「あまちゃん感想(17-3) 春子、東京に行く! 花巻さん、ジョージ・クルーニーを描く!」

  • 2013/07/27(土) 13:20:49


第17週「おら、悲しみがとまらねぇ」土曜日の感想。


姉さん、事件です。

アキが事務所をクビになりました。

そして春子は、忘れていた記憶を取り戻します。

春子の行動に、ビックリした!




<あらすじと感想>


(土曜)

事務所をクビになったことを、アキ(能年玲奈)は春子(小泉今日子)に告げた。「もう帰りたいと」と、泣きながら電話で訴えかけます。でも、春子の返事は、「駄目よ」でした。

この時、春子の脳裏には、平成元年(1989年)の記憶がよみがえっていました。それは欠けていた思い出。夢破れて東京を去る決心をし、上野駅に向かった時のこと。春子は電話ボックスに入った。ダイヤルしたのは、実家の電話番号です。

そろそろ帰ろうかと思うと告げた若き日の春子(有村架純)に、夏(宮本信子)は言ったのです。「なすて?」と。何を言っても、「なすて?」で返す。まるで どちて坊やだ。

それを思い出した現在の春子は、アキに言った。「駄目よ! まだ頑張りなさい」。するとアキが、「なすて?」と返した。ここで帰ってきたら後悔すると、春子は言います。アキがしなくても私がすると。

「今帰ってきたら、ママと一緒だよ」と、春子は話した。今帰って来ても、腫れ物扱いされる。雑に慰められて、陰で噂されて、ジロジロ見られて、やがてブティック今野の服に身を包み、弥生(渡辺えり)さんグループ入りだ。

「消したい過去を引きずって生きるって、しんどいんだよ! あんたそれでもいいの?」「アイドルになるんじゃなかったの?」

春子にきつくそう言われ、アキは電話を切り、部屋へ戻りました。


現在と過去が交錯します。春子はやっと、あの時の記憶をとり戻した。

あの時、夏さんはこう言ったんだ。

「アイドルさなるっでいうから、親子の縁、切ったんだぞ。娘でもねえ、アイドルでもねえ。おめえ、どこの誰だ?」「たかが5年で気が済むなら、最初から行ぐな」「一人じゃさみしいって? のぼせんな、バカこの!」「おめえなんぞ、とっくに、親でもなければ、子でもねえ」

そんなことを思い出してたら、梨明日でいつの間にか、琥珀を磨いていました。吉田(荒川良々)くんに「琥珀の春子さんですね」と言われ、大爆笑された。


アキにきついこと言った春子ですが、内心は心配で心配で仕方ありません。お風呂はどうしてるんだろう? ちゃんと食べているんだろうか?

いざとなったら帰ってくればいいと、大吉(杉本哲太)たちは言います。潮騒のメモリーズを復活して、海女カフェでバイトして、夏は海女として海に潜る。何の心配もない。

でも、「駄目よ、そんなの!」と、春子は言う。「あの子にそんなしみったれたこと、させたくないの」。あの子が帰ってくる時には、駅前には黒山の人だかりで、サイン会して、握手会して、コンサートは市民ホールで、ド~ンとやる。ド~~~~ン! だ。

ユイ(橋本愛)に店を任せ、春子は店を出た。何と、東京に行くつもりです。

夏にも挨拶をすませ、スッキリとして、東京へ旅立ちます。アキのサポートをして、自分が見れなかった景色を見せてあげたい。

スッキリできないのは、大吉です。まだ、プロポーズの返事をもらってない。両手を広げて、春子を遮った。電車を運休させてでも、行かせないつもりです。これに かつ枝(木野花)さんや美寿々(美保純)さんも加わり、もう大騒ぎ。

で、夏さんはといえば、いつの間にか、また海に出てた。モヤモヤがあると、海に出るのかな?


また、東京。アキは水口(松田龍平)と共に、無頼寿司へ。鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)に、付き人を辞めることを告げます。

と、そこに、春子が現れた。

じぇじぇじぇじぇじぇ!

影武者と本人が、遭遇?




来週、GMT5がデビュー?

アキは残れるのか?

春子と太巻の対決は?


第18週「おら、地元に帰ろう!?」に続く…




春子の部屋~あまちゃん 80's HITS~ビクター編



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<今週の宮藤官九郎 節>


メガネ会計ババアこと かつ枝さんは、海女カフェでラテアートをやってる。本気でバリスタになるつもりか?

イルカのラテアートが、かわいかった。

花巻(伊勢志摩)さんは、ジョージ・クルーニーを描くつもり?


