「チュー大作戦と待田家の秘密/純と愛(4) 第19話~24話」

  • 2012/10/27(土) 13:48:35


ついに、純と愛が付き合う?

無事、チューできるか?

指輪騒動と愛の逮捕の顛末は?

純と愛が待田家に乗り込む。

父 謙治と母 多恵子はどんな感じ?



NHK総合の朝ドラ

連続テレビ小説「純と愛」。

第4週の感想。


<ねむりひめ>




NHK連続テレビ小説 純と愛 上





(月曜)

純は、愛(いとし)の全てを受け入れようと思った。本性が見えるということも、信じる。「私には、あんたが必要みたい」、そう言って純は愛を抱き寄せました。ここまで自分を受け入れてくれる存在に、愛は涙した。そして純は、愛に交際を申し込むのでした。

本当に僕みたいなやつでいいんですか? そう聞かれた純ですが、「あんたじゃなきゃダメなの」と、しっかり答えました。そして愛は返す。「じゃあ、とりあえず、保留ってことで」

保留? 仮契約? お試し期間? クーリングオフ制度? 今日はそれで勘弁してくださいと言って、愛は帰って行った。残された純の立場は?

次の日、水野が笑顔で話しかけてきました。この間の質問に答えたいからと、食事に誘ってきた。でも、純は ハッキリと言いました。自分は愛と付き合いはじめたということ。そして、千香からふたり(水野と千香)は付き合っていると聞いたこと。

純は愛と初デートに出かけました。愛はフードを深くかぶり、余計なものを見ないように、うつむいて歩きます。なので、純は腕をかした。一応、手を組む格好になりますが、まるで犯人を護送しているみたい。あるいは、介護しているみたいです。

お好み焼き屋さんではハート型に焼いたりイイ感じですが、やはり人が多いと負担になるみたい。洋服を買いに行くも、ショップ店員のおぞましい本性に、当てられてしまいました。その後、動物園に行ったのですが、ここはよかった。動物には裏表がないようです。

純は昔、この動物園に来たことがありました。迷子になったことに気づかないでフラミンゴを見ていたら、すごく善行に叱られた。手を思いっ切り、引っ張られました。愛はそれを「それはきっと、お父さんに愛されてるって感じたんですよ」と言う。純には、とてもそうは思えませんが。

そこに兄の正から電話がかかって来ました。善行から見合いを勧められているのだという。相手は、那覇の旅行代理店の一人娘。正はマリアに電話してほしいとお願いしてきました。兄の優柔不断な態度にモヤモヤしていた純ですが、愛の助言もあって、電話することにしました。

でも、マリアはつっけんどん。一方的に、正への伝言を話してきた。店はやめたし、マンションも引っ越したし、この電話も解約するとのこと。電話を切って向かった先は、産婦人科のようでした。

デートを終えたふたりは、いつもの橋の上で分かれました。「せめて、チューぐらいしようとか思わないわけ?」、そう純が思った瞬間、愛が引き返してきた。こっ、これは、チューなのか? 朝ドラで、チューなのか? 唇と唇が合わさろうとしたその瞬間、愛の動きが止まりました。ガラスに映った自分の姿に、自分の本性のような、死んだ弟のような、そんなものが見えたのだという。

そいつは問いかけてくる。何でおまえが生きてるんだ? お前が死ねばよかったんだ。

吐きそうになりながら、愛は帰って行きました。ふたりのお付き合いは、前途多難なようです。チューもお預け。



(火曜)

弟の剛から、写真付きのハガキが届きました。「沖縄から少しずつ、世界へ進んでいくことにしました」なんてカラーペンで書いてある。その能天気さに、純は呆れます。それよりも気になるのは、愛のこと。「おじい、あいつを笑顔にできるのかな?」と、純はおじいの写真に話しかけた。

純は、家族連れのお客様を部屋に案内しました。男の子をふたり連れているのですが、母親は小さい弟にかまいきり。兄の方が暴れても、何の注意もしません。下の子のためにはホテルにクレームをつけるのに、上の子は放置状態。レストランで走り回ったり、壁に落書きしたりしても、何も言いません。そんな愚痴を、純は電話で、愛に聞いてもらった。

愛に愚痴を聞いてもらっただけでも、純の気は晴れます。と、その様子を水野が見ていました。そして、食事に誘われた。純と愛、水野と千香、4人で食事をすることになりました。

千香は水野にベッタリ、髪もふんわり。水野の方は、何とか純とふたりきりになろうとします。ふたりになった時、水野は純に言った。千香とはただの友達であること、そして、愛のどこがいいのか? と。

食事の後、水野と愛でホッケーゲームをすることに。水野はムキになって、愛を挑発しているように見えます。でも、結果は、愛の完勝でした。相手になりません。これは、バッティングセンターでも同じでした。水野がヒットを連発するも、愛はホームラン。

そんな時、水野が外国人のカップルに、お好み焼きのお店について聞かれ、場所を説明しました。さすがコンシェルジュ、水野は流ちょうな英語で話し、株を上げました。けれど、その後の話には対応できなかった。すると今度は、愛が英語で話しはじめました。最近の日本の政策について、話したらしい。水野、全敗です。

水野たちと別れ、純と愛はいつもの橋の上へ。そこで純は話した。鏡を見ると自分の本性が見えるやつ、私に何かできることないかな? すると愛は、大丈夫ですと笑いました。「純さんは、そのままの純さんでいてくれるだけでいいですから」「純さんと一緒にいれるだけで、幸せだし」

別れ際、愛はリベンジを申し出ました。つまり、チューへの再挑戦です。さあ来なさい! とばかりに、純はかまえる。愛は自分の顔を見ないように、注意しました。と、純が部屋に上がるように言った。部屋を片付ける間、待ってもらって、鏡も隠して、準備万端。さあ、チューだ! かかって来なさい!

というタイミングで、電話が鳴りました。愛の携帯。相手は、愛の父親でした。

頑なに電話に出ない愛と、出ろと言う純。もめていると、愛が「すいませんけど!」と声を荒げた。「家族にはもう会わないと決めてるんで」と言う。そのまま愛は、帰ってしまいました。よほど家族には会いたくないようです。

そして、チュー失敗!



