「タモリ倶楽部/開通前の東京ゲートブリッジを渡ろう」

  • 2011/06/30(木) 14:04:53

□ タモリ倶楽部


今週のオープニングは、江東区は新木場。

背後には、東京ゲートブリッジが。

2011年度中には、開通の予定です。


東京ゲートブリッジは、2月27日に橋桁の架設が完了し、ついにつながりました。

ということは、歩いて渡れる。

なので、開通に向けて工事が続く中、タモリさん一行は橋を渡ることになりました。

開通式の前に渡るという、名誉ある企画。




“大田区側、江東区側から、それぞれ建設中だった東京ゲートブリッジが、この度、1本につながりました。そこで――”


「とりあえず繋がった記念 開通前の東京ゲートブリッジを渡ろう!」


タモリ倶楽部 東京ゲートブリッジを渡ろう




スタート地点は、江東区側のたもと。

雨なのか、カッパ着用です。頭にはもちろん、ヘルメットが。

案内してくれるのは、国土交通省 東京港湾事務所 保全課の方です。

この人は、東京ゲートブリッジの現場監督を務めておられる。


スタート地点からゴールまでは、だいたい2.9キロメートル。


まずは、陸上アプローチ部分から歩きます。

左には、ゴルフ場(若洲ゴルフリンクス)が見える。

そしてやがて、橋の中央が遠くに見えてきた。

その形は、まるで蝶ネクタイのよう。




[東京ゲートブリッジ 建設の理由]

東京港臨海地区の物流の効率化を図るため、この橋は造られました。

今現在、大井コンテナターミナルと、青海コンテナターミナルがある関係で、コンテナ車が頻繁に通るため、渋滞が発生している。

それを解消しようというわけ。





陸上アプローチの中ほどには、遮音装置が。

路面と車のタイヤからの騒音が、下にある若洲海浜公園に行かないように設計されています。

音は、上に行くようになっている。

タモリ倶楽部 東京ゲートブリッジを渡ろう



その先には、エレベーター棟が。

歩行者はこのエレベーター棟で橋まで上がり、反対側のエレベーター棟まで、歩いて渡ることができるようになります。

タモリ倶楽部 東京ゲートブリッジを渡ろう

なお、エレベーター棟の上部には、展望室が造られる予定なのだそう。




そのすぐ先に、奇妙な段差のようなものが。

タモリさんは、ここを案内したかったらしい。

これは、“伸縮装置”。

タモリ倶楽部 東京ゲートブリッジを渡ろう

橋は鉄でできているので、熱くなると伸び、寒くなって冷えれば縮みます。

夏と冬では、最大40センチほどの移動量がみこまれる。



歩き出して、650メートル。

いよいよ海上部分に出てきました。

海面からの高さは、約35メートル。

海の上ということで、風が強いみたい。

この時の風速が、6メートル。


一行は、橋からはみ出している足場に目をつけました。

下が橋脚になっており、そこに下りるために使われる足場です。


その足場がどれくらい高いか、レポートすることになりました。

1名が足場に出て映像を撮り、もう1名がモニターを背負う。

今回、その役割を担うのは、ライセンスのふたり。

藤原さんがカメラを務め、井本さんはモニターを背負います。


命綱をつけて足場に出る、藤原さん。

海面からの高さが35メートルということですから、なかなかの迫力です。

風も強いし、怖いだろうな。

映像で見るよりずっと、恐怖を感じそう。

タモリ倶楽部 東京ゲートブリッジを渡ろう


高いのは怖いけど、同時に、眺めはいい。

スカイツリーが、遠くに見えます。

ビルの向こうには、東京タワーが。

歩きながら、この景色が見えるのか。

タモリ倶楽部 東京ゲートブリッジを渡ろう

夜景とか、きれいだろうな。

歩行できる時間に、制限とかあるのだろうか?

強い風が吹くような時も、歩行禁止になるのかな?




歩き出しておよそ1キロ、巨大なトラスが近づいてきます。

近くで見ると、やはり、でかい。

このトラス、ビスを使っていません。

すべて、溶接。

溶接の利点としては、接続部分のボルト等の重量が節減できる。

ビスだけでも、全部足すと、とんでもない重量になります。

また、維持管理のしやすさも、あるとのこと。

ビスやボルト部分は、水が溜まったりしてサビやすい。

また、塗装もはがれやすいそう。

さらに、見た感じ、スッキリとした見た目になります。

景観性のこともあって、溶接を多用している。

タモリ倶楽部 東京ゲートブリッジを渡ろう




[東京ゲートブリッジ フォルムの理由]


特徴的なトラスが魅力の、東京ゲートブリッジ。

これは、飛行機が上空を飛ぶことによる空域制限と、船舶が下を通ることによる桁下の高さ制限から、考えられたもの。


実はこのトラス、クレーン船で運ばれてきました。

日本にある最大級のクレーン船3隻を使って、架設された。

同時に動かすために、GPSやセンサーで一括管理され、設置されました。

タモリ倶楽部 東京ゲートブリッジを渡ろう




歩き出しておよそ1.4キロ、いよいよ橋の中央部に。

真ん中の部分には、赤い印が付けられていました。


ここで急遽、ライセンスによる“東京ゲートブリッジ中央部通過記念コント”が、むちゃぶりにより、実現。


井本「ショートコント、満月」

藤原(彼女役)「超楽しいわ♪」
井本(彼氏役)「東京ゲートブリッジからの夜景、めっちゃきれいやで」
藤原「うわ~、すごい♪」

井本「今日、満月で、めっちゃきれいやん」
藤原「しまった…」

苦しみだす、藤原。筋肉が盛り上がり、手には鋭い爪が。

月を見て変身するなんて、まさか…

藤原「ぐわ、ぐわ、ぎでい(きれい)」
井本「普通に言えや!」



さあ、編集点を作った上で、収録再開。

いや、ちゃんとウケてましたよ。



真ん中が開通した時の映像が、流されます。

これも、クレーン船によって、取り付けられた。

タモリ倶楽部 東京ゲートブリッジを渡ろう

圧巻だ。



渡りきる少し手前に、スリル満点な見どころがありました。

完成した後に桁内を点検するための、下に入るハッチ。

桁の中や、さらに下の橋脚まで、下りれるようになっている。


ということで、今回も、ライセンスがレポートとモニターを担当。

タモリ倶楽部はライセンスに厳しいみたい。

というか、若手芸人にはこんな感じか。

カメラは、プロの中島さんが担当します。


ハッチを通って、中へ。

下りたらすぐに横穴があって、点検するための検査路が。

ここからまた、横穴を通る。

次の部屋には、外に出られるハッチがありました。

橋脚の外に出て、橋の裏側が見える。

すごく怖そう。

タモリ倶楽部 東京ゲートブリッジを渡ろう



ゴールは目の前です。

大田区側の、陸上アプローチへ。





図解・橋の科学 (ブルーバックス)




橋ものがたり (新潮文庫)






ついに渡りきった、タモリさん一行。

今度は、マークの話題に。

すでに、東京ゲートブリッジのマークがありました。

でも、これは正式なマークではないらしい。

職員が描いたマーク。


そこで、タモリさんと江川達也さんのチームと、ライセンスのチームに分かれ、マークを考えることに。

スタッフさんからは、制限時間15分との声が。


タモリ江川チームは、東京ゲートブリッジのシルエットと、TGBという文字を組み合わせたマーク。

ライセンスチームは今回のロケをモチーフに、井本さんがモニターを背負っている図。

TGBは、“たかふみ(井本さんの下の名前)・頑張ってた”の略でもある。


タモリ倶楽部 東京ゲートブリッジを渡ろう


結果選ばれたのは、タモリ江川チームのシンボルマーク。


最後はクリエイティブに〆た、今週のタモリ倶楽部でした。






橋のディテール図鑑―写真でみるヨーロッパの構造デザイン




プラレール 高架レールと大鉄橋セット






橋の頂点 田中賞に続く、橋企画。

今回は、その最先端ですね。

機能性や耐久性と同時に美しさも求められる、橋。

今回の橋は、空間の制限により、面白い形になっています。

制限が美しさやユニークさにつながるなんて、興味深いですね。


さて、どんなニックネームが与えられるのでしょうか?

いい建造物は、自然とニックネームが与えられる。


橋って、時代を超えて残り続けるイメージがあるのですが、この橋を見て、後年の人は何を思うかな?





今週の、空耳アワー。


・「ターン・ユー・オン/スコーピオンズ」

 → 遠目に新幹線
 ( COME ON BABY SHAKE THAT THING )

 (遠目でも、つい気になる → 確かに聞こえた → 手ぬぐい)



・「サルート/ホイットニー・ヒューストン」

 → イカのくんせい
 ( YOU AIN'T GOT NOTHING TO SAY )

 (そっ、そうそう、そっちそっち。アレじゃないから → 手ぬぐい)



・「ゲット・オリジナル/ブラック・アイド・ピーズ」

 → あんこは ちょびっと
 ( I CORRECT YOUR EGO )

 (ビッグあんぱん 130円の秘密 → 手ぬぐい)



今週の3本は、全部、六車さん。

タモリさんと安斎さんは、これでは 3×6=18車だと。

1週で、3枚の手ぬぐいをゲット。



空耳 遠くに新幹線





[タモリ倶楽部 関連記事]

 → 「面白建物大集合 超合法建築の世界」

 → 「タモリ倶楽部 アーカイブ 2011年度 前半」




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「受け継がれたもの│JIN -仁- 第11話 最終回」

  • 2011/06/27(月) 16:02:08

JIN -仁- 第11話「完結~時空の果て…150年の愛と命の物語が起こす奇跡のタイムスリップの結末」


以降、ネタバレします。ご注意を。


<感想>

結局、神は何をしたかったのだろう?

仁を江戸に送り、未来をどうしたかったのだろう?

龍馬は死んでしまったし、仲間たちも仁の存在を忘れてしまった。


でも、確かに、残ったものも。


神かどうかは分からないけれど、ある存在が、変容を望んだ。

その変容のために、別の世界から、仁が呼ばれた。

限られた規制の中で、仁には仕事が与えられる。

仁が触媒となって、江戸の仲間たちを、変えていく。

仁には歴史を変えることはゆるされないけれど、その時代を生きている人には、それがゆるされる。

時代を変えることが、ゆるされる。


仁は確かに、時代を変えた。

出会った人々によって、未来を変えた。

その報酬も、やはり未来。

また生まれたいと思うような、そんな未来。



そんな未来が、過酷な運命の先に…




JIN-仁- DVD-BOX



希望のつくり方 (岩波新書)





<あらすじ>


・日増しにひどくなる、南方仁(大沢たかお)の症状。
・治すには、元の世に戻るしかないのか?

・勝海舟(小日向文世)から橘恭太郎(小出恵介)に、フランス留学の話が持ちかけられました。
・願ってもない話のはずですが、恭太郎の表情は晴れない。
・勝は言いました。
・「おめえがいくら悔やんだって、アイツはかえってこねえんだ」
・「前を向けよ、恭太郎!」

・上野寛永寺に、徳川の者たちが集結していました。
・彰義隊と名乗り、官軍を牽制している。
・町では、錦切れ(きんぎれ)を取るなど、揉め事も。

・そんな中、松本良順(奥田達士)は会津若松に行くと、仁に話した。
・旧幕府軍が集まり、戦がはじまろうとしている。
・徳川の禄を食む身として、最後までお供しようという考えでした。

・江戸の終わりを感じる、仁。
・そしてこのままでは、自身の人生も終わるのだろうと感じる。
・分からないことが、山ほどあるのに。
・仁は、ふと思いました。
・俺がここに来た意味も、分からないまま終わるんだろうか?
・ここで終わりを迎えるとして、最後に俺ができることは、何だろう?


・町を眺めると、そこには笑顔がありました。
・未来では失われたものが、そこに。
・いったいどこで、この屈託のない笑顔は、失われてしまったのだろう?


・そうしているうちにも、仁の症状は進行。
・食事中に、器を落とすことも。
・そんなある日、仁は、橘咲(綾瀬はるか)の後姿に、野風(中谷美紀)を見ました。
・これも、ガンのせいなのか?

・仁のガンを摘出するには、バイポーラという装置が必要です。
・それを江戸の世に再現させるのは、不可能。
・そんな話を笑いながらする仁に、咲はめずらしく声を荒げた。
・「こんな時に、無理にお笑いにならないでくださいませ!」

・江戸の人々は笑うのが上手だと話す、仁。
・それを見習いたいと思ったけど、うまくいってないみたいだと、苦笑い。

・「元の世に、お戻りになられる方法はないのでございますか?」
・咲はそう問いますが、なかなかそう都合よくはいかない。

・「そりゃ、助かりたいですよ」と、仁も言います。
・「でも、できないことを考えて嘆くより、できることやって、笑っていたいというか」


・医者が最後にできることは何か?
・そう考えた仁は、仲間を集めました。
・そこで、自分が亡くなったら腑分け(解剖)してほしいと、申し出ました。
・これから脳の構造と働き、脳腫瘍についての集中講義をするので、仕上げに実物を見てほしいと。
・自分が残せるのは知識だけだから、できるだけのものを残したいからと。
・「わたしの死をみなさんの手で、できるだけ意味のあるものにしてほしいんです」
・仁は、そう言った。

・仲間たちが唖然とする中、咲は、はいと頷きました。
・笑顔を作って。


・恭太郎は、彰義隊に加わるよう、迫られていました。
・悩みに悩み抜いた恭太郎は、寛永寺へ。


・脳の構造と腫瘍について講義する、仁。
・その最中にも、激しい頭痛が。
・命を削りながら、できるだけのものを残そうとします。


・一度家に戻った、恭太郎。
・母 栄(麻生祐未)に、そろそろ咲をゆるしてほしいと話した。
・そして、世も明けぬうちに寛永寺に戻る。
・翌日、官軍による攻撃が開始されました。

・江戸の街にも、砲撃音が響き渡る。
・仁と咲は、恭太郎が残した手紙を読みます。

“わたくしは訳あって、あるお方を死に追いやりました。その方は、わたくしの何倍も、生きる値打ちのある方でございました。かようなわたくしを、恩ある先生方は責めることもせず、ただ前を向けとおっしゃってくださいます。ですが、将来あるお方の命を奪っておきながら、のうのうと己の道を開いてゆくことを、己にゆるすことはできません。下らぬわたくしが、ただひとつ誇れることがあるとするなら、それは最後まで徳川の家臣として忠節を尽くしたということのみでございます”