あまちゃん ラテアート

あまちゃん ジョージ・クルーニー










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「あまちゃん感想(17-2) 太巻の潰す発言 アキはクビ? 生霊が出た!」

  • 2013/07/26(金) 11:40:01

第17週「おら、悲しみがとまらねぇ」木曜と金曜の感想。


姉さん、事件です。

ついに太巻の口から、真相が明かされました。

そしてアキは、クビを宣告された。

かばいたい水口ですが、呪いのカセットに戦慄します。

静御前と生霊まで出て、もう、わややです。



呪いのカセット




<あらすじと感想>


(木曜)

太巻(古田新太)と鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)は、昔 付き合っていた。そして、そのせいで、春子(有村架純)はデビューできず、正宗(森岡龍)と結婚することになり、自分が生まれた。そんな自分が今、太巻の事務所に所属し、鈴鹿の付き人をしている。

アキ(能年玲奈)は、何が何だか分からなくなりました。これでいいのか? とりあえず、うに丼を頬張ります。

4月、GMTは上野で、岩手物産展の手伝いをした。新曲は間に合わなかったけど、楽しかった。絣半纏(かすりはんてん)に身を包んだからでしょうか、アキは何だか懐かしい感じがしました。

物産展の合間に、アキはストーブさん(小池徹平)と、原宿に出かけました。目当ては、純喫茶アイドル。店は確かにありました。アキは、マスターの甲斐(松尾スズキ)に言ってみた。「あの、私、ここでバイトしていた天野春子の娘です」。

でも、反応がありません。忘れてしまったのかしら。それとも、帽子と一緒に、記憶まで取れてしまったのか。

注文を待つ間、アキとヒロシは話をした。

ヒロシはGMTの寮を、まるで漁協のようだと言った。実は、アキもそう思っていました。みんなが勝手にしゃべって、勝手に笑って、まるで海女クラブみたい。水口(松田龍平)さんは勉(塩見三省)さんみたいだし、いつの間にか、安部(片桐はいり)ちゃんも出入りするようになってる。

それをヒロシは、「アキちゃんがいるからだよ」と言う。「アキちゃんがいる場所は、他の場所と違って、ちょっと温度が高くて、明るいんだよ」。

アキは照れました。「おいおい、よせやい。まるで人を、ストーブみでえに」。

(「よせやい」を現実に使う人がいるとは驚いた。いや、まあ、ドラマだけど)

「場所じゃなくて人なんだよ、結局」と、ヒロシは思う。でもこれ、前に、春子(小泉今日子)に言われた言葉だ。田舎が嫌で飛び出したやつって、東京に行ってもダメだよね。逆に、田舎が好きな人って、東京に行ったら行ったで、案外、うまくやっていける。結局、場所じゃなくて、人なんじゃないかなって思う。そう春子は以前、話してくれたのです。

アキも、そう思った。「確かに、場所じゃねえ。自分をしっかり持ってれば、どこさいても、大丈夫なんだ。奈落だろうが、アメ女だろうが」。

そのアメ女という言葉に、甲斐が反応しました。甲斐はアイドルオタク歴40年。アメ女も、GMTのことも、知っています。甲斐は、アキの「じぇじぇ!」を聞いて、春子のことを想い出した。そしてあらためて、アキが春子の娘であることを知ります。

アキがGMTであることを知り、甲斐は感慨深げに言った。「春ちゃん、娘に夢を託したんだな~」。


ヒロシが北三陸に帰る日が来ました。アキが見送り、ヒロシは感謝の握手を。

帰ろうとするアキの背中に、ヒロシは言った。「みんな、応援してるから! しんどくなったら、帰ってこいよ!」「大吉さんが春子さんを待っていたように、オレもアキちゃん、待っでるから」。

アキはたまらなくなって、叫んでしまいました。「ストーブさん! おら、お母さんに会ったど!」「男の人と、一緒だった!」「ごめんな、黙ってて! ユイちゃん傷つけたくなかったんだ! だけど、もう限界だ!」「ごめん、ホントごめん! でも、たぶん、帰ってこねえぞ!」。

ヒロシは小さく微笑んで、言いました。「ありがとう! でも、聞かなかったことにするわ!」。


GMTのデモが届いた。


【地元に帰ろう】

地元に帰ろう 地元で会おう
あなたの故郷 私の地元
地元 地元 地元に帰ろう

好きです 先輩 覚えてますか
朝礼で倒れた私



最終的に、ミディアムテンポの素敵な曲に仕上がっています。

でも、アキがデビューすることはなかった。


有馬めぐ(足立梨花)がまた、写真週刊誌にすっぱ抜かれたのです。これで熱愛報道は、3度目になる。もう、がばい――いや、かばいきれません。太巻は、有馬を卒業させるつもりだ。

これで、GMTのレコーディングは中止。納得のいかない水口は、食い下がりました。有馬がGMTを脱退すれば済む話じゃないですか。とばっちりでチャンス潰されて、また奈落でレッスンですか? そう太巻に詰め寄ります。

そしてそこに、アキがやって来た。河島(マギー)が止めるのも聞かず、太巻に迫ります。「そうやって先延ばしにして、オラがママみたいにあきらめるの待ってんですか? 母のせいですか? 天野春子の娘だからですか? 私が」。

「あ?」と、めずらしく太巻も感情をあらわにします。そして、「そうだよ」と、返した。みんなが見ている前で。



(金曜)

太巻は、アキに言った。「そうだよ。うちにいる限り、君はデビューできない」。人払いをさせ、アキと水口と3人で、話し合いの場を持ちます。(ガラス越しに、GMTと河島が見てたけど)