(水曜)

チューが2回とも失敗に終わってしまった。でも純は、三度目の正直を狙います。

例のトラブル一家が困っている。ゲッと思った純ですが、助け舟を出すことにした。下の子が熱を出したとのことで、純が上の子の相手をすることになりました。が、これが間違いの元。暴れたりイタズラしたのはまだマシで、指輪の盗難騒動に巻き込まれることに。

トラブル家族の母親が、指輪がないと騒いでいるのです。母親は純が盗ったと決めつけていました。桐野は純と共に、ベッドの下などをくまなく探した。シーツの下やゴミ箱の中まで、念入りに探します。さらに客室係に電話して、フロアのゴミを全部調べてもらう。リネン室の洗濯も止めてもらって、替えたシーツも調べてもらいます。

先輩ベルボーイたちにも手伝ってもらうのですが、社長のせいでいい迷惑だと言われてしまう。リネン室のみなさんにも、社長が問題起こすのはもう慣れたわよ、と言われてしまいました。

それでも結局、指輪は見つかりませんでした。母親の方は完全に、純が犯人だと決めつけています。純の身体検査をしろだとか、ロッカーを調べろとまで言う。しかし、その要求を、桐野は受け入れませんでした。「当ホテルの従業員は、決してお客様の物を盗んだりは致しません」と、キッパリと言った。(カッコイイ)

すると母親は、指輪を弁償しろと言い出しました。でも、貴重品はセーフティーボックスを使用して頂きたいとお願いしているとして、これも桐野は断りました。どうしても疑うなら、警察に被害届を出していただくしかありませんと。そんな様子をニヤついて見ている上の子を見て、純は絶対にコイツが犯人だと思った。

事務所で純は、また宿泊部長の米田に叱られた。始末書を書くように命じられます。何も盗んでないのに何でと食ってかかろうとしましたが、桐野に腕を引っ張られ、いつものように奥へ連れて行かれた。純はどうしてあの子を調べないのかと訴えましたが、刑事にでもなったつもりかと、たしなめられた。「私たちにできることは、指輪を捜すお手伝いをすることであって、犯人探しじゃないの」「あの子を問い詰めて、いったい誰が笑顔になるの?」と。

<ポッツーン>となった純の頭の中で、また、ひな祭りの歌が聞こえました。

声が聞きたくなった純は、愛に電話した。愛はネットカフェにいました。インターネットで職探しをしているという。そしてそれは、純とちゃんと付き合うためだとのこと。まだ、お試し期間は終わってないようです。

純は、人の顔を見なくていい仕事を考えてみた。図書館に研究所、作家に画家に動物園、灯台守も思いつきました。でも、それらは、全部経験済みでした。やってみると結局、人の顔を見ることになるらしい。じゃあ、パソコンはということになりましたが、ネットに長くつながっていると、世界中の人間の悪意みたいなものが押し寄せてきて頭が破裂しそうになるのだといいます。

頭もよくて、運動神経もバツグンで、英語だってペラペラの純ですが、自分が何をしたいのか分からないのだという。何のために生きているのか、それも分からない。

純は指輪の盗難騒ぎについて、愛に話しました。そして次の日、男の子を見てもらうことにした。本当に盗んでないか、確かめてもらうためです。すると、下の子が泣き出した。その瞬間、愛が子どもたちに歩み寄っていきました。それも、すごい形相で。

愛は上の子の肩をつかむと、いきなり頬を叩きました。「おい、おまえ! 二度と弟に『死ね』なんて言うな!」「おまえがな、親にバレないように弟イジメてんのも、全部、知ってんだからな!」。いきなり子どもを叩いて大声を出す愛に、ホテルのロビーは騒然とします。

これはもう、チューどころじゃない。



(木曜)

愛は止まりませんでした。「今だって、弟の腕、思い切りつねっただろ?」「こっちの目、見ろよ!」。愛は男の子のポケットから、指輪を取り出した。「おまえ、お父さんとお母さんが かまってくれないから、困らせてやろうと思ったか?!」「おい、いい加減にしろよ!」「子どもだから許されると思うなよ!」「おい、こっち見ろよ!」「おい、今後一切、弟に『死ね』なんて思うなよ!」「おまえ、本当に死なれたらどれだけ後悔するか、分かってんのかよ?」「どれだけ つらい思いするか、教えてやろうか!」「おまえの本性はな、全部俺が分かってるからな!」。

結局、愛は水野たちに取り押さえられ、奥に連れていかれました。純はあまりのことに、見ていることしかできなかった。

例の家族は指輪のことは放っておいて、愛を警察に突き出すように要求します。ホテルに慰謝料まで要求してきた。純は私が悪いと申し出ようとしましたが、桐野に止められました。米田ではどうにもならず、総支配人が出てきて、ようやく事態は収まりました。

純は男の子に、スケッチブックを渡そうとしました。けれど、母親にそれを突き返された。男の子の振り返った顔が、純には気になります。

愛は純をかばって、その人は関係ないと言い張った。全部自分が勝手にやったのだと。桐野に理由を問われますが、あのガキがむかついたからだと言った。指輪についても、適当に言ったら当たっただけだと。

結局、愛は警察に連行されました。どうしようかと純が思っていると、水野が来てトルストイの言葉を引用した。「わたしがあなたを作り、あなたがわたしを作る。それが愛だ」。その上で、愛と付き合うと純の人生に悪い影響を及ぼさないか心配だと話します。「僕と違って」と、アピールも忘れない。(この面堂終太郎め!)

誰かに相談したい純ですが、愛以外にはそういう相手がいません。仕方ないので母の晴海に電話すると、逆に相談された。剛のことで、善行が怒っているらしい。剛がYouTubeに動画を投稿しているのです。歌をうたっているのですが、その歌詞というのがこんな感じ。

俺の暮らしはBitter
くそったれのバカ親父
泣いてるおかんのうなじ


さて、本物の社長、大先ですが、今日のお連れさんは男の人でした。本物の社長に社長と呼ばれる純は、この前の言葉について聞いてみました。「純粋に生きるには愛の支えが必要だ」とかいうやつ。でも、大先は覚えてないかのようなそぶり。

大先によると、愛はもうすぐ釈放されるとのことでした。神戸のお父さんが弁護士で、身元引受人になったようです。彼の名前が愛だと知って、大先社長は言いました。「純粋に生きようとする君は、もしかして、もうその人に、支えてもらってたりして」。大先社長、軽いのか、奥が深いのか、よう分かりません。

純は愛を迎えに行った。お父さんと一緒に帰らなくていいのかと、愛に聞いてみます。愛は二度と家に帰らないと決めたのだと言い、純さんももう僕と付き合わない方がいいと話した。僕はあなたにはふさわしくないからと。

立ち去ろうとする愛に、純は「逃げるな!」と言いました。「何なの、それ? ひとりで被害者ぶっちゃって」「あんたの弟の純ちゃんが死んでつらいのは、あんただけじゃないの!」「家族だって、苦しんでんだよ!」「誠ちゃんは、純ちゃんが死んでから、他の人のニオイが臭くてたまらなくて、8年間ずっとマスクしてんだからね」

今度のことも、安易に頼んだ自分が悪いのだと、純は言った。「あの子殴ったんだって、弟さんのこと思い出したからでしょ?」「悪いけど、あんたがいくら付き合う気がなくても、まだお試し期間は終わってないんで」

「行くよ」、そう言って純は、愛の家へと向かいました。それは想像していたよりはるかにデカい大豪邸。純は面食らいますが、鬼が出るか、蛇が出るか。さあ、何が飛び出す?