・兄の元に向かおうとする咲を、栄がとめます。
・後生だからと。

・咲は、必ず戻ると約束しました。
・兄上と一緒に、必ず無事に帰ってくる。
・だから、その時は、門をくぐらせてほしいと。


・体が思うように動かない仁に代わり、佐分利祐輔(桐谷健太)が咲に同行しました。
・仁は仁友堂に戻り、野戦の治療所の準備を。


・上野は戦場と化していました。
・砲撃が土をえぐり、銃弾が飛び交う。
・雨の中、咲と佐分利は走ります。
・傷ついた人々が、土の上に転がっている。

・ついに咲は、兄の姿を見つけました。
・名を呼ぶ咲に、恭太郎も気づく。
・駆け寄ろうとした咲を、流れ弾が襲いました。
・左腕に銃弾が当たった。

・駆け寄る恭太郎に笑顔を見せる、咲。
・「兄上、咲は甘えてばかりでございました」
・「己のことにばかりとらわれ、兄上のお気持ちを思いやることもせず、これからは、ご恩返しをしとうございます」
・だから、戻ってほしいと。

・自分には生きる値打ちなどないと言う恭太郎に、佐分利は怒鳴った。
・「死ぬんやったら、南方先生に断ってからやろ!」
・「助けてもろた命ですけど、捨ててええでっか? って!」
・「ちゃいまっか?」

・妹を背負い、恭太郎は走った。
・そこには、仁友堂の医学生、八木と横松の姿も。
・恭太郎らは、仁が野戦治療所を開いたことを知らされます。


・その治療所に、勝は抗議していました。
・医学所まで呼んだら、徳川は彰義隊を認めたことになってしまう。

・と、「医者は、医の道を歩くのみ」、そんな声が。
・振り返ると、多紀元琰(相島一之)がいました。
・「おさまらぬものをおさめるのが、政の道であろう」
・そう話す多紀は、仁に協力を申し出ました。
・外科的な治療はできないが、それでも役に立てることがないわけではないだろうと。

・「好きな様にやりやがれ、バカ医者が!」
・勝は、うれしそうに、そう言って帰った。
・医者に医者の道があるように、勝には勝のできることがある。


・そこに、咲が運ばれてきました。
・すぐに診療台に寝かされます。
・死に至るような傷ではないと笑って見せる、咲。
・次々と運ばれてくる負傷者を見て、他の者を先に診て下さいと願いました。
・自身の手で治療したい仁ですが、手が思うように動かない。
・結局処置は、佐分利がすることに。

・自身の不甲斐なさを責める仁に、声が聞こえました。
・「口八丁、手八丁ぜよ、せんせえ」
・「手ぇが動かんかったら、口を動かせばえい」
・この声は、坂本龍馬(内野聖陽)?

・仁は、みなを指導することに専念。
・手は動かせませんが、その代わりに、みなを動かし、手を借りる。

・そんな様子を見て、咲は、まるで夢を見ているようだと。
・蘭方と本道の医師が、共に手を取り合って、治療に当たっている。
・その間には、南方仁という存在が。


・恭太郎は仁に、実は二度も遺書を書いたと、告白。
・仁は、はじめて恭太郎に会った時の言葉を、伝えます。
・あの時、恭太郎は、橘家を守るために死ぬわけにはいかない、と言った。
・仁は、言いました。
・「恭太郎さんは、ずっとそうなんですよ」
・「恭太郎さんが命懸けで守ってきたのは、徳川じゃない」
・「橘の家なんじゃないですか?」

・恭太郎は、戦場に戻ることを拒否しました。
・「わたくしの誇りは、徳川のために死ぬことではございませぬ」と。


・数日後、頭痛と嘔吐に苦しむ仁に、また声が聞こえた。
・「せんせえ、ここじゃ」
・「せんせえ、頭の中じゃ」
・「わしが話すと、痛むがかい?」
・これは、幻聴?

・佐分利は、どうして自分はヤブなんだろうと、落胆した。
・一番助けたい人には、結局、何もできない。
・しかし、仁は、笑って言いました。
・「佐分利先生は、すごい医者になると思いますよ」
・「わたしが自分がヤブだって気づいたのは、たった6年前だったんです」
・「それに比べたら、佐分利先生はびっくりするぐらい、はやいです」

・そして、思わぬことが判明した。
・倒れた咲の傷を調べたところ、緑膿菌に感染していることが発覚。
・この菌に、ペニシリンは効かない。

・自然回復を望み、免疫力を高める努力が続けられました。
・が、容体は好転しなかった。
・このままでは敗血症ショックを起こし、死に至る可能性も。


・仁は、あることを思い出しました。
・この時代に来る時、ホスミシンをポケットに入れたかもしれない。
・ホスミシンさえあれば、咲は救われる。

・すぐに戻って来ますと約束し、ホスミシンを探しに出た、仁。
・咲は、奇妙な感覚に襲われました。
・離れた手が、言葉にできない何かを感じさせる。

・仁友堂の仲間に、恭太郎。
・みんなして、ホスミシンを探す。
・橘家に仁友堂、街中まで、くまなく探す。

・仁は、この時代に飛ばされた場所へ。
・と、その時、また頭の中から声がしました。
・「戻るぜよ、せんせえ」
・「咲さんを助けたくば戻れち、せんせえの頭の中におるやつが、言うちょるがじゃ」
・「せんせえは、どこから来たがじゃ?」

・仁は、思い出した。
・あの時 患者は、錦糸公園内で倒れていた。
・そして気づく。
・入り口と出口は違うのだと。

・仁と恭太郎は、錦糸町へ。
・途中、残党狩りの官軍と遭遇しますが、それを恭太郎が引受け、仁を向かわせる。
・頭の中の声が、導いてくれました。
・官軍に頭を少し斬られましたが、咲の為、不自由な体を懸命に動かす。

・その先は、崖でした。
・だが、あの声が呼ぶ。
・「戻るぜよ、せんせえ」

・仁は、崖めがけて、飛び込んだ。




JIN―仁― 20 (ジャンプコミックスデラックス)




・錦糸公園内で、男が倒れているのが発見された。
・すぐに緊急搬送され、病院へ。

・メスを握るのは、数年前の南方仁?
・そして、手術台にいるのも、仁?
・赤ん坊形の、腫瘍が摘出される。

・夢の中だろうか、仁は龍馬と共に、浜辺で語らっていました。
・が、急に龍馬が、海の中に歩みだした。
・腰まで海に入ると、龍馬は振り返って言いました。
・「せんせえはいつか、わしらのことを忘れるぜよ」
・「けんど、悲しまんでえい」
・「わしらはずうっと、せんせえと共におるぜよ」
・「見えんでも、聞こえんでも、おるぜよ」
・「いつの日ぃも、せんせえと共に」

・龍馬は最高の笑顔を見せて、海に消えて行った。
・まるで故郷に帰るかのように。


・仁は、仁によって手術され、腫瘍は取り除かれた。
・あの時と違うのは、仁の意識が、手術される方にあること。
・今ベッドで眠る仁は、あの時、手術する方だった。
・では、今手術した仁は?


・目覚めた仁は、ホスミシンを探す。
・そして、あの時と同じように、救急医療用のパッキングを抱え、自分の腫瘍も持ち出した。

・歴史は、繰り返される。
・非常階段で、仁は仁に、見つかった。
・そしてあの時と同じように、現代の仁は階段から落ちて、消えた。
・が、江戸に帰りたいと願う仁は、現代に残される結果に。


・再び病室で目覚める、仁。
・目の前には、同僚の医師(戸次重幸)が。

・ここから、奇妙なことが立て続けに起こります。
・仁の腫瘍は、普通の良性腫瘍だという。
・また、運ばれた時も、着物ではなく普通の洋服だったと。
・執刀したのは、その同僚医師だといいます。

・これはいったい、どういうことなのか?

・仁が仁を手術したという事実は、胎児様腫瘍と共に消えていました。
・そして、入院しているはずの友永未来の姿もない。

・仁は考える。
・これは俺が歴史を変えた結果なのか?
・それとも、俺が関わった日々は、すべて修正されているんだろうか?



・仁は、同じ病院の研修医 野口(山本耕史)に切り出しました。
・小説を書くことを口実に、自分の身に起こったことを検証しようとした。

・野口の考えは、こうでした。
・この世界は実はひとつではなくて、少しずつ違う世界が、いくつも存在する。
・つまり、パラレルワールド。
・主人公の医者は(A)という世界で生きていた。
・彼は(A)の世界の幕末にタイムスリップしたと思っているが、実は、飛ばされたのは、(B)の幕末。
・そして、もともと(B)の世界で生きていたもう一人の自分に手術されて、今度は(B)の医者が、(C)の幕末に飛ばされる。

・このようなことが、それぞれの世界で、延々と行われると。
・ただ、江戸に行くのは、2009年の10月11日であり、戻って来るのは、1868年の5月20日。

・頭の中にいた胎児様腫瘍は、バニシングツイン。
・もともとふたつあった受精卵のひとつが、いつの間にか吸収されて、消える症状。
・消えた方の組織が残った方の体に取り込まれる現象は、10万人に1人の割合で起こる。
・この医者の場合は、それを頭の中に抱えたままで成長し、それがガン化した。

・坂本龍馬の件は、こう説明できる。
・実際に心臓移植をされた人は、術後に、ドナーと好みや性格が近くなることがある。
・この男の場合は、龍馬から、血とか脳しょうとか、何らかの細胞を浴びて、人格が頭の中の胎児と一体化したと、仮定できる。

・でも、この医者は結局、歴史を変えたことになるんだろうか?
・医者は、(B)というパラレルワールドに行った。
・だったらその歴史は、もともと知っている歴史とは違うものだったかもしれない。
・ということは、結局、何もしなかったことと一緒になるのか?

・あの日々には、どんな意味があったというのだろう?


・仁は、自分で確かめる決意を。

・まずは図書館へ。
・ペニシリンはイギリスのフレミングによって、1928年に発見された。
・この記載は、同じ。
・しかし、“日本では既に土着的に生産されていた”とも書かれています。

・歴史は、変わったのだ。

・ペニシリンを土着的な方法で開発し、それを通じ、古来の本道と西洋医学を融合させ、日本独自の和洋折衷の医療を作り上げた医療結社は、“仁友堂”と呼ばれる。
・そう書いてある。

・だけど、いくら調べても、そこにないものがふたつありました。
・仁の名前と、橘咲という名前。


・仁は記憶を頼りに、橘家のあった場所へ。
・そこには、看板が掲げられていた。
・“橘醫院”。

・さらに仁は、運命的な出会いを。
・橘家の娘と出くわしたのです。
・その顔は、野風と、そっくりだった。

・思い切って、仁は、咲についてたずねます。
・確かに、先祖に橘咲はいた。

・仁はゆるしを得て、その女性から話を聞くことに。
・橘咲は、明治維新の後に実家を改造して、ここに橘醫院を開いた。
・明治初期の女医ということで珍しかったはずですが、咲はあまり注目されていませんでした。
・小児科や産科が主だったようで、どうも産婆さんの延長として見られていたらしい。

・女性は、咲の写真を見せてくれた。
・老いた咲が白衣をまとい、診察室に座っている。

・咲は、長生きしたらしい。
・一度生死の境をさまよったらしいのですが、奇跡的に助かったとも。
・それにはお話があって、兄の恭太郎が、林の中でガラス瓶に入った薬を拾ったというのです。

・仁は、橘咲に深く関わった医者はいないかと、たずねました。
・女性によれば、佐分利祐輔や山田純庵とは、交流があったらしい。

・セピア色の写真の中には、咲や佐分利、山田ら、懐かしい人々の姿が。
・けれど、仁の姿は、どこにもない。

・野口の仮説を考えると、この時代にいた仁は、別の世界の幕末に飛ばされていることになる。
・ということは、ホスミシンだけが、この世界の幕末に運ばれたのだろうか?
・それはひょっとして、神様からの贈り物?
・歴史に修正が加えられ、仁の痕跡は消されたけれど、咲の存在はゆるされた。

・と、仁はある写真に目を留めました。
・坂本龍馬の写真。
・一緒に撮った、あの写真。
・だけれど、自分の姿だけが、消えている。

・女性によれば、恭太郎は坂本龍馬と縁があったのだという。
・龍馬の船中九策の九番目、みなが等しく適切な医療を受けられる保険なる制度を作ること、その部分に感銘を受けて、その実現に奔走した。
・この世界では、日本の国民医療費負担は世界で最も低い。
・そして総合病院には、東洋内科という科も。

・世界は確かに、変わったのだ。
・そして、野口の説によると、別の仁が飛ばされた別の世界も、きっと、このように変化するのだろう。


・写真の中に、咲が子供を抱いたものが。
・それは、咲の娘だという。
・友人から引き取った、養女。
・裏に名前が書かれていました。
・安寿、と。

・これは、野風の娘か。
・咲は生涯、独身だったといいます。
・ということは、現在の橘家には、安寿の血が。

・咲と野風が、こんな奇跡を、生み出してくれたのだ。

・何の言葉も見つけられないまま、仁はただただ、泣きました。
・そして目の前の女性も、不思議そうな顔ひとつせず、それを見守ってくれた。


・別れ際、女性は仁に、聞きました。
・「揚げ出し豆腐は、お好きですか?」
・そして、仁がはいと答えると、手紙を手渡してくれました。
・「ずっと、あなたを待っていた気がします」
・そう言って。

・仁は最後に、名前を聞きました。
・「橘未来です」
・女性は、そう答えた。

・未来は、新たに生まれたのだ。


・手紙は、咲が書いたものだった。

“○○先生へ 

先生、お元気でいらっしゃいますでしょうか。おかしな書き出しでございますこと、深くお詫び申し上げます。実は、感染症から一命を取り留めた後、どうしても先生の名が思い出せず、先生方に確かめたところ、仁友堂にはそのような先生などおいでにならず、ここはわたくしたちが起こした治療所だと言われました。何かがおかしい、そう思いながらも、わたくしもまた、次第にそのように思うようになりました。夢でも見ていたのであろうと。

なれど、ある日のこと、見たこともない奇妙な銅の丸い板(10円銅貨)を見つけたのでございます。その板を見ているうちに、わたくしは、おぼろげに思い出しました。ここには、先生と呼ばれたお方がいたことを。そのお方は、揚げ出し豆腐がお好きであったこと。涙もろいお方であったこと。神のごとき手を持ち、なれど決して神などではなく、迷い傷つき、お心を砕かれ、ひたすら懸命に治療に当たられる、仁をお持ちの人であったこと。

わたくしはそのお方に、この世で一番美しい夕陽をいただきましたことを、思い出しました。もう名も、お顔も、思い出せぬそのお方に、恋をしておりましたことを。

なれど、きっとこのままでは、わたくしは、いつかすべてを忘れてしまう。この涙の訳までも、失ってしまう。なぜか耳に残っている、修正力という言葉。わたくしは、この思い出を無きものとされてしまう気がいたしました。ならば、と、筆をとった次第にございます。わたくしがこの出来事に抗う術はひとつ、この想いを記すことでございます。

○○先生、あらためて、ここに書き留めさせていただきます。

橘咲は、先生をお慕い申しておりました”


・手紙を読み終え、落ち着くのを待ってから、仁は言った。
・「わたしもですよ、咲さん」
・「わたしも、お慕い申しておりました」
・涙が、古い手紙に落ちた。



・医者として復帰した、仁。
・緊急搬送された女性に、厄介なことが判明しました。
・脳に腫瘍があり、しかも脳幹部に食い込んでいる。

・その女性の名は、橘未来。
・仁は、その患者を執刀したいと申し出た。

・その先にある物は…





日曜劇場 JIN -仁- オフィシャルガイドブック



JIN-仁- 12 (集英社文庫 む 10-12)





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「文明の幻想と顔│JIN -仁- 第10話」

  • 2011/06/25(土) 12:05:57

JIN -仁- 第10話「最終章前編~タイムスリップの結末…」


<感想>

当たり前が、目を見えなくする。

本当は当たり前じゃないのに、ずっとそこにあると、当たり前だと錯覚を起こす。

ほんの少し前には、無かったのに。


仁は言った。

「教わることだらけでした」

「ひとりで生きていけるなんて、文明が作った幻想だなあ」

「人生って、ほんと、一期一会だなあ」

「あと、笑った人が多いです。ここの人達は、笑うのが上手です」


手にしたものと、失くしたものが、いつも後ろめたさを連れてくる。

すみません、幸せはおいくらですか?