まず、太巻は、真相をすべて話した。鈴鹿ひろ美のデビュー曲「潮騒のメモリー」を歌ったのは、天野春子。そしてこのことは、鈴鹿も知らない。その上で、「絶対に口外するなよ」と、釘を刺します。

「しゃべったら…」、そう言って太巻は、ごそごそ やりはじめました。身の危険を感じた水口は、ハンガーを手に、臨戦態勢。河島は、「何だ? 武田鉄矢か?」と。刑事物語ですね。

でも、太巻が取り出したのは、カセットテープでした。流れてきたメロディーは、潮騒のメロディー。それも、鈴鹿ひろ美のオリジナル・バージョン。

黒板に爪を立てたような呪いの歌声に、水口は悶絶寸前。水口は、絶対音感の持ち主なのです。音程が外れたものを聞くと、苦しくなる。それを逆手に取り、ウハハハハ! と笑いながら、太巻は魔王のように、水口を苦しめるのでした。もし、しゃべったら、またこれを聞かせるぞという意味か?

それにしても、太巻は今なら機械でどうにでもなると言ってたけど、さすがにこりゃ、無理だべ。

ガラス越しにそんな様子を見つめるGMTのメンバーは、あわてました。音が聞こえないので事情は分かりませんが、大変なことが起こってる。真奈(大野いと)は、「がばい! がばいよ~!」と大混乱。がばいの使い方を間違ってますが、ともかく、大変だ。

(「がばい」とは佐賀弁で、「非常に」という意味。例えば、「がばいすごか」で、「非常にすごい」となる)

潮騒のメモリーは、60万枚の大ヒット。現在の自分があるのは半分は天野春子のおかげだと、太巻は話します。もう半分は、鈴鹿ひろ美。そして、鈴鹿ひろ美伝説に傷をつけることはできないと言った。どんなに小さく、古い傷でも。

太巻はどうも、春子が娘を送り込んで来たと、勘違いしたようです。アキはすぐにそれを、否定した。ここには自分の意志で来たので、ママは無関係だと。

すると、太巻は言いました。「じゃあ、他所に行っても、できるよね?」「うちは無理だよ。うちにいる限り、俺が潰すから」「何度 這い上がって来ても、奈落におとすから」「ごめんね」。


アキがクビだということが、水口から、GMTのメンバーにも伝えられた。これからしばらくは、GMT4。随時メンバーを補充する予定です。でも、理由も教えてもらえないままそんなこと言われても、しおり(松岡茉優)たちは納得できません。喜屋武(蔵下穂波)ちゃんは、アキが辞めるなら自分も辞めるとまで言う。


どうして、こんなことになったんだろう? アキは眠れなくなって、水口の部屋のドアを叩いた。アキは眠れなくなると、水口の部屋のドアを叩くのです。アキは訴えかけた。「水口さん、おら、やっぱり、辞めたくねえです。もっと、みんなといたいです」。

でも、水口は出てこなかった。

居間でアキは、声を失いました。なんと、春子がいるのです。それも、若き日の、聖子ちゃんカットの春子が。

これは夢か、幻か。いや、生霊? 天魔さん、呼ばなくちゃ! でも、あの人、頼りないしな~。すぐに気絶するし。気絶して、あの世でお父さんと会って、アドリブ合戦するし。

オバケじゃないと、若き春子は言った。そして、自分のせいでデビューが流れたことを、謝りました。「私のせいで太巻にイジワルされて、かわいそう! あいつ、ちっさいよね、器が。ぜんぜん太くないの。細巻?」とか言って、笑ってる。

と、そこに今度は、鈴鹿ひろ美の静御前まで現れちゃった。これはもう、鈴鹿御前? 春子と御前が追いかけっこして、もうハチャメチャです。


と、それは夢だった。そりゃそうだ。

アキが目を覚ますと、ちょうど春子から着信がありました。アキは春子に、「もう帰りたい」と訴えかけます。「もう、帰っていい? いいよね?」と、涙ながらに聞いた。

でも、春子は、「ダメよ」と言うのでした。




土曜日に続く…




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このままアキはクビになるのだろうか?

春子は動くか?

いっそ、海女クラブで、太巻を締め上げろ!









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「あまちゃん感想(17-1) 地元に帰ろう 春子がデビューできなかった理由」

  • 2013/07/24(水) 10:52:49


第17週「おら、悲しみがとまらねぇ」前半部の感想。


姉さん、事件です。

春子がデビューできなかった理由が、ついに判明しました。

正宗と春子が結婚したきっかけも、明らかになります。


現代では、あの残念な人が東京に来る。

黙っていれば、カッコいいのに…。



イラッとしたサムシング 黒川正宗




<あらすじと感想>


(月曜)

アキ(能年玲奈)が大好きな「潮騒のメモリー」。それを歌っていたのは、若き日の春子(有村架純)でした。春子は、鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)の影武者だったのです。しかも、黒幕は、太巻(古田新太)だった。

冒頭、ナレーションでアキが言います。「え~、という、今週はわりとヘビーな幕開きですが、徐々に、いつものバカみでえな感じに戻ると思います」。

やがて、デビューのチャンスがないまま2年がたち、春子は北三陸に帰る決心をした。しかし、偶然というのは、重なる時には重なるものです。その際、春子が乗ったタクシーというのが、若き日の正宗(森岡龍)のタクシーだったんですね。