(金曜)

門の前でうつむいている愛に、純は言いました。「<困った時はトイレに行けばいい>でしょ?」。チャイムを鳴らすと、自動で門が開きました。迎えてくれたのは、妹の誠だった。相変わらずマスクをつけており、「来ると思った。お帰り」と、ややぶっきらぼうに愛に言います。

暖炉のある豪華な応接室に通されると、お手伝いさんがお茶を運んでくれました。3人になるとやっと、誠はマスクを下にずらした。「どう、愛ちゃん。8年ぶりの我が家は?」と聞きます。あまり変わらないと、愛は答えました。誠は自分の本性がどう見えているかについても、聞いてみた。愛によれば、「他の人に比べれば、まあ、見れるかな~っていう感じ」らしい。そして誠の方も、愛のニオイは他の人に比べるとマシだという。

少しして、ふたりの父親、謙治がやって来ました。挨拶する純を見て、謙治は呆然としました。フリーズしたようになって、純を見つめている。このお父さんも、愛や誠のように、何かあるのだろうか? 「あなた一体、何者なんですか?」とか言っています。

母親が戻るまでの間、純と愛は、かつて愛が使っていた部屋へ。戸棚には、たくさんのトロフィーが並んでいます。本棚の本は、多岐にわたっている。西洋音楽史があったかと思うと、素粒子と宇宙についての本があったりと、専門書がいっぱい。その中に一つだけ「ねむり姫」の絵本がありました。何やら訳ありの本らしい。そして愛は、帰りたがっているようでした。どうも、母親には会いたくないみたいです。

ついに、その母親、多恵子が帰って来ました。純は挨拶しようとしますが、取りつく島がありません。仕事の文句を言い、お手伝いさんに用事を言い渡し、夫に仕事の指図までする。誠にも司法試験について、あれこれ言いました。とにかくスキがないというか、すき間がないというか、入り込めません。謙治に言われて、やっと多恵子はソファーに座った。

その第一声は、「で?」でした。「何の御用?」と、見つめているというよりは、睨みつけている感じ。「御無沙汰してすみません」と、愛は頭を下げた。「何やってたの、今まで?」と、多恵子はまくしたてる。言いたいことがあるなら、早くしてちょうだい。いったい、何で出て行ったの? 何が不満なの? あなたの能力なら、優秀な弁護士になれたのに。私たちにどれだけ迷惑をかければ気がすむ気? ちゃんと説明責任、果たす気はあるの?

こんな調子なので、愛が何か言うすき間がありません。家庭ではなく、まるで法廷です。愛が何も言えずにいると、多恵子は「ちゃんと人の顔見なさい!」とテーブルを叩いた。あまりの迫力に、愛も純も、縮み上がります。純が思うに、昆虫を踏みつぶすような言い方。

愛は「すみません」と言うしかなかった。夫の謙治も、黙ってしまっています。あの誠でさえ、固まっている。

そんな中、最初に口を開いたのは、純でした。愛にトイレの場所を聞いて、ふたりで消えます。そこでとりあえず、深呼吸。何とか励まそうとした純ですが、「つらいかもしれないけど頑張ろう」としか言えませんでした。でも、愛にはうれしかったみたい。

応接室に戻ると、多恵子は仕事をはじめていました。まるでストップすることを怖れているかのようです。話すのも、仕事するのも、止まることを避けているように見える。愛が何か言おうとすると、多恵子は「人の時間を奪うのは重罪だってこと、分かってる? あなたたち」、そう言って下から睨みつけました。

それでも愛は言葉を振り絞りました。手にしているのは、眠り姫の絵本です。「子どもの頃、よく読んでくれましたよね」と愛は言った。多恵子が忘れたというと、「僕は死んでも忘れません」と言った。本を読んでくれている時のお母さんの顔が大好きだったからと。そしてついに、愛は告白した。「お母さんの顔を見ることができないんです。今は」と。

人の本性が見えるのだと、横から誠が説明してくれました。でも、多恵子は取り合ってくれません。

「純のお葬式の時、初めてお母さんの心の声が聞こえてきました」と、愛は話しはじめた。「<何で双子のくせにあなたが適合しないんだ? この役立たず>って、ずっと僕のこと、責めてましたよね?」「それだけじゃない。切り替えのはやいお母さんは、<でも、死んだのがデキの悪い純の方でよかった。あとは愛が弁護士になってくれればそれでいい。純のことは早く忘れよう>って、自分のことを慰めだした」「その時のあなたの顔は、ふだん見てるのとは全く違って、まるで別人で、それはもう正視には耐えられないようなとてもひどい顔をして――」

「取り消しなさい!」と、多恵子は愛の言葉を遮りました。自己弁護のためにいい加減な主張をするなと。

誠が何か言おうとしましたが、その前に、純が前に歩み出ました。「私は信じます。愛くんの言ってること、全部信じます」。厳しい顔の多恵子でしたが、純という名前を聞いて、一瞬、顔色が変わりました。でもやがて、「あなたのせいで、おかしくなったみたいね。愛は」と言い出した。私はおかしいとは思わないと純が言っても、「なぜ? 根拠は?」と、まるで裁判所のてい。

あげくに純は、ゴキブリみたいだと言われた。「別に悪い意味じゃないのよ。ゴキブリが現れるとどんな人間でも、アクションを起こさざるを得なくなるでしょ? 悲鳴あげて逃げ出す人もいれば、殺虫剤をあわてて探す人もいる。でも、私は、すぐに叩き潰す方なの!」と、多恵子は言った。

どっしぇ~~~! 言うた、言いはった。ごっついこと、この人、言いはったえ~~~~~~~!