(長渕剛「HEAVY GAUGE」より)




仁は、こうも思った。

「咲さんは、俺がここにいなければ、こんな顔をすることは、なかったんじゃないだろうか?」


確かに、そうかもしれない。

でも、仁が来たことで、他の表情もまた、生まれたのでは?

仁を見つめる咲の表情は、どうだっただろう?


それはもう、取り消すことができない、大事なものなのでは…




JIN-仁- DVD-BOX



JIN―仁― 20 (ジャンプコミックスデラックス)



HEAVY GAUGE (24bit リマスタリングシリーズ)





<あらすじ>


・東修介(佐藤隆太)の剣が、坂本龍馬(内野聖陽)の額を横一文字に引き裂いた。
・龍馬暗殺は回避されたかに思えた矢先の、まさかの出来事。
・このまま龍馬は、死んでしまうのか?

・倒れた龍馬が、東の名を呼びました。
・そこで東は、告白した。
・自分の兄は、龍馬に斬られたのだと。
・龍馬は、東の仇(かたき)だったのです。
・初めからそのつもりで近づいたのだと、東は言った。

・しかし、龍馬は、その言葉を信じない。
・龍馬は言いました。
・「これも、わしを守るためじゃろ?」


・致命傷を負ってしまった、龍馬。
・薄れゆく意識の中で、南方仁(大沢たかお)にこう言いました。
・「南方仁がおれば、坂本龍馬は死なん」
・「そうじゃろ?」
・仁も約束する。
・「助けます。俺が、この手で」
・血まみれのふたりは、笑い合った。


・すぐに手術が開始されました。
・左前頭部の骨が陥没。
・その下の硬膜が破れ、大脳の一部が外に出かかっている。
・開放性頭蓋骨陥没骨折、脳挫傷に急性硬膜下血腫、外傷性くも膜下出血の疑いもある。

・メスを握り、仁は思う。
・俺はきっと、このために、ここにきたのだ。
・この時のために。
・坂本龍馬を蘇らせるために。


・開頭し、患部の骨を外し、硬膜を切開する。
・この時代にあるはずのない技術で、救命が試みられます。
・助手は、橘咲(綾瀬はるか)と佐分利祐輔(桐谷健太)。
・既に、欠かせない戦力となっていました。

・脳挫傷により、脳が膨らんでいる。
・どんどん腫れているようにも見える。
・脳圧を下げるべく、髄液を取り除きます。
・手ごたえだけが頼りの、難しい処置。
・と、その時、龍馬の髄液が、仁の顔にかかった。

・患部を縫合し、開頭手術は成功。
・続いて大腿部外側を切開します。
・そこに、頭の骨片を保存する。

・その時、仁は激しい頭痛に襲われました。
・聞こえるのは、あの不思議な声。
・「俺は、おまえだ」
・「おまんは、わしじゃ」
・手術を続けようとする仁ですが、体が思うように動きません。

・「わたしがやりますんで、指図をお願いできますか?」
・佐分利が、そう申し出ました。
・その覚悟を信じ、仁は苦しみの中、指示する。


・手術は、うまくいきました。
・けれど、これから、脳浮腫などとの戦いが待っている。
・龍馬の頭には、脳圧を下げるためのチューブがつながれています。
・また、自発呼吸が回復するまで、アンビューバッグで人工呼吸が。


・状況を整理する、仁と咲、それに佐分利。
・咲の兄 橘恭太郎(小出恵介)の役目とは、おそらく龍馬暗殺だったのだろう。
・でも、実際に斬ったのは、東。
・東は、龍馬を兄の仇だと言った。

・気遣いを見せる仁に、咲は言いました。
・「わたくしも、医者の端くれでございます」

・3人は、龍馬の命を救うことに、全力を注ぐ。
・交代でアンビューバッグを持ち、手動で人工呼吸を。
・祈るような気持ちで。


・手術から、4日目。
・容態は、なかなか好転しませんでした。
・そこで、咲がある提案を。
・野風(中谷美紀)から預かっていた手紙を、耳元で読もうというのです。
・仁は、それに賭けてみることにしました。

“坂本さま、お元気でございんしょうか? わたくしごとでありんすが、あちきはこの度、母となりんした。仁友堂のみなさまのお力で、取り上げていただきんした。けんど、ふと振り返れば、実のところ、旦那様と出会うまでの間、あちきはずっと、坂本さまのお心に、支えられて来た気がいたしんす。叶わぬ思いにやけにならずにいられたのは、坂本さまがあちきなんぞに、好きだ惚れたと言ってくださったからこそ。女子はずるうござりんすな。胸を貸していただいた、あの日のご恩は、一生忘れんせん。いつか、フランスにいらっしゃられる折には、何卒、お知らせくださいまし。心より、おもてなしいたしんす”

・眠り続ける龍馬に、仁はささやきかけます。
・「待ちに待った逢引きのお誘いですよ」
・「行かないでどうするんですか?」

・その時、アンビューバッグを握る佐分利に、奇妙な感覚が。
・龍馬が、自発呼吸を回復した。
・自分で息をしはじめました。
・これで意識が戻れば、望みが持てる。


・その日から仁は、龍馬が喰いついて来そうな未来の話を語りはじめました。
・携帯電話の話に、メールの話。
・新幹線、飛行機、そんな未来の話をする。

・けれど、例の頭痛は起こりませんでした。
・またその一方で、まるで頭痛が起こることを望んでいるようでもある。
・仁は、こう考えていた。
・頭痛が起こるっていうことは、龍馬さんがまだ生きられるってこと。

・その時、龍馬のまぶたが動きました。
・そしてやがて、ゆっくりと目を開いた。

・妙な夢を見たと、龍馬は言いました。
・箱を連ねたような巨大なヘビが、這いまわっている。
・空には、巨大な鳥のようなものが。
・みんな西洋人のような服装で、小さな箱に独り言をじゃべっている。

・それはおそらく、新幹線に飛行機、そして、携帯電話。
・龍馬はどうやら、未来を見たらしい。

・「わしもせんせえのように、別の時代に行きたいねえゃ」
・龍馬は、そう言った。
・保険の会社を作りたいとも。
・そして、こう聞きました。
・「せんせえには、この時代は、どう見えたがじゃ?」

・仁は答える。
・「教わることだらけでした」
・例えば、未来は、夜でも明るい。
・でも、この時代では、提灯を下げないと夜歩けない。
・また、提灯の火が消えたら、誰かにもらわないといけない。
・「ひとりで生きていけるなんて、文明が作った幻想だなあとか」
・「離れてしまったら、手紙しか頼る方法ないし、ちゃんと届いたかどうかも分からないし」
・「人生って、ほんと、一期一会だなあとか」
・「あと、笑った人が多いです」
・「ここの人達は、笑うのが上手です」

・病床の龍馬も、笑ってみせた。

・思えば、いつも龍馬さんが助けてくれたと、仁は振り返る。
・「本物の行動力っていうか、教わりましたよ、龍馬さんに」
・「龍馬さんは、親友で、悪友で、わたしのヒーローでした」

・上体を起こした龍馬ですが、急に苦しみだしました。
・脈拍、血圧、共に、低下している。
・人工呼吸器を拒否し、龍馬は仁に語りかけた。
・「せんせえ、わしゃ、ちゃんと、せんせえの生まれてくる国を、つくれたかのう?」
・「せんせえのように、やさしゅうて、バカ正直な人間が笑うて生きていける国を」
・はい、という仁の返事を聞いて、龍馬は眠るように目を閉じました。
・「まっこと…」

・蘇生を試みる、仁。
・脈は止まっている。
・戻ってこい! と懸命の心臓マッサージを続ける。

・そんな仁に、声が聞こえました。
・「もう、やめるぜよ、せんせえ」
・「ほれ、一緒に行くぜよ」
・この声は、龍馬さん?

・龍馬は安らかな顔をして、逝った。

・また、同じころ、東は橋の下で、自害していました。

・野風は、娘の安寿に話しかけていた。
・昔、雪になりたいと思っていたと。
・そうすれば、どこへでも行ける。
・愛しい人の肩に、落ちていくこともできる。
・「安寿、これが雪でありんすよ」
・雪を手に取ると、溶けて、まるで涙のように。


・東自害の報は、薩摩藩邸にも届きました。
・遺書には、こう書かれていたらしい。
・このままでは、仇を討つ前に、誰かに坂本龍馬を殺されてしまうかもしれない。
・その前に自分が本懐を遂げたのだと。

・大久保一蔵(眞島秀和)に、西郷隆盛(藤本隆宏)は言いました。
・東は、坂本龍馬の作ったものを、守ったのかもしれない。
・もしかしてあの夜、坂本龍馬は襲われ、東はもう守りきれないと思ったのかもしれない。
・それが仮に徳川だったとすれば、大政奉還は徳川の本意ではなかったことになる。
・そうなると、坂本龍馬の成し遂げた仕事は、水の泡になるだろう。
・だが、ただの仇討であれば、誰も文句は言えない。

・坂本の志を継いでやろうと思ったのではないか?
・そう言う大久保に、西郷は言った。
・「あげなこつは、坂本さあにしかできん」
・そして厳しい表情で、「おいは、おいのやり方しか知らん」とも。


・仁も、東について考えていました。
・龍馬さんに重傷を負わせれば、恭太郎さんたちは去る。
・その後、自分が治すことを願っていたのではないかと。

・しかし、咲はこういいます。
・そのような考えなら、あそこまでの傷を負わすことはなかったのでは。
・「東さまがお守りしようとしたのは、坂本さまの生き方のようなものだったのではないかと」

・龍馬の形見分けとして、仁はあの写真をもらった。
・長崎で撮った、仁と龍馬が映った写真。
・龍馬は、肌身離さず、これを持っていたらしい。

・兄のことをゆるしてほしいと頭を下げる、咲。
・その顔を見て、仁は思った。
・咲さんは、俺がここにいなければ、こんな顔をすることは、なかったんじゃないだろうか?
・俺はここにいる人を救えないばかりか、運命の歯車を狂わせているだけなんじゃないだろうか?



・仁友堂に帰った仁たちは、驚きました。
・閉門され、あちこちに非難の言葉が書かれてある。
・仲間たちが出迎えてくれましたが、山田純庵(田口浩正)の様子がおかしい。
・髪には、白いものまで。

・事情を聞いて、仁たちは、なお驚きました。
・ニセのペニシリン製造法を教えたと、訴えられたというのです。
・山田純庵は仁に代わって牢に入れられ、責めを受けていた。

・窮地に陥った仁友堂を救ってくれたのは、松本良順(奥田達士)に多紀元琰(相島一之)、それに勝海舟(小日向文世)。
・鈴屋彦三郎(六平直政)から仁友堂を深く恨む者として、三隅俊斉(深水三章)の名を教えられました。
・策を仕掛けた、面々。
・内幕を話したいという医者が出てきたと、わざと三隅の耳に入るように仕向けます。
・慌てた三隅は協力した医者を集め、毒殺しようとした。
・その現場を、押さえたのでした。


・またしても自分が来たことで仲間を苦しめてしまったのか?
・仁は、胸が締め付けられるような気持ちに。
・そこで、仁友堂の解散を、口にしました。
・自分は疫病神で、ここに来なければ、みんな医学所や医学館で、出世できただろうし、こんな目に遭わなくて済んだろう。
・患者さんだって、自分が治療を行わなければ、苦しみを長引かせることはなかったのかもしれない。
・そして、自分の頭の中にはガンがあるとも。
・かなり進行しているようだし、このままでは、ここを続けていくことも困難になると。

・山田は言いました。
・「わたしたちに、病人を置いて出て行けとおっしゃるのですか?」
・「そのようなお言葉に従っては、緒方先生に向ける顔がございませぬ!」

・仁友堂には、緒方洪庵(武田鉄矢)直筆の書が掲げられていた。
・“国の為、道の為”

・佐分利も言いました。
・「先生、わたしの夢は、この世で一番の医者になることでございました」
・「先生が疫病神でも、鬼でも、何やヘンな夢ばっかり見とっても、出会えたことを後悔したことなど、一瞬たりともございません」
・そう言って、笑った。

・咲も言いました。
・「先生、わたくしどもに、持てるすべてを、教えてくださいませ」
・そして、あの書を指しました。
・“国の為、道の為”

・仁の覚悟は、決まった。
・あれこれ考えず、自分のできることをする。

・後日、仁は、恭太郎にこう話した。
・「龍馬さんの最後の言葉は、この国をちゃんと作れたのか、でした」
・「死んでいった人たちにできるのは、その人たちが、もう一度生まれてきたいと思う国を作ることだって、ずっと思ってたんだと思います」
・「このことを忘れずに、前を向きませんか?」

・それから仁は、仁友堂を続けながら、医学所や医学館での講義も、あらためてはじめた。
・頭痛は前にも増して頻繁になってきたけど、仲間の協力を得て、やれることをやる。

・しかし世は、再び戦に。
・官軍は、品川にまで迫っていました。


・坂本龍馬がいなくなった。
・ということは、あの包帯の患者は、仁自身か?
・あんな腫瘍を放置すれば、確実に死に至る。
・だとしたら、生あるうちに、持てるすべてを、伝えよう。
・それは、明日につながるはずだから。
・命を救う技術は、刻みつけられていくはずだ。
・この人たちの手に、目に、心に。
・生き残る術を、命の螺旋が刻むように。


・その時、声が聞こえました。
・「その通りぜよ、せんせえ」
・「ここぜよ、せんせえ」

・その声は、あの赤ん坊の形をした奇形腫から?