正宗の方は気づいていましたが、春子は気づいてなかった。そして正宗も、話しかけるわけにはいきませんでした。なぜかといえば、太巻にアホンダラ連発で、恫喝されていたからです。うかつにしゃべって、東京湾に沈められてはたまりません。

その頃の話を、アキは現在の正宗(尾美としのり)に聞いてみた。久しぶりの父との会話に、アキは懐かしいと微笑む。正宗の話し方は理屈っぽくて、学級委員っぽくて、近所のおばちゃんっぽい。イラッと来る感じが、懐かしくてたまりません。

話の中で、正宗は言った。選挙で最下位になったのは、太巻の差し金じゃないのか? 天野春子の娘だから、つらくあたられてるんじゃないか?

さて、また過去話(かこばな)です。いろいろ話しかけた若き日の正宗でしたが、春子は気づいてくれなかった。で、彼女を上野駅で降ろし、ロータリーで車を回して引き返そうとしたところ、なんと、また春子に車を停められた。世田谷に戻るのだという。

二度あることは、三度ある。運命を感じた正宗は、もう東京湾に沈められてもいいという心持になりました。しかもさらに、奇跡が起こります。カーラジオから、「潮騒のメモリー」が流れたのです。正宗は、思い切って言ってみた。「これ歌ってんの、お客さんですよね?」。

ふたりは、喫茶アイドルで話をした。抱えていた秘密を話すことができた春子は、何だから楽になった気がしました。これでもう、思い残すことはない。正宗は、あの日以来、ずっと春子を応援していたのだという。自分はあなたのファン第1号なのだと告げました。

春子への想いを、正宗はぶちまけます。止まらなくなって、マスターの甲斐(松尾スズキ)に、「警察呼ぼうか?」と言われるぐらいです。

正宗は、ここであきらめるなんてもったいないと、訴えた。ここまで自分が頑張ってこれたのも、春子の歌に励まされたから。全国のドライバーが、あなたの歌を聴き、癒されている。ドライバーが安全運転を心がけるのも、事故が減るのも、全部あなたの歌声のおかげだ。

(言いすぎだろう、おい!)

その日から、正宗は、喫茶アイドルの常連客になりました。そして春子は歌手にはなれなかったけど、正宗のお嫁さんになり、やがて、アキが生まれたのでした。

アキは初めて、目の前の白髪まじりの童顔野郎を、かっけえ! と思いました。そして、ひとつ、疑問にも思った。どうして、ママは、上野から電車に乗らずに、世田谷に戻ろうとしたのだろう?

スナック梨明日に電話したアキは、春子(小泉今日子)に言った。「ママ、かっけえ~~!」。そして、新しい目標ができたと、話しました。「おら、ママみでえな歌手になりでえ!」。人の心に響く歌をうたえるような、そんな歌手になりたい。



(火曜)

マメりんこと 有馬めぐ(足立梨花)が、外泊するという。行き先は、彼氏宅です。アキが心配しても、「バレなきゃいいんでしょ?」なんて言っちゃう。アキは思った。「すげえ。この子、オラのこと、敵ともライバルとも思ってねえんだな」。

大吉(杉本哲太)は、天野家で朝食をとるようになってます。実家の母に悪いので 家でも食べるため、朝朝昼晩晩の5食。おかげで太ってきた。

さて、アキの疑問。どうして、春子は上野から電車に乗らず、世田谷に引き返したのだろう? その理由を、春子も覚えてなかった。電話ボックスに入ったまでは覚えているのですが、そこから先が記憶にない。夏(宮本信子)さんに、何か言われたのだろうか?

アキの付き人生活は続きます。鈴鹿ひろ美の今日の仕事は、映画の番宣。中田有紀(本人)司会の番組で、「猫に育てられた犬」のPRをする。「演技じゃなくて、泣いちゃいました。ネコの気持ちも、イヌの気持ちも、分かるんです」なんて言ってましたが、大ウソ。猫アレルギーだし、気持ちなんて分かるわけないというのが、本音です。

本番終了後は、無頼寿司で反省会。そこで鈴鹿は、アキの母親について訪ねた。じぇ! とする、アキ。まさか、あなたの影武者をやってましたとは言えません。言葉に詰まったアキですが、歌がうまいこと、今は地元でスナックをやっていること、昔 歌手を目指していたことなどを、話した。

すると、鈴鹿は言った。「じゃあ、お母さんに夢を託されて来たのね」。

アキは、えっ? と思った。考えもしなかったけど、確かにそうかもしれない。でも、そうすると、なぜあんなに反対したのだろう? 強烈なビンタまでして(水木しげる先生の絵だったら、ビビビビ! ってなってるところだ)。芸能界でやっていく難しさを、誰よりも知っているからだろうか?