もう二度とこの家に現れないでほしいと、多恵子は言った。純にも、愛にも、です。「私はこれから、あなたも死んだものと思います」と、背中を向けました。愛は「ありがとうございます」と返した。「そう思っててもらった方が、僕も楽です」「でも、ひとつだけいいですか? この本だけは、もらっていってもいいですか?」、そう聞きながら前に回ると、愛は母の顔を見た。

そこでどんな本性を見たのか、それは愛しか知らない。

帰ろうとする純と愛を、謙治が呼び止めました。「私も、愛の言ったことを信じます」、そう言います。実は謙治も8年前から、人と話をすると耳鳴りがするのです。でも、なぜか、純だけは大丈夫だった。謙治は愛のことをよろしく頼みますと、純に頭を下げました。

ともかく、倒れそうな愛に肩を貸し、純は帰って行きました。そして、今日も、チューなし。



(土曜)

帰りのバスの中で愛は、ずっと顔を伏せていました。泣いているように見えます。そして例の橋の上で、「別れましょう」と切り出した。やっぱり、付き合うのは無理だと。お試し期間、終了です。走り去った愛に、純は追いつけませんでした。さすが、インターハイレベル。

オオサキプラザホテルのロビーは、カップルだらけ。純が落ち込んでいると、電話が。でもそれは、正からでした。正は今日、例のお見合いに臨むらしい。それでいてマリアについて、純に聞きます。節操がありませんなあ。

節操がないといえば、水野が純に声をかけてきました。純と愛が別れたと知ると、「それはよかった」と笑顔で言ってる。なぜか純は、「水野さんはいったい、何のために生きてますか?」と聞いてしまった。愛は双子の弟を病気から救えなかったから、自分を責めている。それからずっと、どうしたらいいか、分からない。自分が何のために生きているか。きっと8年間毎日が、暗くて、つらくて。明日が来るのが怖かったに違いない。そんなことを話してしまった。

その愛は、鏡に映った自分の顔を見ていました。そいつは、ざまあみろ といった風に笑っていた。愛と純が別れたことを喜んでいるように見えます。インターネットカフェで、ねむり姫の絵本に触れながら横になっていると、電話がかかって来ました。誠からだった。本当に家には帰らない気かと聞かれた愛は、うん と答えた。「なんで、ゆるせるん? あんな鬼みたいな人」と、誠は言います。

でも、愛は返した。「俺に怒っている時のお母さんの顔…。もう、ボロボロに疲れてた」「顔中、傷だらけだったんだよ」「もう、壊れそうなくらい、つらそうに泣き叫んでた」「だからもう、これ以上、苦しめたくなかったんだ」。誠にお母さんのことを頼んで、愛は電話を切りました。

ネットカフェで今までの精算を済ませ、トボトボと街を歩く。橋の上まで来ると、手すりの上にのぼりました。手には、あの絵本、ねむり姫が。

目を閉じた愛に、誰かが声をかけました。「まさか、死のうなんて思ってないよね?」。純だった。街中のネットカフェを探し、愛を見つけ、つけてきていたのです。純は右手を差し出しました。「連れてって」

ふたりは墓地に。弟の方の純の、墓の前に立ちます。そこで純は言った。「愛くん、言ったよね。自分が何のために生きてるか分からないって」「それはきっと、私とふたりで生きていくためだよ」「私はそう思う! …ことに決めた」。純は墓に向かって聞きました。「純くん、いいよね? そう思っても」「愛くんは、生きてていいよね? 幸せになっていいよね? ゆるしてくれるよね?」

ほら、いいって、と純が言うと、愛は泣きながら「勝手に決めないでください」と言った。「僕は…僕はあなたのことが好きです」「これから…これから僕は、自分のことよりももっと、あなたを愛します」。純の顔を見ながら、愛はそう言いました。

愛は純に、絵本を手渡しました。「ねむり姫の王子様のセリフなんですけど」というわけらしい。「このセリフをもって、返事とさせてください」

泣いている愛を、純は抱きしめた。<よし、今度こそいくぞ>と、1週間かけた作戦を実行に移す。「目、閉じて」と言って、純がリードしながら、軽くキス。初チューです。

<おじい、大丈夫。何があっても、負けないよ。邪魔するやつは、どっからでもかかってこい! って感じ>

翌朝、ふたりは、純の部屋のベッドの上にいました。



いいのか?

NHK。





連続テレビ小説 純と愛 Part1 (NHKドラマ・ガイド)






トラブル一家といい、待田家といい、ごっつい母親と、存在感のない父親。まるで現代日本を見ているかのよう。お母さんだって暴走したくないんでしょうけども、止める人がいないので、そのままになってしまっています。お父さんはお父さんで、やさしさが空回り。

かくしてそれぞれの家族には、母もおらず、父もおらず、みたいな状態に。

上の男の子はあんなだし、愛もたいへんなことになっていて、外から見れば問題児。でも、それだけではなさそうですね。ふたりともある意味、そして誠だって、家なき子かもしれない。


さて、待田家ですが、愛だけじゃなく、誠も、謙治も、対人関係で困ったことになってました。こうなると、多恵子も? と思ってしまいますね。

これを解消するには、どうしたらいいのだろう? ここに(狩野の)純が加わったのは、運命?

かきまわすのは得意なようですが、さて、どうなるやら…。





第5週は、「きたかぜとたいよう」。

お付き合いは、うまくいくか?

愛にあった働き先は見つかる?

多恵子に言われて、病院で検査?





<キャスト>

狩野純(夏菜)
待田愛(風間俊介)

狩野善行(武田鉄矢):父親、格言使い。
狩野晴海(森下愛子):母親、宮古島生まれでクモも平気。
狩野正(速水もこみち):兄で長男、優柔不断、口癖は「マインド的には」。
狩野剛(渡部秀):弟で次男、能天気で世界を目指している。

真栄田弘治(平良進):おじい。

待田誠(岡本玲):愛の妹。人が臭うのでマスク着用。
待田謙治(堀内正美):愛と誠の父親、弁護士。
待田多恵子(若村麻由美):チョー怖い母親。

大先真一郎(舘ひろし):オオサキプラザホテルの本物の社長。
中津留賢二(志賀廣太郎):総支配人、影が薄いが、声はいい。
米田政国(矢島健一):宿泊部長、携帯じじい。
露木敏哉(や乃えいじ):料飲部長、クシャミじじい。
桐野富士子(吉田羊):接客指導、教育係、腕をつかむ力がすごい。
水野安和(城田優):純にちょっかいを出すコンシェルジュ。
田辺千香(黒木華):純と同期入社、水野に気がある。

幼い頃の純(安養寺可蓮)
マリア(高橋メアリージュン):正が妊娠させた相手。




スポンサーサイト



 web拍手 by FC2  


 ブログランキング・にほんブログ村へ  blogram投票ボタン

 


[サイト内タグ]:  純と愛


金子直吉と鈴木商店、灘高と菊正宗/ビーバップ!ハイヒール

  • 2012/10/26(金) 05:00:21


三井三菱に挑んだ天才商人、金子直吉とは?

