、セクシーが士郎を連れ、出て行こうとしている。すぐにも美容室で働くつもりです。純はチュルチュルに何か言うようにふりましたが、心の準備ができてないし、まだ無理。

と、そこに、多恵子が下りてきた。セクシーに、カットを頼みます。その出来栄えに、みんな感嘆の声をあげた。すごく若く見えるし、やさしくていい人に見えます。I(って、どういう意味だ?)

純は、ひらめいた。そして、サトに伝える。これは、里やの売りになる。愛の料理と、セクシーのヘアメイクで、女性客がワンサカワンサ ワンサカワンサ イエイ イエイ イエイイエイ! 名づけて「あなたも華麗に変身コース!」。

従業員らを巻き込んで芝居じみたアピールをしましたが、サトには響きませんでした。やがて業者さんが来て、テーブルやイスの処分まで始ります。

純はサトに訴えかけた。本当にこのままでいいんですか? 里やって名前は、亡くなった旦那さんが、女将さんの名前から付けたんですよね? 旦那さんの愛がいっぱい詰まってるんじゃないんですか、ここには?

「傷ついた」と、サトは言った。「あんたの言い方は、人を傷つけるのよね」「もう、しゃべんないでくれる? 私に」。

羽純も頑張って考え直すように訴えかけますが、サトは頑なです。いったい、何がサトを、こうさせているのだろう?




連続テレビ小説 純と愛 Part2 (NHKドラマ・ガイド)






[感想]


チュルチュルがしゃべらない理由は、話すことで人が離れたり、それで自分が傷ついたからでした。

だからもう、必要最低限のことしか話さないと決めた。

それがあの、漢字二文字ルールだったのです。


でも、今になって、やっと気づいた。

たくさん話しても大丈夫な人たちもいる。



誰もがする、やりすぎての失敗。

でも、それは「もう、するな」ではなくて、

「やり方」を考えようとか、

「どのくらいがいいのか?」とか、

「相手は?」とか、

「いつ? どこで?」とか、

そういうことなのかもしれない。


なので、微調整で、けっこうよくなるのかも。

濃ければ、薄める。

薄ければ、足す。

まるで、調味料だ。



それはともかく、里やが危機です。

オオサキプラザホテルは外資に乗っ取られ、

おじいのホテルは瓦礫になった。


歴史は繰り返すのか?

それとも、ドラマチックな逆転劇はあるのか?


木曜からの後半に続く…。



「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意





<キャスト>

○ 待田純(夏菜):旧姓、狩野。ホテルを魔法の国にすべく頑張っていましたが…。
○ 待田愛(風間俊介):人の本性が見えるがゆえに、純と会うまで悩んでいた。

○ 狩野善行(武田鉄矢):父親。【俺を愛せ】ついに純と愛を認めた。
○ 狩野晴海(森下愛子):母親、宮古を愛している。【もう疲れた】大阪に来て、認知症に。
○ 狩野正(速水もこみち):兄で長男、優柔不断。純に長男をゆずった。
○ 狩野剛(渡部秀):弟で次男。【褒めてほしい子】誠が好き。母親思い。
○ マリヤ(高橋メアリージュン):正の嫁。勇気の母。

○ 真栄田弘治(平良進):おじい。
○ 幼い頃の純(安養寺可蓮):かわいい。

○ 待田誠(岡本玲):愛の妹。人が臭うのでマスク着用。
○ 待田謙治(堀内正美):愛と誠の父親、弁護士。人と話すと耳鳴りがする。多恵子と別れた。
○ 待田多恵子(若村麻由美):チョー怖い母親、やり手弁護士。


○ 上原サト(余貴美子):里やの主人。人望あり。人と人の間に立つ癖がある。ドラマばかり見ている。【ボス】
○ 藍田忍(田中要次):板前だけど料理下手。顔が濃い。【セニョール】
○ 天草蘭(映美くらら):影のある美人。【セクシー】DVの過去があった。
○ 宮里羽純(朝倉あき):サトの遠い親戚。カウンターでジュースばかり飲んでいる。【チュルチュル】二文字しかしゃべらなかった。
○ 天草士郎(岡田篤哉):蘭の息子。メモで会話することが多い。

○ 金城志道(石倉三郎):里やの常連。オネエ言葉を使う。【師匠】




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