無頼寿司から帰れば、寮でミーティングです。相変わらず、入間しおり(松岡茉優)はアツく頑張ってる。

安部(片桐はいり)ちゃんも、寮に出入りしているようです。アキに、まめぶを振る舞う。「じゃあ、ストップって言ってください」と、七味をフリフリ。その「ストップ!」という掛け声に話の腰を折られ、しおりはイライラしてます。

アメ女の元センターがいることを、しおりはチャンスだと考えていました。今イベントをやれば、ファンが確実に集まるに違いない。マスコミだって、取材に来るかも。

ちょうど、いいチャンスがありました。4月に上野のデパートで、岩手物産展が開かれる。観光協会からの要請で、安部ちゃんも参加するとのこと。

提案のアキちゃんは思いつきました。物産展を手伝う代わりに、1曲歌わせてもらうのはどうか? でも、GMTには持ち歌がないぞ。

と、そこに、水口琢磨(松田龍平)が飛び込んできた。重大発表があると、興奮しています。

何と太巻が、GMTのデビュー曲を作っているかもしれないのです。

ゴミ箱に、太巻の字で、こんな歌詞が書かれた紙が落ちていた。


地元に帰ろう 地元で会おう
あなたの故郷 私の地元

地元地元地元 地元に帰ろう



地元ということは、やっぱ、GMT?



(水曜)

水口から朗報がもたらされました。太巻が、GMTのデビュー曲を作っているかもしれないのです。

太巻といえば、詩先でも曲先でもなく、振り先。奈落で振り付けを考えながら、曲を作っています。「地元に帰ろう」はバラードではなく、デスメタルで、サビはテクノだという。

(よく分からん!)

「あいつらのこと気にかけてくれ、ありがとうございます」。そう水口が頭を下げると、太巻は言った。「勘違いしないで。GMTのためじゃないから。これ、マメりんの曲」。奈落におちた有馬めぐを使って、商売するつもりです。

GMTはマメりんのバックダンサー。でも、水口は乗り気だ。これはGMTを売り出す、絶好のチャンス。乗らない手はありません。

有馬めぐの外泊ですが、あれはウソらしい。事務所が借りているマンションに移ったのです。そして奈落に居残り、特訓していた。また一つ、芸能界の厳しさを知る、アキでした。

デビューが内定してから、太巻は頻繁に、奈落に来るようになりました。稽古をつける太巻は まるで別人で、鬼のよう。「インスパイア待ち」とは、何なのだろう? 詩も曲もない状態で、アキたちは太巻の指導のもと、踊り続けました。

そんなことをしているうちに、アキ、しおり、真奈(大野いと)、喜屋武(蔵下穂波)らは、高校を卒業した。

と、そんなある日、アキはめずらしい人と再会しました。ストーブさん(小池徹平)が、東京に出てきたのです。例の上野でやる物産展の担当になったらしい。

ヒロシは種市(福士蒼汰)が劇場の近くで働いていると知り、驚愕。近い、これはあまりにも近い。若い男女が、こんなにも近くに。いかん、いかんですよと、一人でうろたえた。

連日の厳しいレッスンに加え、アキには鈴鹿ひろ美の付き人という仕事があります。その鈴鹿から、アキはえらいことを聞かされます。太巻が恋愛御法度にこだわる理由は、鈴鹿のせいだというのです。

太巻と鈴鹿は昔、付き合っていたのです。交際を申し込んだのは、鈴鹿の方。ヘンな虫がつくよりマシだということで、事務所も公認していた。そして女優転向を目指していた鈴鹿は、太巻に独立を持ちかけたのでした。

太巻はずいぶん、迷ったのだという。目をかけていたアイドル志望の女の子がいたから。

アキは「!!!」と、なった。それは、ママのことだ。太巻はママのことを、真剣に考えていてくれたんだ。

鈴鹿によれば、太巻は今も、ずっとそれを気にしているのだという。恋愛なんて個人的な感情に流されて、有望なアイドルの卵をひとつ潰してしまった。それが太巻が恋愛御法度にこだわる理由じゃないかと、鈴鹿は推測しました。

しかし、何という運命のイタズラか。鈴鹿ひろ美と太巻が昔 付き合っていて、そのせいで春子はデビューできなかった。春子はアイドルの道をあきらめ、正宗と結婚。それでアキが生まれた。そのアキが今、鈴鹿の付き人をしている。


はたして、これでいいのだろうか?

何もかもが分からなくなる、アキでした。

とりあえず、うに丼をおかわり。



木曜からの後半に続く…




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<今週の宮藤官九郎 節>


「おい、天野! 無視すんなよ!」、そう言う種市にアキは、「無視じゃねえ。聞こえたけど、聞こえねえフリしただけだ」と返した。

いや、それが無視だって。



梨明日で働く、ユイ。だんだんと笑顔が出るようになってきています。

そんな中、吉田くんと磯野先生は、ガールズバーの話を。吉田くんが言うに、ガールズバーとは、カウンターの向こうにガールズがいて、一緒にお酒飲んだり、しゃべったり、お酒飲んだりするらしい。