灘高と菊正宗、嘉納治郎右衛門の関係は?


その昔、日本経済の中心は大阪にありました。

それを支えた、華麗なる男たちとは?

伝説の商人たちが、今、生きる希望を与えてくれる。



ABC朝日放送 ビーバップ!ハイヒールより。

2012年10月18日放送、「華麗なる関西の大財閥 日本を動かした どてらい商人物語」


ゲストブレーン:加来耕三さん。(作家。歴史家、時代考証家)



日本を再興した起業家物語―知られざる創業者精神の源流






□ 三菱財閥と住友財閥


何度も映像化された小説、山崎豊子 作「華麗なる一族」。その中に出てくる万俵財閥は、実在した神戸の<岡崎財閥>がモデルだといわれます。

財閥とは明治から昭和にかけて、グループ会社を多角的に経営した一族のこと。製造から販売まで、広く事業を展開。銀行も運営し、莫大な個人資産を所有していました。こうした経済界のモンスターが、かつて関西には数多く存在していたのです。


NHK大河の龍馬伝でもおなじみ、岩崎弥太郎(1835~1885)。弥太郎は坂本龍馬が抱いた海運業の夢を受け継いだといわれています。明治6年、弥太郎は旧土佐藩から、2隻の船を入手。それを足掛かりにして、大阪は堀江に海運業の会社を設立しました。そこで押しの強さと商才を発揮し、やがて日本の船舶輸送を制覇した。そして、巨大な財閥へと のし上がてゆきます。これこそが、三菱財閥。


三菱と並んで有名なのが、住友財閥。ここも大阪が拠点です。その歴史は古く、江戸時代に愛媛の銅山を経営し、大阪で両替商を営んでいました。ところが明治政府が銅山の国有化に乗り出してきます。このままでは銅山の経営権が、住友から取り上げられてしまう。その難局に立ち向かったのが、広瀬宰平(1828~1914)でした。別子銅山が接収されそうになるも、彼は政府官僚に直談判。「銅山の経営を他の者に任せると、利益はなく国家の大損失になる!」と言い放ちました。国をつぶしたくなければ住友に任せろと主張し、見事所有権を取り返したといいます。彼は住友に莫大な利益をもたらし、財閥への基盤を作り上げました。


このように、日本経済の中心はかつて、関西にあったのです。




□ 金子直吉と鈴木商店


関西には、零細企業を30年で日本一の総合商社にした男がいました。その会社とは鈴木商店であり、その男の名を金子直吉(1866~1944)という。

その鈴木商店の流れを汲むという会社ですが、こんなにあります。サッポロビールにアサヒビール、いすゞ自動車に日野自動車、神戸製鋼所、昭和シェル石油、帝人、日本製粉、日本海運、双日(旧 日商岩井)、帝三製薬(第三製薬)。


明治7年、神戸で創業した鈴木商店。輸入砂糖を取り扱う、店員17名の商店でした。その中に、金子直吉の姿もあった。直吉は高知県の没落商家の生まれ。地元で丁稚奉公したのちに、21歳で鈴木商店に入りました。実家は借金まみれで、学校にも行けなかったといいます。

そんな直吉ですが、当時としては画期的な金銭感覚を持っていました。この頃の商品の値段は、米価が基準となり上下していた。しかし、直吉は、一般的には定着していなかった原価計算を重視。原材料の仕入れ値や運搬料を計算し、利益を上げながらいかに安く売るかを考えていたのです。

さらに直吉は商いを砂糖だけに限定せず、かつお節や茶葉なども取り扱い、店の売り上げを伸ばします。それが認められ、やがて番頭に抜擢された。ところがそんな矢先、当主である岩治郎が亡くなってしまいます。明治27年のことでした。でも、未亡人のよねは、店を続けると言ってくれた。店のことはすべて直吉に任せるからと。

こうして金子直吉は番頭として鈴木商店を任せられることに。目標は、既に財閥だった三井や三菱を追い越すことです。それは夢物語のように思われましたが、直吉は本気だった。


ある日、直吉はとある新聞記事に目を留めました。日本の台湾開発などについて書いてある記事です。これを見て直吉は、鈴木商店の台湾進出を決意します。明治30年、直吉は単身、台湾へと乗り込みました。この時、31歳だったという。

これからの日本の貿易拠点が台湾になるだろうと目をつけた直吉は、台湾にも鈴木商店の拠点を置き、欧米を中心に貿易を開始。これが大当たりし、莫大な利益を生み出しました。こうして鈴木商店は、大企業へと成長します。

直吉の勢いは止まらず、やがて、ロンドンやニューヨークにも進出。製鉄、海運、造船、石油、ビール、タバコ、薬品など、新しい事業を展開していきました。その結果、鈴木商店は、鈴木財閥と呼ばれるまでになったという。

ついに、三井や三菱の背中が見えてきました。経営を任されてから、わずか10年ほどのことだったといいます。


そんなさなか、第一次世界大戦が勃発。経済界にも影響が及びはじめました。当時、戦争はすぐに終結し、物価は下がると見込まれていた。こうして他社が買い渋る中、直吉だけはあらゆる鉄と物資を買い付けるように命令。これが周囲には、自殺行為に見えたといいます。

が、そうはなりませんでした。突然、商品の値段が上がりはじめたのです。大方の予想は外れ、戦争が長期化。そのため世界中で品不足となり、物価が高騰しはじめた。実は直吉は、海外からの正確な情報を、独自のルートで入手していました。それを分析した結果、物価は絶対に上がると確信していたのでした。

直吉の分析は的中、こうして鈴木商店はまた、莫大な利益を獲得しました。この年の売り上げが、約16億円だといいます。今のお金で換算すると、約4兆円にもなる。この年の三井の売り上げは、約11億円。ついに鈴木商店は、大財閥を追い抜いたのです。


資源のない日本が世界と勝負するには、産業を育てて貿易で儲けるしかない。そう考えた直吉は、企業買収を進めました。結果、関連企業は70社以上となり、社員は3000人を超えたという。

ただ、そんな鈴木商店が唯一手を出さない業種がありました。それは、銀行。商売人は商品を売ってナンボだと、銀行業には手を出しませんでした。当時、財閥は銀行を経営し、資金調達を行っていました。しかし、こうした直吉の信念があったため、鈴木商店は銀行を持たず、台湾銀行から融資を受けていました。