・頻繁に頭痛に苦しむようになった、仁。
・仁を救うには、現代に戻るしかないのか?





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「タモリ倶楽部/無音の鉄道映像に、声でアフレコ」

  • 2011/06/24(金) 14:52:13

□ タモリ倶楽部


冒頭の話題は、今年3月、名古屋に「リニア・鉄道館」がオープンしたこと。

心なしか、タモリさんも、うれしそう。

そして、メンバーを見れば一目瞭然。

ホリプロマネージャーの南田裕介さん(No.0004)、ダーリンハニーの吉川正洋さん(No.0009)、RAG FAIRの土屋 礼央さん(No.0015)。

みなさん、タモリ電車倶楽部のゴールド会員です。

原田芳雄さん(No.0002)は不在ですが、高校生レストランでも旅に出たことになったし、ひょっとしたら、体調が悪いのだろうか? それとも、ただ単に、今回の企画がこうだから?


話は、2014~15年頃に開業予定の、京都梅小路のJR西日本、鉄道博物館に。

そこは、私鉄も展示する計画があるとか、ないとか。


と、そんな中現れたのは、松井康真アナ。

よかったよかった! と芝居がかった風に喜びながら、みなさんに相談というか、お願いを。

何でも、ADさんが撮影した鉄道企画の映像に、音声が入ってなかったらしい。

もう1回撮り直す予算もないということで、ここは鉄のみなさんの力を借りて、音を入れてもらおうというわけ。

で、みなさんも、「出せますね」と、快い返事をしてくれました。

(「出せるんかいな!」というツッコミが聞こえてきそう)




“ということで、今回は、タモリ電車倶楽部メンバーの力を借り、失われた鉄道の音を、声で再現してもらいます”


「撮影した鉄道映像が無音状態…という訳で 声でアフレコして下さい!!」


タモリ倶楽部 鉄道映像に声でアフレコ




一行は、都内にある アフレコに使われるスタジオに移動。

マイクの前に立ちます。

発声練習はもちろん、鉄道関係の音。

蒸気音からアナウンス、台車の軋む音まで、自然と出てくるみたいです。


アフレコしてもらう映像は、3種類3場面。

まず映像を見てもらって、そこでどうするか、みなさんで検討してもらいます。




[鉄道映像1 長者丸踏切]


最初の映像は、目黒駅近くの、長者丸踏切です。

名前を聞いた途端、みなさんから「おお~っ!」との歓声が。

どうも、その筋の人達には有名らしい。

「あそこはいいですよ!」と、土屋さんもやや興奮気味です。

山手線と埼京線が、上下でクロスするらしい。

しかも、踏切あり。

近くに、ポンジュースもあるとのこと。

(看板かな?)



興奮冷めやらぬ中、映像が流されます。


タモリ倶楽部 鉄道映像に声でアフレコ

踏切を待つご婦人の前で、上に山手線、下に湘南新宿ラインが。


さて、このシーンには、どんな音声があればいいんでしょう?


上の山手線ですが、橋を走っているため、鉄道から出る音と、橋から出る音と、両方必要なのでは? と、土屋さんから意見が出ました。

鉄道から出る高い音と、橋から出る低い音は、ひとりでは無理なんじゃないかと。

ひとりでやろうと思うと、ホーミーのようにしないと、できない。


さらに、南田さんは、山手線と湘南新宿ラインで、それぞれ、車輪の音とモーターの音があると。

「ウ~~ン↑」という音と、「タタッタタッ」みたいな音が、あるらしい。

またその中で、モーターが入っている車両と、入ってない車両があるという話に。

6Mが6両の電動車(Motor)、5Tが5両の付随車(Trailer)。


そこから出てきた言葉が、「クサモモサモモサモモク」。

え? 何の呪文?

これは、「モ」が「モーター付きの車両(電動車)」、「サ」が「モーター無しの車両(付随車)」、「ク」は「運転台付きの車両(制御車)」。

「クサモモサモモサモモク」で、11両編成です。

でも、外回りだから逆で、「クモモサモモサモモサク」だとか。

えらいことに、なってきた。(@_@)


話し合いの結果決まったのは、以下の配役。


タモリさん:踏切
南田さん:湘南新宿ライン
土屋さん:橋の音
吉川さん:山手線

松井アナ:ナレーション


で、テスト本番に、突入。

いや、出発進行!


まずは、松井アナのナレーションから。

「長者丸踏切は、JR目黒駅から、徒歩でおよそ5分。様々な車両が見られるため、鉄道ファンの間では、密かな人気を誇るスポットです」


タモリさん:踏切
 ↓
「カーンカーンカーンカーンカーン」というよりは、
「クァーン、クァーン、クァーン、クァーン、クァーン」

南田さん:湘南新宿ライン
 ↓
「ズーウワォー、トトトトトトトト」

土屋さん:橋の音
 ↓
「ゴワーギョワーゴー」

吉川さん:山手線
 ↓
「ジャジャッジャジャ、シュワー」


スミマセン、堅気の者には無理です。

よく分かりません。

音を拾えない。



でも、タモリ電車倶楽部のみんなは、これでは満足しません。

ここから、追加の音を収録。

カーブなので、「シーゥ」という音を加える。

さらに、喜ぶおばさんの声も。


というわけで、「フランジ音」「パンタグラフ」「おばさんの声」などが、追加録音されました。




こちらは、YouTubeにあった長者丸踏切の映像









[鉄道映像2 京急 品川駅~北品川駅]


続いての映像は、京急 快速特急の車窓「品川駅~北品川駅」です。

車内の運転席から見た、外。


タモリ倶楽部 鉄道映像に声でアフレコ
タモリ倶楽部 鉄道映像に声でアフレコ

運転手さんが乗り込んで、指差喚呼。

ゆっくり電車が動き出します。

制限速度は、25。

鉄橋を渡って、踏切へ。

カーブを抜けて、制限解除。

踏切があって、そこはもう、北品川の駅です。


窓には薄っすらと、運転手さんの姿が映っていました。


さて、音はというと。

運転手さんの、確認喚呼。

車両は、東急 2100形です。

シーメンス感が魅力らしい。

電笛や車掌さんの声も、入れます。

乗客のうんちくまで、収録する。

(土屋さんが普段、よく聞くそうです)



配役は以下の通りで、複雑だ。

タモリさん:
台車のきしみ、橋の音、電笛

南田さん:
運転手の喚呼、列車近接メロディー

土屋さん:
ポイント通過、対向車、
乗客、踏切

吉川さん:
モーター、車掌、
ドアを閉める合図音

松井アナ:
ナレーション


しかも、重ね撮りなしの、ワンテイクで挑む。



では、ナレーションから。


「京急の車窓から。今日は、2100形に乗って、品川から北品川を目指します」

後は、想像にお任せします。

音を拾うのは、素人には無理です。



イメージ



別駅の、ゲームイメージ







[鉄道映像3 京急 品川駅のホーム]


3つ目の映像は、京急 品川駅のホーム。


タモリ倶楽部 鉄道映像に声でアフレコ
タモリ倶楽部 鉄道映像に声でアフレコ

大勢の人が、列車を待っています。

駅員さんに何かを聞く男性の姿が。

出発するのは、京急600形。

入ってくるのは、京急800形です。

その横には、都営5300形の姿も。

ドアが開いて、駅員さんのアナウンスが。

ドアが閉まって、先に都営5300形が出て、続いて、京急800形が出発。



配役を決めるのですが、自動改札の電子音が電圧で変わると、みんなで盛り上がります。

連発すると、音が下がるのだそう。

立ち食いそば屋さんの音まで入れます。

忙しい時は、そば指定で聞いてくるという話も。「そばですよね?」と。



まずは、車両以外の、さまざまなガヤを録音。

人の歩きや会話、自動改札、駅のアナウンスなどを、収録しました。

タモリさんはソファを爪でひっかいて、キャリーバックの車輪音を再現。


そしていよいよ、メインである車両の配役決めに。

南田さんがどうしてもやりたいのが、都営5300形。

土屋さんもこれを希望し、ジャンケンになりました。

結果は、土屋さんの勝利に。


吉川さんが、京急800形。

南田さんは、京急600形に決まった。

タモリさんは、600形の低音部をやる。


さらに、駅員のアナウンスも加えました。

さて、どんな作品が完成するか?





京急の駅 今昔・昭和の面影―100余年間に存在した全駅を紹介 (JTBキャンブックス)



THE 京浜急行(通常版)





え~と、ごめんなさい。

関西では、阪神の交流戦放送の関係で番組変更となり、時間が後ろにずれてました。

「かもな~」とは思ったのですが、確認してませんでした。

したがって、3つ目の映像の完成版は、見てません。


その代わりといっては何ですが、YouTubeより、京急品川駅の光景をば。
















芸能界鉄道研究会 鉄研 完全版[DVD]



京急 駅メロディ-オリジナル-





見ている人は、見ているものですね。

ふだん利用している駅や列車の細かい部分を、好きな人は覚えている。

すーっと入ってくるのかなあ?

確かに、好きなものはよく観察するし、よく覚えるものかも。

人からすると「え? 何で?」というものを、よく見ていたり覚えていたりすることは、確かにあるか。

それが何かは、人それぞれだけど。


そういえば、南田裕介さんが中川家さんとやっていた番組『芸能界鉄道研究会 鉄研』(中京テレビ)が、以前、サンテレビでも放送されてましたね。

南田さん、マネージャーであると同時に、番組の芯になったか。

NHKにも出てたし、すごいな。





今週の、空耳アワー。


・「愛のコリーダ/クインシー・ジョーンズ」

 → 助手は ノッってねぇ
 ( JUST YOU AND NOTHING ELSE )

 (見事な助手感 → 確かに聞こえた → 手ぬぐい)


安斎さんはレコード会社時代に、「愛のコリーダ、もうこりごりーだ(MOU CORI GORI DA)」というのを作ったのだけれど、かすりもしなかったそう。

これかな?



面白いじゃないですか。

時代が早すぎた?




・「ザ・サン/バーニング・スピア―」

 → 家 狭っ!
 ( YES WE MUST )

 (言い方(笑 → きれがよくて、面白かった → けど、手ぬぐい)



・「ザ・マーシネリー/アイアン・メイデン」

 → 小便の圭
 ( SHOW THEM NO FEAR )

 (見事なキレ → 爆笑 → でも、手ぬぐい)



空耳 家 狭っ!





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「タモリ倶楽部/MYマイクでオープニングを撮ろう」

  • 2011/06/17(金) 16:22:05

□ タモリ倶楽部


今週のオープニングは、赤坂見附にあるテレビ編集所、プロセンスタジオから。

続いて出てきた博多華丸・大吉さんが言うには、タモリさんの使っているマイクは古くないですか? と。

どうも、30年くらい使っているらしい。

近田春夫さんも、「マイクと女房は新しい方がいい」とか言い出しました。

そして最後に出てきたのは、何と、平井堅さん。

え? 何してはんの?

大吉さんの解説によると、「平井堅さんは、マイクにとてもこだわりのある芸能人ということで、この企画を嗅ぎつけて、自ら、タモリ倶楽部にやって来た」とのこと。



“今年29年目を迎える当番組。その歴史を支えてきたこのハンドマイクも、さすがに古くなってきました。そこで今回、大手マイクメーカーが集結。自慢のマイクを、タモリさんに売り込んでいただきます”


「番組29年目の悲願! 今さらですが… MYマイクでオープニングを撮ろう!!」


タモリ倶楽部 MYマイクでオープニングを撮ろう




平井堅さんは、マイマイクを2本持っているらしい。

レコーディングマイクと、ライブマイクとで、2本。

それを聞いたタモリさんは、番組で使うマイクと、ふだん買い物で使うマイクと、2本にしようかと。


それはともかく、タモリさんにマイマイクを持ってもらうべく、主要メーカー6社のみなさんが集まってくれました。

今回は、録音した音をその場で聞くため、スタジオで収録します。




[マイク1 SHURE]

最初は、SHRE(シュア)。

世界中で愛用されている、アメリカのメジャーブランドです。

紹介してくれるのは、ヒビノインターサウンド株式会社の人。


SM58-LCE(ダイナミックマイク)は、業界の標準とされている。

通称「ゴッパー」。

値段は2万円を切るくらいで、安い。

平井堅さんが生まれて初めて買ったのも、ゴッパー。

丈夫で壊れにくいとのこと。


有名なのか、みんな、エピソードが、どんどん出てきます。


そんなシュアが今回プッシュするのは、KSM9/SL(コンデンサーマイク)

レコーディング用のコンデンサーマイクロフォンの技術で、構造が複雑で、繊細なサウンド。

方や、ゴッパーはダイナミック型で、構造が単純だけどガッツあるサウンドになる。


平井堅さんのライブ用のマイクが、これ。

色は黒で、“ken”と彫られています。


タモリ倶楽部 MYマイクでオープニングを撮ろう


このマイクを使っているアーティストは、他に、

バディ・ガイ。(シカゴ・ブルースの第一人者)

ナタリー・コール。(ナット・キング・コールの実娘。グラミー賞の最優秀R&B女性ボーカル賞、最優秀新人賞)

Gラヴ。(アメリカはフィラデルフィア出身。G. Love & Special Sauce としても活躍)

(* Gラヴさんは、ジャイアンツ党ではありません)



タモリさんにいつものナレーションを録音してもらい、ゴッパーとKSM9との差を聴き比べます。

「え~毎度おなじみ流浪の番組、タモリ倶楽部でございます」

このセリフ。


KSM9の方が、はっきり、しっかり、聴こえます。

さすが、レコーディングマイク。

大吉さん曰く、「後半の方が、タモリさんにやる気が感じられる」と。

コンデンサの特徴として、中高域がいいそうです。

両方のよさがあって、ゴッパーは、どっしりした感じがする。


業界標準のゴッパーを標準にして、マトリックス図で違いを示します。

項目は、「ヤング」「アダルト」「男性的」「女性的」。


タモリさんと堅さんは、女性的が1目盛り、ヤングが1目盛り。

これに対して、近田さんは、アダルトのような気がしたと。

ただ、堅さんに「ゴッパーは古き良きといった感じがする」と言われ、納得。

結果、女性的:1、ヤング:1 に。




[マイク2 audio-technica]