すると、弥生さんが言った。「それ、スナックだべ?」。美寿々さんも、「んだ」と言う。春子は聞きました。「スナックと何が違うわけ?」。

そんなスナック梨明日のカウンターの中には、現役ガールズのユイと、ブティック今野の服を着た昔ガールズだった3人が立ってましたとさ。



しおりらに自己紹介する、ヒロシ。「ミドルネームだ。足立・ストーブ・ヒロシです」。

すると、しおりが言った。「何か、残念なんだけど」。

真奈も言います。「黙っちょったら、かっこよかとに…」。


あと、種市も、大将のマネ(ヘンな微笑み)をするようになってた。




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「あまちゃん感想(16-3) 口パクとアホンダラとベストテン」

  • 2013/07/20(土) 10:05:14


第16週「おらのママに歴史あり2」金曜日と土曜日の感想。


姉さん、事件です。

天野春子は、鈴鹿ひろ美の影武者でした。

そして鈴鹿は、ジャイアンだったのです。

呪いの歌声を持つ人でした。


ザベストテンのなんちゃっても、おもしろかったな~。

糸井重里さんも、清水ミチコさんも、ピッタリ合ってます。

ゲストが来ない時の表現も、懐かしい。



春子のレコーディング




<あらすじと感想>


(金曜)

春子(小泉今日子)は、鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)の影武者だった。アキ(能年玲奈)の じぇじぇじぇ! が止まりません。

若き日の春子(有村架純)は、鈴鹿に代わり、レコーディングに臨みました。春子の歌声は、好評だった(まるで、キョンキョンのような歌だった)。アキの好きな「潮騒のメモリー」は、ママの歌だったのです。アキの感じたリアルは、ウソではありませんでした。

気になるのが、あの荒巻太一(古田新太)の反応です。あの日から接し方が変わったのも、冷たいことを言い出したのも、このためだろうか? 春子は太巻にとって、消したい過去なのか? 太巻にとって、天野春子は、過去に犯した不正を知る数少ない人物のひとり。その娘だもんなあ…。

東京に帰って来た、アキ。復帰したアキを、仲間たちは あたたかく迎えてくれた。でも、奈落組には、あの人が加わっていました。

「帰ってこなくてよかったのに」、そう言い放ったのは、ノブりんこと、原田伸郎。いや、マメりんこと、有馬めぐ(足立梨花)。「まあ、いいや、私すぐ、上行くし。そしたらまた、シャドーやってもらうからさ。私のダンス、よく見てて」。こんな調子です。

でも、センターから奈落組に落ちても辞めないのは、さすが。ハングリー精神があります。ダークイーターズに推薦したいくらいだ。ハングリー、アングリー!(そういえば、こんな感じも、そっくり。「イジイジ、イジワル、大好きさ!」。って、歌ってるの、磯野(皆川猿時)先生じゃん!)

さて、過去話(かこばな)ですが、映画「潮騒のメモリー」は大ヒット。主題歌も、ヒットチャートをにぎわせました。あの有名な歌番組「夜のベストヒットテン」(司会は、糸井重里と清水ミチコ)でも、1位になった。

けれど、鈴鹿ひろみは、出演を頑なに拒否しました。それもそのはず、彼女の歌声は、怨念や呪怨のレベル。放送にのせれば、日本中が混乱してしまいます。

鈴鹿は、本業の女優に専念することに理由に、歌番組への出演を断り続けた。そしてそれが彼女を、一層、ミステリアスで神秘的な存在に仕立て上げたのでした。

春子は正直、悪い気がしなかった。全国に、自分の歌声が流れているのです。鈴鹿が褒められると、自分が褒められているような気がしました。ちょっと恥ずかしくて、ちょっと誇らしい。秘密を知るのは、春子と、太巻と、数人のスタッフ。そしてあの、イラッとしたサムシングを持つ、ヘンな写真を運転席に掲示しているタクシーの運転手、黒川正宗(森岡龍)だけです。

アキは、鈴鹿の付き人に戻りました。その理由は、鈴鹿を尊敬しているというだけではありません。鈴鹿ひろ美、天野春子、荒巻太一、この3人の過去を、もっと深く知りたいからです。その必要があるように思えた。

アキは鈴鹿に、聞いてみました。「鈴鹿さんの夢って何?」。すると、鈴鹿は答えた。「世界征服と結婚」。どこまで本気なのだろう? どちらも困難だという意味だろうか?

また、過去話。ある日、太巻が、浮かない顔で喫茶店に現れた。何と、鈴鹿がテレビで歌いたいと言い出したのです。しかも、口パクは嫌だと言っているらしい。

これは、ジャイアンリサイタルの再現か?



(土曜)

夢を聞かれた鈴鹿は、「世界征服と結婚――は無理だから、上野に銅像でも建てようかしら」と、笑った。

現在と過去が、交錯します。過去では、太巻が頭を抱えていました。若き日の鈴鹿が、テレビで歌いたいと言い出したのです。

そしてついに、その日が来た。夜のベストヒットテンに、鈴鹿が登場。生放送で、歌声を披露する。

冒頭、獣が絞殺されるような声が一瞬だけ聞こえましたが、あとは大丈夫だった。きれいな歌声が、お茶の間に流れました。それもそのはず、別のブースで、春子が鈴鹿の口に合わせ、歌っていたのです。

こうして春子は、鈴鹿の代わりにいくつかの歌番組に出ることになった。姿は現しませんが、人目に付かないようにスタジオ入りし、代わりに歌う。まさに影武者だ。1回歌うと、3万円もらえた。もちろん、口止め料も含まれています。