が、この姿勢は、台湾銀行への過度の依存を招いていたという。そしてこれが、やがてアダとなります。

昭和2年、金融恐慌により、台湾銀行の経営が悪化。それにより、鈴木商店への融資が打ち切られたのです。直吉は三井銀行に、台湾銀行の救済を要望しました。けれどそれは飲んでもらえず、昭和2年4月、鈴木商店の倒産が決まりました。

これで傘下だった企業は分散を余儀なくされましたが、現在の神戸に、鈴木商店の足跡が残されていました。その名も、<鈴木薄荷(はっか)株式会社>。この会社は鈴木商店が倒産したその年に、社員たちがハッカ部門を独立させ、設立した会社なのです。


一時的には夢を果たしたものの、それを持続させることは叶わなかった、金子直吉。しかし、彼が傘下に置いた数々の企業は、その後 日本経済の中で、大きな役割を締めてゆきました。企業と人、その両方を直吉は育て、日本に貢献したのです。




□ 金子直吉のエピソード。


若い頃、外国人相手の商売で失敗した直吉は、支払いができなくなりました。その際、支払額を大幅に減額してもらうために、あることをしたといいます。それは何だと思います?






答えは、切腹(未遂)

損害額は今のお金で、3億円くらいだったらしい。そこで、「責任をとって切腹する」と短刀を抜いたところ、相手があわてて、減額してくれたというお話。




□ 灘高と嘉納治郎右衛門


神戸にある酒造メーカー、菊正宗酒造株式会社。この清酒ブランドを生み出し、造り酒屋を財閥にまで育て上げたのが、8代目 嘉納治郎右衛門(かのう じろうえもん 1853~1935)。

彼は酒は生き物だと考え、誰よりも手間と情熱を惜しまなかったといいます。酒に雑味があると判断すると、その樽(一斗樽ではなく醸造樽)は世間には出さなかったという。常に良質の酒を造ることを考え、醸造技術の研究に励んでいました。

改革を考えていた治郎右衛門は、ドイツから顕微鏡を輸入し、化学を採用。さらに西洋の技術者を招き、近代醸造の足掛かりを築いたという。しかし、彼が愛情を注いだのは、酒だけではありませんでした。

ある日、治郎右衛門は、奉公人の幸吉を呼び出しました。幸吉は給料の前借りが膨れ上がり、借金が相当な額になっていたのです。治郎右衛門は、借入額が書かれた給金帳を差し出しました。でも、幸吉は字が読めないので、分からないという。すると治郎右衛門は幸吉の背後に回ると、筆をとって幸吉にも握らせ、給金帳に斜線を引いた。つまり、借金を帳消しにしたのです。

治郎右衛門は奉公人を、家族同然に扱って、大切にしていました。彼は懐深い愛情を、酒にも人にも惜しまなかったという。


治郎右衛門は、嘉納家が成すべきことは酒を売って利益を出すことだけではなく、人の育成だと考えていました。そんなある日、嘉納家を、ひとりの親戚(白鶴嘉納家の縁戚)が訪れます。彼の名は、治五郎。そう、教育者としても名を馳せる、講道館柔道の創始者、嘉納治五郎です(1860~1938)。

治五郎は、これからの日本を支えていくような人材を育てるべく、学校を設立したいと話し、資金援助を要請しました。そしてそれは、治郎右衛門が抱いていたのと同じ想いだった。治郎右衛門は、資金を出すことを約束、日本一の学校を作ろうと決意します。

こうして、治郎右衛門は資金集めに奔走した。申し出をまず引き受けてくれたのが、白鶴酒造でした。さらには山邑酒造(現 櫻正宗)も協力してくれた。こうして昭和2年、3家が資金50万円(今のお金で約10億円)を出資し、学校が創立されました。それがあの、灘中学(現在の灘高校)なのです。

その後、灘高校は東大進学率トップクラスの名門校となり、その歴代理事は嘉納家当主が務めることになりました。こうして人を育てるという治郎右衛門の信念は、今も受け継がれているのです。





歴史を動かした会議 (朝日新書)






□ 紀伊国屋文左衛門 vs 奈良屋茂左衛門


江戸時代の大商人、紀伊国屋文左衛門が遊郭で遊んでいると、仲の悪い奈良屋茂左衛門が向かいの店で雪見酒を楽しんでいるのが見えました。気に食わない文左衛門は、あることをして風流を楽しんでいた茂左衛門に嫌がらせをしました。金持ちならではの妨害とは、いったい、どういったものでしょう?





答えは、通りにお金を撒いて、騒ぎを起こした

通りがかった人にとっては、ラッキーかな。




こんなことをされて気が済まない奈良屋茂左衛門は、リベンジに燃えます。そこで大晦日に嫌がらせをすることにしました。その嫌がらせとは、何でしょう。





答えは、年越しそばを買い占めた

そば屋は完売して喜んだかもしれませんが、そばを食いたい他の人はどうしたのだろう?

配ったのかな?




 → 「ビーバップ!ハイヒールの目次 2012年」





 web拍手 by FC2  


 ブログランキング・にほんブログ村へ  blogram投票ボタン

 


[サイト内タグ]:  ビーバップ!ハイヒール  


「妹の誠と愛の秘密 眼高手低/純と愛(3) 第13話~18話」

  • 2012/10/20(土) 12:36:28

愛の妹、誠が登場。

純の兄が妊娠騒動?

水野がまた急接近?

外国のお客様の要望に、純は応えられるか?

双子の弟と、愛の秘密とは?



NHK総合の朝ドラ

連続テレビ小説「純と愛」。

第3週の感想。


<しんじるこころ>




NHK連続テレビ小説 純と愛 上





(月曜)

愛(いとし)の背中で顔を埋める、純。何だか、すごく落ちつけました。でも、愛は何を思ったか、純を突き飛ばすと、走って帰ってしまった。それも、猛スピードで。

純はフラれたってこと?