続いては、オーディオテクニカ(audio-technica)。

今回唯一の、国産メーカーです。


オーディオテクニカのマイクが使われているのは、アメリカのグラミー賞であるとか、日本のサマーソニック。

今回おすすめするのは、AE4100(ダイナミックマイク)


タモリ倶楽部 MYマイクでオープニングを撮ろう


このマイクを使っている人には、以下のようなアーティストが。

ジャスティン・ティンバーレイク。(グラミー賞を6つ、エミー賞を2つ、それぞれ受賞しているアメリカの男性シンガーソングライター)

テイラー・スウィフト。(若者からの人気が高い、アメリカのカントリーミュージシャン)


今回は、街の風景を模したセットの前で、ナレーションを収録。

「え~毎度おなじみ流浪の番組、タモリ倶楽部でございます」


聴き比べると、ちょっとこもった感じがするけれど、それでいて鮮明。

シャキッとしているとの意見が。

滑舌よく聞こえるそうです。

マトリックス図だと、ヤングの方に1目盛り。




[マイク3 AKG]

オーストリアのAKG(エーケージー)は、世界中のスタジオや放送局で使われるマイクメーカー。

タモリさんたちはドイツ語読みで、「アーカーゲー」と呼ぶ。

通称「アカゲ」。

ヒビノ株式会社の人が、紹介してくれます。


そんなAKGがすすめるのが、D5(ダイナミックマイク)


タモリ倶楽部 MYマイクでオープニングを撮ろう


以下のアーティストなどパワフルなシンガーが、愛用しています。

スティーヴン・タイラー。(エアロスミスのボーカリスト)

ジョー・コッカー。(女王陛下よりOBEを受賞した、イギリスの歌手)

ミッシー・エリオット。(アメリカのレコーディング・アーティスト、音楽プロデューサー、女優、女性ラッパー)



今回の録音は、

タモリさん:「え~毎度おなじみ流浪の番組、タモリ倶楽部でございます」
タモリさん:「今日は、めずらしく富良野に来てまして。富良野といえば、平井堅くんですね」
平井堅さん:「はい、そうです。ありがとうございます」
タモリさん:「こちらにずっと、住んでらっしゃる?」
平井堅さん:「そうですね。生まれてからもう、39年」


プレビューすると、ちょっと遠い感じが。というか、ラジオっぽいかな?

タモリさんは、自然な感じがすると。

堅さんも、気持ちよく聞こえる、と。


マトリックス図ですが、ここで修正が。

基準にしていたゴッパーを、男性的な方に、1目盛りずらします。

そして、D5は、女性的でアダルトな方向に、少し。




[マイク4 SENNHEISER]

ゼンハイザー(SENNHEISER)は、ヘッドフォンでも有名な、ドイツのメーカー。

紅白歌合戦とか、レコード大賞でも使われている。


マイクを使ってくれているアーティストは、

スティング。(「ブラン・ニュー・デイ」でグラミー賞2部門受賞。「ポリス」のメンバー)

ジャミロクワイ。(アシッドジャズで成功したバンドだが、ジャンルは限定しない。カップヌードルのCMでも有名)

ビヨンセ。(2010年に、グラミー賞6冠達成。伝説的なディーヴァ)


そんなゼンハイザーのおすすめは、e965(コンデンーサマイク)


タモリ倶楽部 MYマイクでオープニングを撮ろう


だいたいのコンデンサーマイクは高音域でゲラついた感覚があるけど、これに関しては、中低域の方に特徴がある、とのこと。

さっそく、試聴します。


タモリさん:「え~毎度おなじみ流浪の番組、タモリ倶楽部でございます」
タモリさん:「今日は珍しく、ニュヨークにきてますね」
タモリさん:「ニューヨークといえば、やっぱり、平井堅くん」
平井堅さん:「Hi! Tamori!」


聴いてみると、すごくハッキリ聞こえる。

一言一言が、鮮明です。

鮮明すぎて、ちょっと気になるかも。

AMラジオに対する、FMラジオみたい。

音楽用かな。


マトリックス的には、男性的で、アダルト。




[マイク5 NEUMANN]

ドイツの、ノイマン(NEUMANN)。

全てのレコーディングスタジオにあると言っても過言ではないそうです。

紹介してくれるのは、株式会社エレクトリの人。


一番有名なのが“U-87Ai”で、これが昔のアナログ盤から、今のCDにいたるまで、かなり使われている。

名機とのこと。


そんなノイマンのおすすめは、KMS105(コンデンサーマイク)


タモリ倶楽部 MYマイクでオープニングを撮ろう


このマイクを愛用しているアーティストは、

ピンク・フロイド。(文学的、哲学的な歌詞で人気を博した、イギリス出身のロックバンド)

ノラ・ジョーンズ。(アメリカのピアノ弾き語りジャズ歌手。グラミー賞で、8冠の快挙)

日本では、トータス松本さんも。(ええねん!)


さあ、レコーディングだ。

タモリさん:「え~毎度おなじみ流浪の番組、タモリ倶楽部でございます」
タモリさん:「今日は、ニュヨークの2日目ということで、平井堅くん、今夜もよろしくお願いします」
平井堅さん:「よろしくお願いします。時差ボケは、大丈夫ですか?」
タモリさん:「ちょっと、眠いですね」
平井堅さん:「ぼくも、眠いです」
タモリさん:「あれ? こちらに住んでるんじゃないんですか?」
平井堅さん:「あっ、ちょっと、寝不足で緊張してるんで」


聴いてみると、ちょっとだけ、くもった感じかな。

トークには不向き?

でも、細かなところまで聞こえる感じも。


タモリさん的には、「これ、いいんじゃないんですか?」と。

自然な感じだと。

つやっぽく聞こえるらしい。


マトリックス上では、女性的で、アダルト。




[マイク6 beyerdynamic]

ドイツのメーカー、ベイヤーダイナミック(beyerdynamic)

エリザベス女王の即位式でも、使用されました。

紹介してくれるのは、ティアック株式会社の人。


愛用してくれているのは、

フィル・コリンズ。(1980~90年代に活躍した、イギリスのミュージシャン。マイク似)

イーグルス。(総売り上げ1億枚以上。1998年に、ロックの殿堂入り)

ジャーニー。(1980年代初頭に大人気だったアメリカのロックバンド。ハリウッドに手形あり)


ベイヤーダイナミックのおすすめは、TG V90r(リボンマイク)


タモリ倶楽部 MYマイクでオープニングを撮ろう


このマイクは、発表されたばかり。

リボンマイクで、暖かみのある自然なサウンドが特徴。

繊細だけど、壊れやすい。ただ、独特の響きがあって、これじゃないとダメという人も。


さっそく、レコーディングします。

タモリさん:「え~毎度おなじみ流浪の番組、タモリ倶楽部です」
タモリさん:「今日は、スカイツリーがみえるとこに来てますけども」
タモリさん:「スカイツリーといえば、やっぱり、身長が高い平井堅くん」
平井堅さん:「歌うスカイツリーです、よろしくお願いします」

タモリさん:「じゃあ、グーンとのびるボーカルで、ひとつ」
平井堅さん:「あ~~~~~~~~! ということで」
タモリさん:「また来週です」


聴いた感じは、ややくもる感じかな?

でも、平井堅さんの声は、逆に、鮮明に聞こえる。

これも、FMっぽく聞こえる。

声だけ入って、余計なものは聞こえない感じ。


平井堅さんは、「けっこう吹きますね」と。

吹かれに弱いらしい。


マトリックス的には、女性的で、ややヤング。




ここで、スペシャル企画を。


[伝説のビンテージマイク]


紹介してくれるのは、レコーディングエンジニアの青野光政さん。

今回紹介のビンテージマイクは、個人蔵のもの。

今のマイクは広いレンジに対応しているけど、各楽器に対してマイクを選ぶというだいご味が少なくなったという点も。

昔のは狭い分、パズルのように選べた。



ビートルズがデビューする前に使っていたという、RESLO RBH(リボンマイク)

ハービー・ハンコックやレッド・ツエッペリンなども使った、Coles 4038(リボンマイク)

フランク・シナトラや美空ひばりさんも使った名器、RCA 77-DX(リボンマイク)


タモリ倶楽部 MYマイクでオープニングを撮ろう



こちらのビンテージマイクでも、聴き比べてみました。


RESLO RBHは、鮮明だけど、全部カバーできていない感じ。

ちょっと、クラシックな感じがする。(昔の音楽室のような)

Coles 4038も、よく聞こえるけれど、少し古い感じが。

RCA 77-DXも、細かな部分まで拾えていない感じ。

でも、すごく懐かしい感じがする。


みなさんの感想は、あったかくて、やわらかい感じがすると。

そんな中、大吉さんからは、「正直、進行役として、グーの音も出ません」との本音が。

全部一緒に聞こえるらしい。





SM58-LCE SHURE(シュアー) マイクロフォン



ラジオの魂





さあ、6社7本のテストが終了しました。

タモリさんがマイマイクに選ぶのは、どれだ?



選ばれたのは、オーディオテクニカのAE4100(ダイナミックマイク)でした。

理由は、「ロケで意外と、吹いたりするの考えると、コンデンサーリボンはちょっと無理かな」と。


ということで、お買い上げ。

になるのかと思いましたが、え? 違うの?


タモリさん、毎週マイクを持っていますが、あれは飾りで、使っているのはピンマイクだそうです。



ちなみに、最終的なマトリックス図は、こちら。


タモリ倶楽部 MYマイクでオープニングを撮ろう

左:ヤング、右:アダルト
上:男性的、下:女性的

(0):SM58-LCE、(1):KSM9/SL、(2):AE4100、(3):D5、
(4):e965、(5):KMS105、(6):TG V90r




audio-technica ダイナミック型ボーカルマイクロホン プロテクトリング付き AT-X11



気軽にはじめる USTREAM「自分」発信術





マイクって意識しないけど、いろいろあるんですね。

ふだん使うのは、カラオケの時くらいかな?

でも、聴く方としては、いろいろと接しているか。

最近はテレビもデジタル化され、音がよくなったもんな。

ということは、マイクに対するこだわりが増すかも。

肌とかも鮮明に映るようになったけど、音質も細かく伝わるのか。

メーカーにとっては、チャンス?

でも、業界だと、昔から凝ってるかな。 





感想で、やたら「くもる」と書いたけど、くもっているのは単に声の特徴かも。

マイク的には、よくひろえているということか。





今週の、空耳アワー。


・「レット・ミー・ラヴ・ユー/ジェフ・ベック」

 → あ~嫌だ 漏れちゃった
 ( EARLY IN THE MORNING TIME )

 (そうとう我慢してたんですね → 聴こえませんと → 手ぬぐい)



・「コンフォーティング・サウンズ/ミュー」

 → 3週目
 ( SOUNDS YOU MAKE )

 (この笑顔 → これは聴こえる → でも、手ぬぐい)



・「ザ・ステイト・オブ・ロックンロール/キッス」

 → おケツ診て下さい おケツ診て下さい
 ( I PREDGE ALLEGIANCE TO THE STATE )
 ( PLEDGE の誤植か?)

 (お医者さんの狼狽ぶり → 大爆笑 → 耳かきゲット!)

3本目は、六車さんの作品。




先週からかな、女の人の笑い声が聞こえる。

新スタッフさん?



空耳 おケツ診て下さい





[タモリ倶楽部 関連記事]

 → 「フルトヴェングラー 秘密の音 鑑賞会」

 → 「タモリ倶楽部 アーカイブ 2011年度 前半」




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「他の道│JIN -仁- 第9話」

  • 2011/06/13(月) 18:55:48

JIN -仁- 第9話「坂本龍馬、暗殺」


<感想>

変わらない、変えようのない、そんな歴史は、あるのかもしれない。

今現在だって、未来のある部分は、決まっているのかもしれない。

変えようのない未来が、そこに待っているのかもしれない。


行く先は、決まっている。

もう、変えられない。


でも、たとえ行く先が決まっているとしても、その過程は、どうだろう?

決まっていること以外は、どうなんだろう?

決して変えることのできない未来と、変えることが可能なその周辺との境界は、いったいどこにあるのだろう?


変えられないなら、そこには手を出さなくてもいいのかもしれない。

でも、変えられる部分、変えてもいい部分には。

いや、そこは実は、変えるべき部分なのかも…




JIN-仁- DVD-BOX



JIN―仁― 20 (ジャンプコミックスデラックス)



未来を変えるちょっとしたヒント (講談社現代新書)





<あらすじ>


・橘咲(綾瀬はるか)に迫りくる龍馬暗殺を伝えようとした、南方仁(大沢たかお)。
・その瞬間に、激しい頭痛に襲われました。
・未来(みらい)の映像と共に聞こえる声。
・「おまんは、わしじゃ」
・この声は、坂本龍馬(内野聖陽)?
・友永未来(中谷美紀)は、笑顔で言う。
・「きっとまた、いつか会えるから」

・これを見せているのは、歴史の修正力なのか。

・仁をかばったことから、橘恭太郎(小出恵介)は上司から叱責を受けます。
・恭太郎は、京に上り龍馬を暗殺する指令を受けることに。
・もし失敗したら、咲と母の命の保証はないと、脅されます。


・倒れる前に仁が漏らした言葉から、咲は言いたいことを察しました。
・「あん」は暗殺の暗。
・坂本さまは、28日先に暗殺される?

・仁は咲の協力を得て、京に旅立つことに。
・また、助けになるだろうと、佐分利祐輔(桐谷健太)にも同行してもらいます。

・仁のために通行手形を手配した、勝海舟(小日向文世)。
・彼もまた、仁が助けたい相手とは龍馬のことなのだろうと、感づいていた。
・勝は龍馬のことを、仁に託します。

・咲は先日、仁にこう言っていた。
・「すでに先生は、歴史を変えておられるのではないでしょうか?」
・確かに、船中八策は、九策になっていた。
・仁は思う。
・歴史は変わらないわけじゃない。
・だけど、龍馬さんを助ける前に、俺はこの頭痛に殺されてしまうことはないんだろうか?