昭和61年夏には、鈴鹿のセカンドシングル「縦笛の天使」が発売された。これが、3週連続1位を獲得。サードシングル「DON感ガール」は1位を逃したものの、B面の「私を湖畔に連れてって」が甲子園の入場行進曲に選ばれるなど、歌手としての鈴鹿も存在感を示した。

それを歌うのは、もちろん、春子。そしてやがて、ファーストアルバムの話まで出てきました。

春子は太巻に、「やりたくない」と言った。このまま影武者を続けていたら永遠にデビューできないと、分かったからです。

太巻は春子のデビューを後押しすると約束。実際、社長にデモテープを聞かせるなどしていた。でも、社長から出た言葉は、鈴鹿ひろ美の声に似ているな、でした。

やりきれない思いの春子を、太巻は説得します。今デビューしても、うちの事務所に圧力をかけられ、潰される。いつかちゃんとデビューできるようにするから。僕に任せて。

騙されてると思う春子ですが、他に頼る人もいない。太巻を信じるしかありませんでした。

こんな話を手紙で知ったアキは、不安になりました。眠れなくなって、深夜、水口(松田龍平)の部屋のドアを叩きます。「私、本当にデビューできるんでしょうか?」。オラがいる限り、GMTは永遠にデビューできないんじゃないか?

睡魔に負けそうな水口でしたが、目をしょぼつかせながらも、アキを励まします。「絶対デビューできるから、夢は叶うから」。だから、寝かせてくれ。おやすみ。

また、過去話。あれから2年がたって、年号は平成になった。オバタリアンとかセクハラという言葉が生まれた時代。太巻は、チーフマネージャーに昇格していました。老け顔でしたが、まだ29歳。髪が短くなったせいか、前よりも若く見えます。

春子は太巻に、田舎に帰ると告げた。「もうちょっと、やってみないか」と、太巻は説得しようとします。「君には恩がある。君のおかげで、出世ができた。もちろん、才能も認めている。このまま埋もれさせてしまうのは、おしい。せめて、あと1年」。

だったらお願いがありますと、春子は切り出しました。潮騒のメモリーを歌いたい。今度は自分の名前で、歌わせてほしい。

それは、鈴鹿ひろ美の知名度を頼ることを意味します。春子もそれは分かっていましたが、それほど追い込まれていました。とっくに二十歳は過ぎたし、いつまでたってもデビューできそうにない。追い込まれて、追い込まれて、それで出た結論。せめてそれを、太巻には分かって欲しかった。

でも、太巻には、理解されませんでした。ガッカリした、プライドがないのか、とまで言われた。

それが決定的だったのかもしれない。春子はテーブルを叩いて、立ち上がりました。「プライドなんて、あるに決まってるじゃない! なかったら、とっくに あきらめてます! プライドあるから、このままじゃ終れないから、今日まであんたの言うこと、聞いてきたんです! バカにしないでよ!」。

その日以来、春子と太巻は会っていない。

春子は荷物をまとめて、家を出ました。そして、その時 乗ったタクシーが、正宗の車だった。



重大発表とは何だ?

アキはデビューできるのか?


第17週「おら、悲しみがとまらねぇ」に続く…




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<今週の宮藤官九郎 節>


タクシーを降りる際、太巻は「アホンダラ!」を連発。秘密を知ることになった若き日の正宗を、恫喝します。

「ワレ、アホンダラ、今 車の中で話してたこと、アホンダラ、誰にも言うなよ、アホンダラ!」

帯谷孝史 状態。でも、ちょっと京都弁かな。

「もし、アホンダラ、どっかに漏れたら、アホンダラ、己の仕業やからな、アホンダラ!」

しゃべったら、耳から手ぇつっこんで奥歯ガタガタいわせて、口からお尻までロープをつっこんで吊るして、その状態でドラム缶に入れて、コンクリート流し込んで、東京湾に沈めてしまうど、アホンダラ!

と、ここまでは言わなかったけど。



アキが落とした手紙を読もうとした河島耕作(マギー)は、こっぴどく叱られた。

「落ちてたからって、読むか? フツー」

「アホンダラ、アホンダラ!」

アホンダラが うつっています。



喫茶店「アイドル」で声を荒げる春子を黙らせようとした太巻は、「落ち着け、うるさいよ! もう、おっぱい触るぞ!」と。



春子の次のウエイトレス(秋月三佳)。どこかで見たと思ったら、フォーゼに出てた子か。










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「あまちゃん感想(16-2) アキとユイの友情&春子は影武者?」

  • 2013/07/18(木) 09:40:10


第16週「おらのママに歴史あり2」木曜日の感想。


種市のことで揉めたあの小屋で、再び、アキとユイが語り合う。

そこで出た結論とは?

春子からの手紙、第2章。

そこで語られた衝撃の事実。

鈴鹿ひろ美は、ジャイアンだったのか?



春子は影武者?