ベルガールとして働く純は、外国のお客様の対応もします。突き飛ばされた時に打った腰が痛いけど、元気に仕事に励む。すると、水野が声をかけてくれた。気まずい別れ方をしたばかりですが、また誘ってもいいかなと笑ってくれました。

純は、外国のお客様から何か聞かれました。でも、早口なため、よく理解できません。バースデーが何とかと言っていますが、詳細はチンプンカンプン。そこで、コンシェルジュの水野を頼りました。どうもお客様は、娘さんの誕生日のサプライズを手伝ってほしいとお願いしているらしい。それにはある店のケーキが必要なのですが、そこは行列ができることで有名な店。あとは日本にしかない楽器をプレゼントしたいとのこと。

水野の手帳を見て、純は驚きました。たくさんのメモが書かれている。どうしたらお客様のためになれるか、水野は普段から勉強しているのです。さすが、プロ。下半身と上半身は別。いや、何でもありません。

純と水野は、さっそく店に行ってみました。でも、売り切れ。ケーキを買うのは難しそうです。予約を受け付けてないので、当日並ばないといけません。

どうしたらいいか一緒に考えてくれる? 水野は純を、沖縄料理店に誘った。故郷の味に、純はホッコリ。すると水野が、純の手を握った。「俺と付き合うこと、真剣に考えてみてくれないかな?」。甘いマスクで、じっと見つめます。

とろけそうになった純でしたが、愛の言葉が思い出された。Hなことがしたいだけ。なので、考えさせてほしいと、答えを保留してもらいます。

気まずい雰囲気になったので、純は愛について聞いてみました。愛と水野は同級生なのです。愛は成績優秀で、トップを水野と争っていたとのこと。その上、運動神経もバツグン。なるほど、それで足が速いのか。

家に帰った純ですが、まだ腰が痛む。頭に来たので愛に電話してやろうかと思いましたが、番号を知りませんでした。すると、母の晴海から電話がかかってきた。兄の正の件ですが、ますますたいへんなことになっているらしい。正の彼女が妊娠したのですが、相手は産むつもりだといいます。

晴海は純に、その彼女さんと話をしてほしいと頼んだ。宮古には戻らないという純に、那覇までならいいじゃないと、一方的に話します。休みの日を聞くと、飛行機のチケットをとっておくと言って電話を切りました。

さて、娘さんの誕生日の件ですが、ケーキを買うために並ぶことと、日本らしい楽器を探すこと、それを純は引き受けてしまった。お客様の喜ぶ顔を見て本人は満足ですが、桐野に「余計なことをするのはやめなさい」と注意されてしまいます。あれはホテルのサービスではなく、個人的な安請け合いだと。

すぐに断って来るように言われますが、純は退かなかった。簡単にあきらめたくないし、桐野さんみたいに冷めた生き方をしたくないと反発。

愛が職員用の休憩室にいた。純が声をかけると、あわてて逃げ出します。ふたりはホテルの中を追い駆けっこ。純も足には自信がありますが、愛は速い速い。追いかけてたら、純は、くしゃみジジイこと料飲部長の露木とぶつかってしまった。

でも、おかげで、心配して戻ってきた愛と話すことができました。もうこれ以上関わらない方がいいと、愛は言う。と、「あいちゃん?」と声をかける女の人が。「こんなとこ、おったんや」と、愛を見て驚いています。マスク姿のこの女性は、誰?

まさか、口裂け女?



(火曜)

その女性は、誠だと名乗りました。愛と誠? 純と愛と誠? どういうこっちゃ?

誠という女性は、「一体なにやってたん?」と まくし立てた。どうも知り合いのようですが、また愛は走って逃げてしまいました。愛がバイトしている会社の電話番号を調べて連絡してほしい。そう純に頼んで、誠は泊まっている部屋に戻りました。どういう関係かと聞いてみると、「あなたに話す必要はないんですけど」と言われた。ずいぶん、ぶっきらぼうです。

あと、気になることが。誠はマスクをさげ、純のニオイを嗅いで、首をかしげていました。

さっそく電話してみましたが、愛はちょうどさっき会社を辞めたところでした。そのことを、純は誠に伝えようとする。彼女は、神戸法科大学の研修ゼミに参加するため、オオサキプラザホテルに宿泊していました。せっかく純が伝えたのに、誠は「知ってる」と素っ気なく返す。愛から誠に、電話があったらしい。

彼女は<待田誠>、愛の妹でした。愛も誠も、純の名前を知って驚いていた。それには亡くなったという双子の弟が関係しているのかと純は思いましたが、誠はそれについて教えてくれません。愛はもう8年も家に帰っていないらしい。なので愛の代わりに、誠が親の後を継いで弁護士になることになったという。

ともかく、誠が妹だと分かり、純はホッとしました。誠に愛の番号を聞き、さっそく電話してみる。けど、すぐに切られてしまいました。

純は昔から、男運が悪い。男の子と遊ぶことが多かったからけっこう言い寄られたけど、男みたいだよね~とか、怖いと言われる。重いとか、友達の方がいいと言って、逃げられた。高校と大学では1人ずつ付き合いましたが、別の女性を連れてこられ「彼女はオレがいないとダメなんだ」と言われ、フラれた。君はひとりでも生きていける、とか言われる。

わしゃ、ランボーか?

アホの弟は、東京にいるようでした。でも今の問題は、兄の方。晴海が那覇行きのチケットを郵送してきた。でも、純には、お客様との約束があります。眠れなくなった純は、愛に電話した。でも、つながりません。何度もかけたもんだから、ものすごい数の履歴がついています。これではまるで、ストーカーだ。

何とか眠ると、目覚ましの音で起こされました。と思ったら、携帯の音だった。相手は愛です。「今日は那覇に行ってください」と、愛は言った。ケーキの件なら自分が並ぶし、楽器の方は沖縄でもできるんじゃないかという。「早くしないと間に合いませんよ」、そう言って愛は電話を切りました。

何で那覇の件を知っているのだろう? 行かないといけない理由は?

ともかく純は、那覇へと飛びました。



(水曜)

那覇に着いた純を、晴海と正が迎えに来た。当事者である正ですが、「よう、大変だなあ」と、まるで他人事です。で、相手ですが、マリアという名前の日本とフィリピンのハーフで、那覇のキャバクラで知り合ったという。美人だし、ふだんはソフトらしいのですが、すぐにキレて暴れたり、英語で泣きわめいたりするとのこと。

3人はさっそく、マリアが住むアパートへ向かいました。でも、訪問するのは純だけ。話しはじめようとしたところ、正の新しい彼女だと誤解され、いきなり顔面パンチをくらってしまった。誤解はすぐに解けたものの、鼻血ブーでもうたいへんです。顔を殴られるのは、二度目だ。

穏やかに話していたマリアですが、正について話しているうちに興奮し、包丁を握って叫びだした。純はその包丁を取り上げ、トイレへ。すると愛から、電話がかかってきました。ケーキは買えそうなのですが、天候が悪くなってきているという。このままでは、飛行機が飛ばない可能性があるといいます。純はマリアの写メを送ってみますが、実物を見ないと分からないとのことでした。

純は正に「逃げないで直接話したら?」と、訴えかけます。でも、正は煮え切りません。それでもマリアの前に歩み出ますが、出た言葉は「本当に俺の子かな」だった。平手打ちを喰らわせる、マリア。「こうなったら、意地でも別れない」と宣言しました。子どもも絶対産むと。