・仁は、考えずに進むことにしました。


・慶応3年、10月25日。
・仁一行は、京へと旅立ちます。

・それを見守る、男が一人。
・三隅俊斉(深水三章)。
・仁に恨みを抱くこの男は、何をしようとしているのか。


・暗殺を防げなかった時のことを考えて、仁は佐分利に同行を願った。
・手は多い方がいいし、この時代の者がすることに、歴史の修正力は介入しないかもしれない。
・現に、野風(中谷美紀 2役)の出血点を見つけたのも、佐分利だった。
・ひょっとすると、切り札になるかもしれない。

・旅の途中、仁は考える。
・何の根拠もないけれど、俺は信じようとしていた。
・自分は、龍馬さんを救うために、ここに来たのだと。
・龍馬さんが、坂本龍馬が死なない歴史を作るために、ここにやって来たのだと。
・ただひたすらに、信じようとしていた。


・あの日、ふたりは、約束した。
・「南方仁がおれば、坂本龍馬は死なん!」
・龍馬は、力強く、そう言った。
・その瞳を見つめつつ、仁も返した。
・「助けますよ、俺が、この手で」


・駿河国、丸子宿。
・仁は、焦っていました。
・はやく京に到着したい。

・ひとり夜道を進もうとした仁ですが、村の者が診察を願ってきました。
・そこは、無医村だったのです。

・その村に、恭太郎も宿をとっていた。
・恭太郎は母宛の手紙をしたためる。
・「訳は申せませぬが、わたしが最後まで徳川の家臣として生き、死んでいったこと、それだけは確かで…」

・恭太郎は仲間から、仁らの動向を探るように、命じられます。
・それとなく、仁一行の前に現れた、恭太郎。
・あいさつ程度の話をした後、咲と話がしたいと申し出ました。

・橘の家に戻ることを考えてくれないか?
・恭太郎は咲に、そう言った。
・できれば、仁と一緒に戻って欲しいと。
・思えば、あの頃は、楽しかった。
・咲がいて、仁がいて、たくさんの人が集った。
・兄の様子がどこかおかしいと思いながら、咲は「考えてみます」と返事を。


・治療を終え、早朝に、仁一行は出発。
・そこに恭太郎が現れ、仁に願いました。
・「咲を、よろしくお願いします」
・「末永く、よろしくお願いします」


・龍馬は新官制擬定書を策定、新政府綱領八策と共に、西郷隆盛(藤本隆宏)に見せました。
・薩摩、長州、土佐、越前、公家と、新政府の核となる人たちが記されています。
・が、その中心となる人物の名だけが、「○○○」となっている。

・大久保一蔵(眞島秀和)は激昂しながら、そこには慶喜公が入るのかと、問いました。
・徳川は最大の大名であり、政権を返上したにもかかわらず、臨時の政権を担っている。

・龍馬はとぼけながら、答えました。
・「そりゃ、えい! さすが、大久保さんじゃ!」
・徳川は見様によっては新政府の最大の立役者であるし、外せば必ず、ややこしいことになるだろう。
・なので、その案がいいと。
・すっとぼけながら、自分の案を、大久保の案のように語った。

・立ち去ろうとする龍馬を、西郷が止めました。
・ここには、龍馬の名がない。

・龍馬は言いました。
・「わしゃ、そろそろ、こういうことから、身ぃを引こうと思うとるがじゃ」
・世界の「かいえんたい」でも、やろうかと思う、と。
・海の向こうには、見たこともない女子(オナゴ)が、山のようにいるらしい。
・金髪、赤髪、黒髪、青い目に鳶色の目、白い肌に褐色の肌、いろんな女子がいる。
・これからは海の向こうの女子と縁を結ぶと書いて、「海縁隊」とする。
・「嘘やないぜよ」と、龍馬は笑った。

・龍馬が帰った後、大久保は、もうあの男に踊らされるのはこりごりだ! と、席を立ちました。
・それを西郷は一喝します。
・「ならん!」
・厠(かわや)に行くだけだと言う大久保ですが、その目の奥は…。


・東修介(佐藤隆太)は龍馬に、新政府に入らなくていいのかと、あらためて問いました。
・龍馬は言う。
・わしはもともとええ加減で、尊王やら攘夷やら、流行りものに飛びついたようなところもある。
・けれど、その中で、山のような死に出会った。
・身を守るためとはいえ、この手で殺めた人もある。
・「そいつらがもっぺん生まれてきたいと思う国にするがが、生き残ったもんの役割じゃち、今日まで走ってきたがやけんど、小便もゆっくりできんような暮らしは、もうこりごりぜよ」

・坂本さんらしいと、東は言いました。
・この後どうするかと問われた東は、こう答えた。
・「ずっと坂本さんの護衛をします」
・志士として志半ばで亡くなった兄のため、果たしたいことがあったが、大政奉還の建白を読んだ時、もうよいのではないかと思った。
・この国にもう一度生まれてきたい。兄は今、きっとそう思っているだろう。

・「よし、東!」と、龍馬は語りかける。
・「おまえも世界中の女子と、アバンチュールぜよ!」

・はい、と東は満面の笑みを。

・そんな顔をしていたのかと、龍馬はあらためて東の顔を見ます。
・厳しい表情の奥には、そんないい顔が隠れていたのかと。


・仁一行は、伏見に着きました。
・寺田屋という船宿を訪ねると、女将のお登勢(室井滋)が応対してくれた。

・何とか龍馬と連絡を取りたい仁ですが、龍馬は身を隠しており、居場所が分かりません。
・京都中を探しますが、時が流れるばかりで、見つからない。


・そして仁友堂に、危機が。
・突然、たくさんの人が訪れ、怒りと共に苦情を。
・石を投げる者までいる。
・また、役人が来て、山田純庵(田口浩正)が捕えられてしまった。
・いったい、何が起こったというのか。


・龍馬暗殺は、明日に迫った。
・そして当日、日が暮れようとしているのに、龍馬は見つからない。

・そんな仁に、声をかける者が。
・東修介でした。
・彼に案内され、仁と咲は、池田屋へ。

・その頃、大久保一派は見廻り組に、龍馬の居場所を連絡していた。
・池田屋にいると。

・ついに再会した、仁と龍馬。
・仁は龍馬の無事を喜び、京を出るように説得します。

・と、そこに、龍馬の名を叫びながら部屋に飛び込んでくる者が。
・刺客か?

・それは、中岡慎太郎(市川亀治郎)でした。


・夜8時頃、池田屋を、見廻り組が襲撃します。
・が、部屋は、もぬけの殻。
・龍馬の姿はない。

・仁や龍馬たちは、中岡も含め、寺田屋に。
・そこで、軍鶏(しゃも)鍋を囲んでいました。

・悪態をつきながら、中岡は帰ってしまった。
・そしてその帰路、何者かに襲われた。

・仁は、時間を気にします。
・はやく日付が変わるように、願う。
・今日という日が過ぎれば、暗殺は回避されたことになる。
・歴史が変わる。

・そしてついに、日が変わる鐘がつかれました。
・誕生日に、坂本龍馬が暗殺されることは、なかった。


・突然龍馬は、咲に席を外してほしいと願いました。
・仁とふたりで話をしたいと。

・「せんせえ、わしゃ昨日、殺されるはずやったかい?」
・龍馬は仁に、突然、そう話した。
・そしてわざわざ、守りに来てくれたのか? と。

・龍馬はまた、こう相談しました。
・「わしゃそろそろ、おらんようになっても、ええかえ?」
・もうこの辺で国に関わるのをやめていいか? と。
・「せんせえは、わしの道しるべやったきにぇあ」
・そう話す、龍馬。
・はじめて仁先生と会った頃は、よく分からないままに、攘夷派の志士を気取っていた。
・これは正しいのかと疑ってはいたが、他に何をしていいか分からないまま、流されていた。
・「けんど、せんせえが、たったひとりで、コロリの治療をやりゆうがを見て、わしも恐れずに、自分が正しいと思うことをやろうと思たがじゃ」
・長州での戦の時も、そうだった。
・あの戦は必要な戦だと、これしかないと、無理に己に言い聞かせていたところがあった。
・「せんせえに怒られ、わしゃもっぺん、考えてみようと思うたがじゃ」
・「せんせえはわしにとって、夜の海に光る道しるべじゃ」
・「わしゃ、ただそこを目指して進んじょっただけのような気ぃがするぜよ」
・だけどもう、拳銃を持ち歩くような暮らしはこりごりだし、他にやりたいこともあるし、ここらで手を引こうと思っている。
・龍馬は、そう話した。

・仁は心の中で思う。
・それは、何よりうれしい言葉だった。
・だけど、なぜか、別れの言葉のように聞こえた。
・龍馬さんが国に関わることをやめたら、俺とのつながりも、終わりじゃないかと思えて…



・仁は、自分がこの時代に来た経緯を話そうとしました。
・が、その瞬間、あの激しい頭痛に襲われた。

・苦しむ仁を見て、龍馬は咲を呼びに階下へ。

・その頃、外では、東と恭太郎が遭遇。
・斬り合いになっていました。
・さらに恭太郎の仲間が加わり、1対3の戦いに。

・その物音を聞きつけ、龍馬は「ほたえな!」と叫ぶ。
・外を見ると、東が戦っていました。
・戸を開け、外に出る龍馬。

・懐から拳銃を出そうとしましたが、それは部屋に置いてきていた。
・ハッとする龍馬に、恭太郎が剣を向ける。
・その表情を見て、龍馬は悟りました。
・「咲さんと栄さんを、人質にとられたかえ?」
・「わしを斬ったら、死ぬつもりかえ?」
・「まっこと、それより他に、道はないがかえ?」

・そこに、仁と咲も駆けつけました。
・何とかしたい仁ですが、激しい痛みで動けない。
・それでも、這って進みます。

・涙をためながら、恭太郎が剣を振り上げる。
・その剣先が、龍馬の頭へ。

・が、間一髪、それを東が防ぎました。
・龍馬は、救われたのか?

・その時、倒れていた恭太郎の仲間が、龍馬に突進。
・東は目を閉じ、体を反転させて、剣を振る。

・その切っ先が、龍馬の額へ。
・横一文字に、入った。

・倒れる、龍馬。
・このまま死んでしまうのか?





日曜劇場 JIN -仁- オフィシャルガイドブック



JIN-仁- 10 (集英社文庫 む 10-10)





仁が来たことで、少しずつ、歴史が変わっていた。

橘恭太郎は、死ぬはずだったかもしれない。

その恭太郎が、龍馬暗殺に任命されてしまった。

何とか龍馬を助けようと奮闘する、仁。

それを修正するように、死ぬはずだった歴史のイレギュラー、恭太郎が動かされる。


もうひとりの死ぬはずだった男、東修介。

この男も、龍馬と関わることに。

そして、龍馬暗殺が回避されたかに思えた時、歴史のイレギュラーが集い、こんな結果に。


いや、まだ結果は出ていません。

この先、仁はどう動き、どんな結果が待っているのでしょう。


来週は最終章の前編らしい。

龍馬の命は、救われるのか…





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「タモリ倶楽部/首都高作りかけ大賞」

  • 2011/06/09(木) 19:52:46

□ タモリ倶楽部


オープニングは、中央区築地川公園。

いきなり、大橋ジャンクションの話からはじまりました。

そんなタモリさんの話に食いついたのは、江川達也先生。首都高の話で、盛り上がります。


今週のテーマは、作るはずだった首都高。

そこには、どんなドラマがあるのでしょうか。

それを授賞式という形で、紹介します。


「今夜解明! 高速道路の謎 首都高作りかけ大賞」


タモリ倶楽部 首都高作りかけ大賞




首都高作りかけ大賞、まずは金賞の物件から。

え?

いきなり金賞?



[金賞 両国ジャンクションそばの橋ゲタ]


両国ジャンクションは、大半が隅田川の上にあるジャンクション。

首都高速6号向島線と、首都高速7号小松川線が、接続されています。

今回注目する橋げたは、両国ジャンクションから、やや西に向かった地点にある。

横に、ちょこんと延びてますね。


タモリ倶楽部 首都高作りかけ大賞


下から見ると、やっぱり出っ張っている。

手前の部分も、将来、継ぎ足せるように、造られています。

ここから内環状線という路線が分岐する構想があった。

将来のジャンクション建設に備え、このような橋げたが造られたのだそうです。


タモリ倶楽部 首都高作りかけ大賞


平成8年度段階の首都圏高速道路計画を見てみると、両国ジャンクションの手前から、5号線につながる、内環状線という路線が構想されていたことが分かる。

現在は形式上、調査を推進するということになっているそう。ただし、事実上は、ぽしゃっているとも。




[ダイヤモンド賞 1号上野線 岩本町付近]


1号上野線の本町入口から少し北上した辺りが、千代田区の岩本町になります。


タモリ倶楽部 首都高作りかけ大賞

赤く色づけした部分、本線にそって、両サイドに道がついてますね。

これは、内環状線と1号上野線を接続するジャンクションが、分岐できるように、あらかじめ作っておいた“イカの耳”。

江川さんによると、大橋ジャンクションが最近できたが、それ以前、昔3号線を造った時に、あらかじめイカの耳が造ってあったそう。40年前から、大橋ジャンクションを作るという構想はあったようです。

40年前といえば、タモリさんが25歳の頃。その時すでに、先の先まで読んで、造っていた。


その部分を車窓から撮ると、こうなります。

また、下から見ても、横に出ているのが分かる。

タモリ倶楽部 首都高作りかけ大賞

どうも、この部分に停車する人がいるみたいです。

キスする人とか、いるらしい。


途中で途切れているので、無念さが うかがえますね。




[プラチナ賞 5号池袋線 早稲田出口付近]


本線から一般道に下りるまで、およそ450メートルもある、早稲田出口。

実は理由があって、この部分が関越までつながる構想だったそう。

かつて、首都高速5号池袋線と関越道を結ぶ、10号練馬線という路線が計画されていた。

タモリ倶楽部 首都高作りかけ大賞

ただ、これを造ってしまうと、5号線の大渋滞が予想される。

それで出口に転用したのではないかと。


また、早稲田出口とは反対の上り線にも、分岐を想定したイカの耳が。

その部分が、車窓からも、うかがえます。

タモリ倶楽部 首都高作りかけ大賞


こちらは小さくまとまっているので、無念さが感じられないとの感想が。




ところで、もう賞の名前はいいだろうということで、受賞名は廃止され、作りかけ大賞に統一されました。




[作りかけ大賞 川崎浮島ジャンクション]


首都高湾岸線と東京湾アクアラインを結ぶ、川崎浮島JCT。

航空写真を見ると、あれ?

途中で、止まってる?

タモリ倶楽部 首都高作りかけ大賞

これはまさに、つくりかけ。

タモリさんも、これはかなり無念だと。

行き先を失ってしまっています。


これは、浮島パーキングエリア計画という構想の名残らしい。

見ると、左側に土地が空いています。

ここにパーキングエリアを作るかもしれないという準備で、つなげられるようにした。

ただ、そばには大黒パーキングと海ほたるがあるので、需要がないのではないかということに。


車窓から見ると、途切れている道が見える。

下から見ても、無念な感じが。

タモリ倶楽部 首都高作りかけ大賞

道がやや下がったところが、余計に無念さを感じさせます。




次の作品が、大賞らしい。

大賞の中の、大賞?