<あらすじと感想>


(木曜)

水口(松田龍平)による感動の説得があったのですが、アキ(能年玲奈)は小屋に立てこもってしまった。ユイ(橋本愛)がやって来たからです。ユイの消えた眉毛に、水口は驚いた。

思えば、前にもこんな状況があった。アキの初恋の相手、種市(福士蒼汰)先輩のことで揉めた時だ。あの時も、本気でぶつかり合ったっけ。

アキはやがて、かんぬきを外し、ユイを中に入れました。

ユイは謝った。「アキちゃんにあたるしかなかったの。やってらんなかったの」。そしてアキは、お互い様だと返す。「アイドルも、奈落も、ワガママ女優の付き人も、ユイちゃんのためと思わねえど、我慢できねえっていうか。ユイちゃんのせいにしねえと、やってられねえっていうか」。

ユイに否定されたアキは、モチ…、モチ…、もちもちの木。そう、小学生の頃に、国語で習った。これとか、赤いスポーツカーとか、チックとタックとか、懐かしいなあ。


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いや、そういうことじゃない!

ユイに否定されたアキは、モチベーションが保てなくなったのです。自分が何のためにやってたのか、分からなくなった。

ユイのことを、春子(小泉今日子)は こう解釈していました。要するに、今の自分を正当化するために、過去の自分を否定するしかなかったのだと。芸能界に憧れていた過去の自分を否定しないと、過酷な現状を乗り越えられなかった。

春子の場合、それが夏(宮本信子)でした。どんなにつらいことも親のせいにして 乗り越えてきたと、振り返ります。でも、夏さんはシンプルだ。海のそばに生まれたから、潜る。それだけだと笑う。

「海女さんは?」と、ユイは聞いた。誰のために潜っていたのかと、アキにたずねます。「オラのためだ」と、アキは答える。すると、ユイは、こう聞いた。「じゃあ、自分のために、歌ったり踊ったりできない?」。

「私のためじゃなくて、自分のためにやってみなよ」と、ユイは言います。「私、見てるから」と。

それは、和解と別れの瞬間だった。

「冷めたんじゃなくて、あきらめた」と、ユイは話します。「その代わり、ちゃんと見てるから」「やってダメなら、また帰ってきなよ」。

ユイはアキに、色紙にサインしてもらいました。それを大事そうに、胸に抱えます。

水口は、夏と春子に話しました。二人ともブレイクするのは無理だって、最初から思っていた。正直、ブレイクするのはユイちゃんだと思ってた。「でも、今回、あらためて自分の中でアキちゃんが、アキちゃんの存在がこう、クローズアップされていることに気が付きました」「何だろう、こう、かわいいですよね」。東京に帰ったら、ちゃんと戦略を練って、売り出すつもりです。

アキとユイはあの日のように、自転車で走った。そしてアキは決心する。おら、東京さ戻る。


1月10日、アキはたくさんのお土産と共に、東京へ。

ユイからは、自作の数珠が渡されました。(若い人には、別の呼び方があるのかもしれないけど)

アキは土産の中に、手紙があることに気づいた。それは、春子からの手紙でした。

「こないだの続きです」と、いきなり始まっている。

そこに書かれていたのは、荒巻太一(古田新太)との過去。若き日の春子(有村架純)の秘密。


アイドルを夢見て上京した春子でしたが、あてにしていた番組が打ち切られ、途方にくれます。そんな時、親身になってくれたのが、喫茶店マスターで疑惑の頭頂部を持つ甲斐(松尾スズキ)と、とても26歳には見えない老け顔の新人スカウトマン 太巻だった。

当時は、80年代半ば。いわば、アイドルが試行錯誤していた時代。セイントフォーがアクロバチックに飛び跳ねていたり、会員番号制の女の子たちがセーラー服を脱ぐとか脱がないとか歌っていたり、クラッシュギャルズが蹴りまくっていた時代だった。

この頃になると、春子も聖子ちゃんカットをやめています。パーマがだいぶ、とれている。

ある日、春子は、荒巻に呼び出されました。荒巻の事務所では、社運を賭けてある新人を売りだそうとしていた。それが、鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)。

でも、鈴鹿には、欠点があったのです。歌がその…独創的というか、何というか。ピカソの絵みたいというか、ちょっと変わっているというか。うん、ぶっちゃけ、オンチだったのです。

それは、呪いのような歌声だった。子どもは夜泣きし、ドライバーは事故るレベル。カセットテープから大量の黒髪があふれ出ても、驚きません。

鈴鹿は映画デビューをひかえていて、その主題歌を歌うことが決まっています。しかし、その破壊的な歌唱力に、みんな困ってしまった。

そこで春子に、白羽の矢が立てられたのでした。鈴鹿が歌ったことにして、春子が歌う。そう、春子は鈴鹿ひろみの、落ち武者――いや、影武者だったのです。



あと、その時 乗ったのが、黒川正宗(森岡龍)のタクシーだった。



金曜日に続く…




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<感想>


ユイは、アイドルの道をあきらめちゃったか。

GMT入りは、なさそうですね。

でも、家のことが片付いたら、もう1回、挑戦してほしいな。

アキとは別の道で、アイドルになった姿が見たい。

どんな形でもいいから。


ああ、小太りの男、抜きでね。










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