[首都高作りかけ大賞 C1新富町出口付近]


これは、タモリさんも見覚えがあるらしい。


銀座出入り口と、京橋出入り口の中間に位置する、新富町出口。

一行は、作りかけ大賞をじかに見るために、作品を見下ろせる出口近くのビルに移動しました。

新光精工(株)の屋上へ、おじゃまします。


C1からくぐった先が、公園のようになっていて、行き止まりに。

公園のような広場からは、右に向かって掘ったような穴が。

そこから約600メートルにわたり、トンネルが続いている。

これは元々、築地川南支川で、掘ったのではなく、そこにフタをした格好。

タモリ倶楽部 首都高作りかけ大賞


この幻のルート、下り線は新富町から築地市場脇を通り、湾岸線へ。

上り線は、銀座ランプ付近で、C1に合流する計画だった。

湾岸地区と都心をつなぐ計画だったのですが、レインボーブリッジに負けたようです。





首都高速の謎 (扶桑社新書)



地上30mの東京散歩 SHUTOKO NAVI MAP ― 首都高を“遊ぶ”ための大人の地図帳





タモリさん一行は、作りかけのトンネルを辿り、築地場外市場のすぐ脇へ。

門跡橋の信号の辺りで、作りかけトンネルは終点を迎えていました。


タモリ倶楽部 首都高作りかけ大賞


すぐ先は、築地の駐車場。

網が張ってあるので、中には入れません。

なので超高性能カメラ(長い棒の先にカメラをつけた物)を使い、撮影します。

竿の長さを見ると、すごい労力。

ご苦労様。


中は、どうなってるんだろう?


ということで、首都高速道路の作りかけ、その大賞の栄冠に輝いたのは、

C1新富町出口付近のスポット。


許可が下りたら、中も見てみたいですね。

その仕事は、ブラタモリかな?




ライトマップル 全日本道路地図



切絵図・現代図で歩く江戸東京散歩 (古地図ライブラリー別冊)





高速道路から見えるスタジアムとか、幽霊ビルとか、そういうのは注目するけど、作りかけの施設に注目することはなかったなあ。

よく見ると、「?」という部分があって、それにもまた理由があるのか。

もっと突き詰めると、ドラマさえあるのかもしれない。

そんな、人々があまり注目しない点に光を当てるところが、タモリ倶楽部らしいなあ。

いろんな施設にも影なる部分があって、そこにも話があるんだなあ。 





安斎肇さんも所属するパンクバンド、LASTORDERZ(ラストオーダーズ)

その評が、専門誌に出たそうです。

内容は、「何だか、うら寂しい」というもの。

また、税務署からは、「売り上げがないものは、それは趣味だ」と。


これからどうなる? LASTORDERZ!

メンバーはそうそうたる人たちで、中には、田口トモロヲさんも。




今週の、空耳アワー。


・「キャッチャー・イン・ザ・ライ/ガンズ・アンド・ローゼス」

 → 浪人生 落下中
 ( BELONGS INSANE LIKE I DO )

 (季節的には、まだよかったのか? → 手ぬぐい)



・「ウェイティング・フォー・ア・ガール・ライク・ユー/フォリナー」

 → はにわに触る
 ( I'VE BEEN WATING FOR SOMEONE NEW )

 (塙さんじゃなくて、埴輪だったという、六車さんの作品 → 手ぬぐい)



・「ドミニク/スール・スーリール」

ベルギーの、尼さんのグループらしい。(La Sœur Sourire)


 → チンポ 振り 消灯
 ( ROUTIER PAUVRE ET CHANTANT )

 (たいへん危険な上、人格を疑われるので、マネしないでください → 耳かきゲット!)

清らかな尼さんの歌声に、何て言葉を当てるんだ!(笑

でも、きっと、空耳アワードにノミネートされる予感。



空耳 スール・スーリール





[タモリ倶楽部 関連記事]

 → 「面白建物大集合 超合法建築の世界」
 → 「風景印神経衰弱」

 → 「タモリ倶楽部 アーカイブ 2011年度 前半」




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「いろんな嘘│JIN -仁- 第8話」

  • 2011/06/06(月) 16:17:48

JIN -仁- 第8話「歴史に逆う命の誕生…」


<感想>

龍馬は、薩長を欺いてやろうとした。

あるいは、土佐藩や幕府まで欺こうとしたのかもしれない。

嘘をついてでも、内戦を回避しようとした。

紆余曲折の末に確信した、大政奉還という最善の方法。

それを成すことを第一に、何でもしようとした。


南方仁も、嘘をつこうとした。

野風を救うために、お腹の子をあきらめようとした。

が、それは、野風が望むことではなかった。

命懸けの想いを知った仁は、麻酔なしの手術に踏み切ります。

目指す第一を、変えた。

変えた上で、それ以上を救おうとした。



仁が、龍馬が、咲が、野風が、未来を作ろうとする。


仁は思った。

自ら望む未来を、この手で作り出すだけだ。

歴史は、変えられないと決まったわけじゃないんだから。



歴史の修正力というものがあって、直接は変えられないのかもしれない。

でも、それならば…




JIN-仁- DVD-BOX



JIN―仁― 20 (ジャンプコミックスデラックス)





<あらすじ>


・大政奉還をしかけようとする、坂本龍馬(内野聖陽)。
・歴史を知る南方仁(大沢たかお)にとってそれは、龍馬暗殺の日が近いことを意味する。
・しかし、詳しい日にちまでは分からない。
・ヒントとなるのは、友永未来(中谷美紀)の言葉なのですが、記憶があいまいで、思い出せません。

・武力討伐がはじまるより先に、幕府が政(まつりごと)を朝廷に返す。
・薩長も、政権を手放したものに対し、武力討伐できないだろう。
・これが内戦回避のための、龍馬が描いたシナリオでした。

・仁と龍馬の関係を探るように命じられた、橘恭太郎(小出恵介)。
・両者の関係を隠すため、ふたりが写った写真を盗み出し、焼却した。
・上司には、今ふたりは交わりを断っていると報告しました。


・龍馬に、暗殺のことを知らせたい。
・しかし、直接話そうとすると、歴史の修正力によるものか、激しい頭痛に襲われる。
・そこで仁は、ある賭けに出ました。
・直接的な表現は避け、隠喩にて知らせる。
・仁は以下のような手紙を、龍馬に送った。
・頭痛には襲われましたが、何とか書くことができました。

“土の龍
 道に果てつる
 寒き京

 ご注意を”



・本当なら龍馬のもとに駆けつけたい仁ですが、10月には野風(中谷美紀 2役)の出産を控えている。
・橘咲(綾瀬はるか)はできるだけのことを覚えようと、産婆さんのもとへ通います。

・1867年、秋。
・久留米の田中久重(浅野和之)から仁宛てに、届け物が送られてきました。
・電気を使った無尽灯。
・これなら、夜の手術に助かる。


・龍馬のことが気がかりな、仁。
・そんな様子を見て、咲は、もう一度 文を出してはどうかと、提案しました。
・しかし仁は、手紙が届かないのも歴史の修正力によるものだという気がする、と答えます。

・咲は、未来(みき)の写真が入っていた箱に触れ、言いました。
・写真なるものは、消えたまま。
・先生の知っていた未来さんは、野風さんと大殿さまとの間の子孫であったから、消えてしまったのではないでしょうか。
・咲は言いました。
・「だとすれば、既に先生は、歴史を変えておられるのではないでしょうか?」
・「薬や医療のことなどはもちろんですが、生き死にに関わることでも、歴史の修正力が働かぬことも、あるのではないでしょうか?」

・「でも」と、仁は言う。
・少しでも変えてしまったが故に、もっと悪くなることはないのだろうか?
・例えば、野風さんの血筋が断たれるとか、そういうことは起こらないだろうか?

・咲は答えました。
・「修正力がどう働こうが、先生の望みは、変わらぬのではございませぬか?」

・仁は、思った。
・俺の望む未来(みらい)は、野風さんが子供を産み、未来(みき)が生まれ変われること。
・そして、坂本龍馬が暗殺されない歴史を作ること。
・自ら望む未来を、この手で作り出すだけだ。
・歴史は、変えられないと決まったわけじゃないんだから。



・野風が、仁友堂にやって来ました。
・出産の日は、近い。

・子は順調で、母体も異常なし。
・この具合だと、出産は月の終わりか。
・ガンの進行もほとんどないようで、すべてうまくいきそうな気配。
・野風は愛おしそうに、お腹を撫でました。

・松本良順(奥田達士)に呼び出された仁は、奥医師になることを勧められました。
・将軍さまからの、ご指名らしい。
・松本は、龍馬との関係について、心配していた。
・このままでは、仁や仁友堂も疑われるかもしれない。
・仁友堂が苦境におかれぬためにも、奥医師になった方がいいと言います。

・その話を立ち聞きし、仁に話しかける者がありました。
・三隅俊斉(深水三章)。
・この男は、野風の乳がんを見抜けず、仁に面目をつぶされたことがあった。
・実は、和宮毒殺未遂事件の黒幕も、この男です。
・この男の存在が、仁にどう影響するか。


・順調に思えた野風ですが、あることが発覚します。
・どうやら、逆子になったらしい。
・戻らなかった場合、どうすべきか。
・現代だと帝王切開するところですが、仁友堂にある麻酔では、胎児には強すぎる。

・とりあえず、福田玄孝(佐藤二朗)が灸を試みてみることに。
・「切羽詰まった顔はよしましょう」と笑った。


・大政奉還を画策する龍馬ですが、なかなか幕府は呑んでくれない。
・そうしているうちに、薩摩藩邸に連行されます。
・そこで、大久保一蔵(眞島秀和)に詰問された。
・大政奉還の建白は、武力で幕府を倒そうとしている薩長への裏切りだというのです。

・何とか誤魔化そうとする、龍馬。
・これは壮大な茶番であると、説明しました。
・戦で敗けたわけでもないのに、政を還すという話を徳川幕府が呑むはずがない。
・また、影で勅許をもらって武力で討幕するのは、聞こえがよくない。
・それだったら、正面から建白し、それでも通らなかったら、武力討幕も仕方ないと、そうなるだろう。
・どうせ、幕府は断ってくる。
・そうしたら、挙兵したらいい。

・そんな考えだったら、どうして事前に話してくれなかったのか?
・西郷隆盛(藤本隆宏)は、そう聞きました。
・龍馬は、敵を欺くにはまず味方からだと、煙に巻こうとする。

・が、西郷の口からは、さきほど勅許が下ったという旨が。
・なので、このまま挙兵すると。

・慌てる、龍馬。
・腹を決めて西郷の前に座り、言いました。
・助けられた者は、助けられた恩を感じる。
・力でねじ伏せられた者は、ねじ伏せられた恨みを忘れない。
・戦は戦を呼ぶ。
・「どっちが新しい国を作りやすいと思うがぜよ」

・それが本心かと、西郷は言った。
・勅許の件は、嘘だったのです。

・猛り狂う薩摩藩士を前に、龍馬は説明しました。
・「みんなあが一所懸命やっちょるがは、この茶碗の中のケンカじゃ」
・「こんなもんは、ほれ、外から指1本で倒されてしまいぜよ」
・「国中の戦が長引けば、列強に漬け込まれ、植民地とされるがじゃ」
・「討幕は叶っても、属国となっては、元も子もないろう?」
・「頼むき、真の利は、なんたるか…」

・しかし、西郷は反論する。
・「人は、義だけで生きるわけではごわはん」
・「人には、情ちゅうもんがごわす」
・「己の裏をかいた相手を、信じるこつはできもはん」
・「ねじふせられんかったこつを、ありがたがるようには、できておりもはん」


・ついに、陣痛がはじまりました。
・逆子は少し回りはじめているが、そのせいでお産が早まったのかもしれない。

・咲は陣痛の合間に、お腹の子に話しかけながら、逆子を回そうと試みます。
・そんな様子を見て野風は、「咲さまは、真っ白でありんすなあ」と。
・あちきが子を産めば、先生の想い人をもう一度、作ることになるかもしれないのに、と。

・わたくしの心は真っ黒でございますよ。
・野風の背中をさすりながら、咲はそう話した。
・いつもいつも、つまらぬ嫉妬ばかりで。
・その度に、己が嫌になります。
・野風さんは、いつも見返りを求めない。
・なのにわたくしは、そのような気持ちには…。


・やがて、夜が明けました。
・そして、赤ん坊が。
・が、出てきたのは、手だけ。
・子が横向きになり、そのまま出てこようとしている。
・野風の脈をとった仁の顔色が変わりました。

・陣痛がはじまってから、15時間。
・母体の衰弱も激しい。
・そもそも、普通の体ではない。
・仁は佐分利祐輔(桐谷健太)らに、子供をあきらめる旨を告げました。
・産ませてやりたいのはやまやまだけど、他に方法がない。
・麻酔なしで帝王切開し、母体が途中で息絶えれば、胎児を無事とりだすことができなくなる可能性もある。
・どちらか一人でも、確実に助けるとするなら、母体しかない。

・野風が手術室へ運ばれます。
・仁は隠したまま、処置しようとした。

・が、野風はそれを見抜きました。
・「嘘は、下手でござんすなあ」
・腹を切って欲しいと、野風は懇願した。
・麻酔なしで、このまま切って欲しいと。
・「あちきは、郭(くるわ)の中の、籠の鳥でござんした」
・「行きたい所にも行けず、会いたいお方にも会えず」
・「けんど、この子は、ちがいんす」
・「野山を駆け回ることも、愛しき方と肩を並べ歩くことも、何だってできんしょう」
・「天翔ける鳥の如く、生きていけんしょう」
・「どうか、あちきの夢を、奪わないでくんなし!」

・帝王切開をいたしましょう。
・そう声を上げたのは、咲でした。
・大丈夫です、女子は子を守るためなら、どんな痛みにも耐えられまする。
・そう訴えた。

・「あちきは、死にんせん」
・「この子を抱くまでは、決して死にんせん」
・そう訴える野風の目を見つめ、仁も決心します。
・麻酔なしで、帝王切開する。

・が、帝王切開は、ほとんどやったことがない。
・さすがの仁も、手が震えました。
・その手を、そっと咲が包み込んだ。
・そして、「未来さんが、必ずお守りくださいます」と。
・先生をお慕いしているから分かる、と。
・「未来さんは、たとえ己が消えようとも、先生の幸せを願っておられるはずだからでございます」
・「野風さんと同じように」


・手術が、はじまりました。
・麻酔なしで、メスが入れられる。


・同じころ、龍馬は願掛けの酒を呑んでいました。
・手には、仁と一緒に撮った写真が。
・写真の仁に向かって、龍馬は話しかける。
・「わしは信じたぜよ。死にかけちゅうもんのことは、せんせーが一番よう知っちゅう」
・「国も一緒じゃ」
・「死にかけちゅう国を生き返らせるには、せんせーの言うことが一番正しいがじゃろうと、信じたぜよ」


・皮膚を切開し、中を切開する。
・想像もできない痛みを、野風は耐えます。
・そしてやがて、胎児が。

・胎児は、無事とりだされた。
・が、泣かない。
・絶望に包まれそうになる中、咲は赤子の足をつかみ、逆さにして、お尻を叩いた。
・泣きなさい!
・そう言いながら、何度も叩く。
・泣いて! と、神に願うような気持ちで、何度もぶった。
・泣け!

・と、病室に、赤子の泣き声が響いた。
・命の声が、みんなに聞こえた。

・が、それと同時に、野風が意識をなくしました。
・子宮からは、出血が。
・仁は、お初のことを思い出します。
・まさか、歴史の修正力?
・と、激しい頭痛に襲われ、仁は倒れそうに。

・それでも仁は、力をふりしぼる。
・脈が停止した野風に、心臓マッサージを。
・「子供を抱くんじゃなかったんですか?!」
・「歩くのを見るんじゃなかったんですか?!」
・「声を聞くんじゃなかったんですか?!」
・「絶対に死なないって、そう言ったじゃないですか!」
・「神は乗り越えられる試練しか与えないんじゃないのか!」
・全身全霊を込めて、野風を生かそうとする。

・それが通じたのか、脈が戻った。
・出血点も、見つかった。
・仁友堂みんなの活躍で、野風の命は救われた。


・そして京では、大政奉還が成ったとの報が。
・龍馬は叫ぶ。
・「世ぉが明けたぜよ!!」


・生まれたての赤ん坊に、咲は話しかけました。
・「あなたはね、わたくしの恋敵をお作りになる方なのですよ」
・「わたくしとしたことが、たいへんな方を、とりあげてしまいました」
・「あなたに、ひとつだけお願いがあるのでございます」
・「どうか、南方仁という方に、傷つくことが多いあの方に、誰よりも幸せな、今度は誰よりも幸せな未来を、与えて差し上げて下さい」

・野風の子は、“安寿(あんじゅ)”と名付けられました。
・フランス語で、“ange”、天使のことです。

・その名を、野風は、たいそう喜んだ。
・安寿 ange 、そう彫られた銀のスプーンが送られます。
・西洋では、子が一生豊かに暮らせるようにと、誕生の祝いに送られる。


・それを光景を見て、仁は思い出した。
・あの日、未来が言っていた言葉を。
・「坂本龍馬と、同じですね」
・「龍馬が死んだ日も、確か、誕生日」

・仁は、勝海舟(小日向文世)のもとへ走った。
・そこで、大政奉還が成ったことを聞かされます。
・また、船中八策を見せられた。

・が、それは、九つの策に変わっていました。
・議会の設置や、天下の人材を顧問に据えること。
・それと共に、仁が話した保険制度のことが。
・みなが等しく必要なる医療を受けられ、健やかに暮らせる、保険なる仕組みを作ること。
・九つ目に、そう書かれてあった。

・歴史は、修正されたのだ。
・思わぬところで、仁に触れたことで、龍馬が新たなものを創造した。

・仁は、確信する。
・いるはずのない俺の足跡が、歴史に刻まれていく。
・坂本龍馬の手で。
・歴史は、変えられないわけじゃない。



・仁は、龍馬の誕生日がいつか、勝にたずねました。
・龍馬の誕生日は、11月15日。
・あと1ヶ月。

・龍馬に宛てた手紙は、密偵により回収されていました。

・仁は、京に行くことを決意します…





日曜劇場 JIN -仁- オフィシャルガイドブック



綾瀬はるかPHOTO BOOK『float.(フロート)』





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「タモリ倶楽部/進行役サミット」

  • 2011/06/03(金) 13:21:18

□ タモリ倶楽部


今週のオープニングは、ビルの入り口、それも片隅です。

タモリさんほどの人を平気でこういう所に立たせるところが、タモリ倶楽部らしいかな。

他ではあまり考えにくいですね。


さて、今週の出演者は、ほんこんさんに、マギーさんに、アンジャッシュの渡部健さん。

あれ? これってみんな、進行役の人じゃん。

さらに局アナから、虫嫌いでおなじみ、勝田和宏さんも参加。

進行役の視点から、タモリ倶楽部に対して意見を発信するらしい。



“当番組の進行役陣も、いつの間にか年齢を重ね、その体力も減退気味。それによって、番組に対する様々な不満が溜まってきているようです”


「緊急開催!! タモリ倶楽部 “進行役”サミット」


タモリ倶楽部 進行役サミット




みんな進行役なので、まずは、くじ引きでテーマ毎の進行役を決めます。

赤いくじを引いたのは、勝田アナ。

勝田アナ進行のもと、最初のお題は、“手札”だ。



[議題(1) 手札]


手札とは、番組の進行を手元で確認するためにある物。

司会者が小さいカードみたいなのを持っていたりしますが、あれのこと。


まずは、ほんこんさんからの苦情。

文字の大きさが、異常に小さい。

確かに、小さいですね。アナログでは、字がつぶれて読めません。


それを説明しようとフリップを出した勝田アナですが、フリップの裏にコピーが貼ってありません。

なので、前を見ながら、説明しないといけない。

ここらへんも、タモリ倶楽部らしい?


手札の文字の大きさは、12pt、16pt、22pt、28pt とある。

ほんこんさん的には、22pt が いいそう。


タモリ倶楽部 進行役サミット
上が、12pt。


老眼が入っているのに 12ptはきつい、と、ほんこんさんは言います。

これに慣れると、よその局の台本だと、字が大きく見えるそう。


ということで、これからは 22pt に統一することが決まりました。

(ホントかな?)



マギーさんは、手札の量に、不満を。

万能ダレの企画の際、たくさんの手札を渡された。

あまりに多いので、手元で、ワッサワサに。

しかも、やっている途中で、タモリさんに「さっきのとはどう違うの?」とか聞かれるので、前のを探すだけでも大騒ぎになる。

なので、枚数を少なくするとか、番号をふるとか、リングでとめるとか、そういう工夫が欲しいと。

というか、他の番組では、そうしているらしい。

ほんこんさんからは、綴じて、本の形式にしたらどうかという意見も。

それだと、紙の裏表を使えるので、枚数も少なくてすむ。


渡部さんの苦情は、手札カンペが箇条書きすぎると。

湧水の回の手札を見てみると、こんな感じ。


●各ポイントの流れ

湧水発見
 ↓
博士、水系を発表(標高フリップ)
 ↓
博士、水質測定(データを記入)
 ↓
飲む
 ↓
ペットボトルに詰める
 ↓
命名



渡されたのが、これだけだった。

しかも、この回が、渡部さんのタモリ倶楽部初登場。


他の進行役からは、よくこの1枚でやれたな、と。



勝田アナの苦情は、ちょんまげの回から。

「難しい漢字にはルビを振ってほしい」との要望。

その文章とは、「コチラは本多髷の中でも一際、まげの部分が小さい」

この文で勝田アナは、「一際(ひときわ)」を「いっさい」と読んだ。


でも、ほんこんさんからは、「日本語って、前後を読めば分かるよ」との意見が。

そりゃそうだ。

アナウンサーだし。





次のテーマに行くにあたって、また、くじ引きが行われました。

結果、進行役になったのは、ほんこんさん。

テーマは、“カンペ”です。



[議題(2) カンペ]


ディレクターから出される、カンニングペーパーのことですね。


ほんこんさんが困ったカンペが、これ。

何がおかしいかというと、改行がおかしいと。


[ほんこん]
さあ、それでは紹介しま
しょう。日本一の称号に
輝く5人の左官戦士
吉村戦隊サカンジャーです。



確かに、読みにくい。

さらに実際のフリップでは、最後の「ジャーです」の前でスペースがなくなり、詰め込む感じに。

また、自分しか読まないのに、「ほんこん」と一番上に書かれている。

前に間違えて、自分で「ほんこん、さあ、紹介しましょう」と読み上げてしまったそう。


別のカンペでは、わざわざ関西弁で書かれている。


皆さん表彰状を持って
はりますけどこれは…



タモリさんは笑いながら、「これは関西人を馬鹿にしてる」と。



渡部さんはタモリ倶楽部のカンペに対し、「字がどんどん汚くなっていく」と言います。

前半は、とてもきれい。

でも、ロケが進んで2冊目になると、だんだんと汚くなってくる。


ほんこんさんは、めくりやすいように付箋(ふせん)をつけてほしいと要望を。


勝田さんは手札に続き、カンペにもルビを振って欲しいと言いだしました。

お城のプラモデルの回があったのだけれど、勝田アナは歴史に疎く、「戊辰戦争」を読めなかった。

というか、「歴史に疎い」を「歴史に無頓着」とか言ってましたけど。

(無頓着は、(服装などに)少しも気をかけないこと。物事にこだわらないこと)


これを聞いてマギーさんは、「アナウンサーですよね?」と、まっとうな質問を。





さあ、またくじ引きです。

次に司会者を務めるのは、また、ほんこんさん。

テーマは、“フリップ”。



[議題(3) フリップ]


みなさんご存知の通り、写真や図などをパネルに貼ったものですね。


勝田アナは、セミの回ではフリップが厚かったと。

また、虫嫌いのボクに何でセミのフリップを持たせるのかと、個人的な苦情を言います。

フリップが厚いのに、終わったフリップを入れる箱もなかった。

イスに立てかけると、何かの拍子に倒れてしまう。


渡部さんは今日の1発目のカンペを、イスどころか、ヒザに立てかけられたそう。


他の番組だと、フリップを渡してくれる人とか、引き取ってくれる人がついてくれる。

でも、タモリ倶楽部では、なし。


ほんこんさんは、段取りが悪いと怒っています。

必要なフリップを本番になってから、探している。

そのうち、DとADの小競り合いがはじまって、険悪なムードに。

ADがフリップを差し出すのですが、委縮してしまって、届かない。

また、話が盛り上がって進行を忘れていると、ADさんがホンコンさんの脚を、フリップでコンコンと叩いて合図することも。


渡部さんによれば、フリップの向きが統一されておらず、分かりにくいそう。

縦と横が、ごっちゃになっていたりする。


進行とは関係ないけれど、勝田アナはお茶の紙コップが気になるらしい。

収録が止まると、紙コップのお茶を出してもらえる。

それが前に中断した時に自分が飲んだコップなのか、使いまわされてるのか、気になると。


ひとりだけ話題がずれているので、みんなからクレーマー扱いされる、勝田アナでした。




次の議題に移るので、またクジです。

ほんこんさんが仕切ろうとしましたが、タモリさんが奪い返した。

くじの進行だけは、ゆずれません。


選ばれたのは、渡部さん。

テーマは、“台本”。




[議題(4) 台本]


勝田アナからは、収録場所の地図が分かりにくいと。

大まかすぎて、分からない。

これには、タモリさんも大きくうなずいた。

地図通りに行っても、到着しないそうです。


渡部さんによれば、めぼしい建物を記入してないので、非常に分かりづらい。

ホンダとかツインタワーとか、分かりやすいものが記載されていない。

そのくせ、吉野家とか笑笑の記載が。

なので、AD目線なのではないかと。


あまりに書かなさすぎて怒られたのか、次の地図ではやたら記載が。

これでは書きすぎて、余計に分かりにくい。


タモリ倶楽部 進行役サミット
(上)記載が少ない地図
(下)記載が多すぎる地図


途中はないのかと。





テレビの教科書―ビジネス構造から制作現場まで (PHP新書)



AD(アシスタントディレクター)残酷物語―テレビ業界で見た悪夢





最後のテーマは、“他の番組との違い”。

進行は、渡部さんです。

タモリ倶楽部の進行が他の番組と違うところは?


勝田さんからは、「フリで噛んでも、収録が止まらず、やり直しが出来ない」と。

多少噛んでも、そのまま行く。

アナウンサーとしては、つらいかも。


マギーさんからは、「よきところで、の意味が違う」という意見が。

他の番組の「よきところで」は、サクサクと進んでテンポがいい状態で、空気が停滞する前に、次のテーマに行ったりする。

一方、タモリ倶楽部では、大分停滞したところで、「よきところで」が出る。

何にもなくなるまで、ずっとカメラを回すそうです。

盛り上がったところでは終わらず、何だったら、盛り下がったところで終わる。

(確かに、そうかもしれない)


ほんこんさんは、「ゲストのくいつきが悪い」と。

すごく食いついてくれる人もいれば、「何が面白いの?」とか「ほんこんさん、これ大丈夫なんですか?」と口にする人も。


タモリさん自身は、取り上げるテーマに関して「さすがにこれは…」ということは、ないそう。

それよりも、盛り上がる番組が嫌いだと。


渡部さんが思うのは、「タモリさんをはじめ、言うことを聞いてくれないことが多い」。

進行しようとしても、誰も話を聞いてくれない。

「オレ、何で呼ばれたんだろう?」と思い、クラスで無視されている子みたいな気持ちになる。

進行に従ってくれないもんだから、こっちは口うるさい学級委員みたいになると。




僕がテレビ屋サトーです―名物ディレクター奮戦記 (文春文庫PLUS)



けもの道





確かに、盛り下がってから終わることが多い気も。

進行無視も、度々ですね。

でも、それでこそのタモリ倶楽部。他の番組とは、違います。

そもそも、取り上げる企画が違いますもんね。

この独特さ、ニッチでいいんじゃないですか。競争相手もいないし、競争する気もない。

また、真似しようとしても、真似できないかも。

唯一無二の、タモリ倶楽部だ。





今週の、空耳アワー。


・「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード/ビートルズ」

 → エロいスイーツ 見てや
 ( IT ALWAYS LEADS ME HERE )

 (♂と♀のチョコ → 手ぬぐい)



・「マザー・ラヴ/クイーン」

 → あの兄ちゃん 立ちション中
 ( I DON'T NEED THE PASSION TOO )

 (確かに聞こえる、六車さんの作品 → 手ぬぐい)



・「ギヴ・イット・アップ/AC/DC」

 → 君の? 君の? 君の? 君の毛?
 ( GIVE IT UP GIVE IT UP GIVE IT UP YEAH )

 (カメラの中島さんが、写真を持参 → 耳かきゲット!)

20年前、タモリ倶楽部をやりだした頃の写真らしい。



最後の2作は、六車さんの作品でした。

空耳 君の毛?





[タモリ倶楽部 関連記事]

 → 「セミに異変が? 東京昆虫ミステリーゾーン」

 → 「タモリ倶楽部 アーカイブ 2011年度 前半」




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