正の態度に腹を立て、純も帰ろうとしました。と、その途中で、竹笛が目に留まります。これなら、お客様の要望にちょうどいいかもしれない。さっそく買おうとした純ですが、店員を見てビックリ。東京にいるはずの剛がそこにいたのです。

水野からの電話を受けた純は、ケーキもプレゼントも大丈夫だと伝えました。でも、那覇に来ていることは隠します。

結局、純はマリアともう一度、話をすることにした。剛と一緒に彼女が務めるキャバクラに行ってみますが、既に晴海と正が来ており、話している最中でした。マリアの体を気遣う晴海ですが、やはり別れてほしいみたい。正も、それを望んでいます。

と、そこに現れたのは、人の道を説く金八先生ではなく、善行でした。



(木曜)

善行は丁寧にあいさつすると、お金を渡しました。これで許してほしいと。つまり、このお金で子どもを下ろしてほしいというわけです。これに、純は激昂。善行と口論になります。それをきっかけに、家族全員が揉めだす始末。

「マリアさんの好きなようにしたらいい。マリアさんの人生なんだから」、純はそう言った。するとマリアは、善行からお金を受けとりました。子どもはおろし、正とも二度と会わないと告げ、出て行きます。

それを追う、純。本当にそれでいいの? と訴えかけますが、涙を流しているマリアに「あなたのせいよ」と言われた。純が余計なことをしたおかげで、正と別れることになった。純のせいで、ひとりぼっちになってしまったと。最後には「私は家族を大切にしない人は信じない!」と言われ、お金の入った封筒を叩きつけられました。

純は善行に、「眼高手低」と言われた。これは、理想は高いが実力が伴ってないという意味。一人前に批判はしても、自分では何もできない。正には余計なことはするなと舌打ちされ、剛は相変わらずの能天気ぶり。晴海は剛を甘やかし、純には厳しい。純は来るんじゃなかったと、強く思いました。

打ちひしがれていると、また、ひな祭りの歌が頭の中で聞こえた。

空港で飛行機を待っていると、愛から電話がかかってきました。「誰か助けて」と願っていた純は、ホッとします。ケーキも何とかゲットできたみたい。しかし純は、天候のことを忘れていました。大阪行きは全部、欠航。これでは大阪に帰れません。

水野に連絡すると、呆れられました。自分から約束しておいて、このあり様。沖縄にいることも愛には伝えておいて、水野には言ってなかった。ため息と共に、君はもう余計なことしなくていいからと言われてしまいます。



(金曜)

翌日、何とか大阪まで辿り着き、純は急いでホテルへ。竹笛を持って水野を探しますが、打ち合わせ中でした。娘さんの誕生日にサプライズしたいと言っていたお客さんも、チェックアウトしたという。フロントの田辺千香によれば、約束を守れなかったお詫びにと、水野と桐野が部屋をグレードアップして花をプレゼントしたという。

落ち込む純に、千香は「あまり気にしない方がいいよ」と言ってくれました。でも、顔はホクホクでうれしそう。水野の前で純が失点したのが、うれしい。

純は桐野に、昨日のことを詫びました。桐野によれば、あのお客様は帰りの車に乗るまで、「なぜ、あの人(純)は現れないんだ?」と言っていたらしい。せめて最後に顔を見たかったと。純のことを信じていたのです。

食堂で純は、水野にも謝りました。すると、水野は笑顔でこう言ってくれた。「もう、気にしない方がいいよ。いつもみたいに明るく笑ってなきゃ、純は」。いきなり、呼び捨てです。でも、嫌味ではない。トルストイの「この世にいるのは、不完全な男と不完全な女だけだ」という言葉を持ち出した後、ふたりでお疲れ会をしようと誘ってくれました。

心揺れる純ですが、やっぱり愛の言葉が思い出される。水野はHなことがしたいだけなのだろうか? そこで聞いてみました。「私が子ども産みたいって言ったら、どうします?」。これに水野は気を悪くした。付き合う気がないなら、そう言ってくれればいいのにと。「何でいつも、そうやって人を不愉快な気持ちにさせるのかな?」、そう言って去ってしまった。

そんな純ですが、本物の社長である大先に言われました。「今の君に必要なのは、愛(あい)だな。純粋に生きようとする人間には、愛の支えが必要だってことだよ」。

愛と聞いて純が思い出したのは、愛(いとし)のことでした。あいのささえ? それとも、いとしのささえ?

そんなことを考えていると、誠と出くわしました。チェックアウトしたので神戸に帰ると、ぶっきらぼうに挨拶された。純は愛に、お兄さんのことをゆるしてあげてくださいとお願いしました。あいつは家を出てから、ずっと苦しんでいるんです。人の顔を見ると、その人の本性が見えてしまうから。そう伝えてみました。

でも、苦しんでいるのは、愛だけではありませんでした。愛が出て行った頃から、誠は他の人のことがすごく臭うようになったらしい。マスクはそのためにつけているのです。みんなが臭くて臭くて、耐えられない。でもなぜか、純だけはあまり臭くないのだという。

「でも、今日はちょっと臭うかも」、そう言って誠は帰って行きました。

相変わらず、愛の電話はつながりません。悶々としてたら自転車がパンクするしで、最悪です。ため息をつきながら愛に会いたいと思っていると、後ろから声が。「ここにいます」。愛でした。(心まで読めるのか?)

昨日のケーキですが、水野は受け取ってくれなかったのだという。賞味期限があるので全部 自分で食べたら、腹痛になったらしい。雨に濡れたこともあって、愛は寝込んでいたとのこと。

ずっと自分の顔を見ない愛に、純はどう見えているのかと聞いてみた。



(土曜)

今の純は、顔がたくさんある仏像みたいに見えるのだと、愛は言った。顔の周りに、いろんな表情の顔が浮かんでいる。怒った顔、泣いている顔、やけになって笑っている顔もある。そして愛は「僕に関わらない方が、あなたのためだと思うんです」と言った。もうこれ以上、純という名前の人が不幸になるのを見たくないと、うつむいて話しました。

立ち去ろうとした愛を、純は呼び止めた。そして沖縄料理屋に連れて行きました。すると、千香から電話がかかってきた。今、水野の部屋にいるのだという。「そういうことなんで、もう水野さんに色目使うのやめてくださいね」、そう言って千香は一方的に電話を切りました。

今週も、いろいろあった。でも、何ひとつうまくいかない。悶々とするものを、純は愛にぶつけた。私はいろんな人に幸せになってもらいたい。せめて、笑顔でいてほしい。それのどこか、いけないの? やること全部、裏目に出て、みんなに嫌われてしまう。「もう、自分で自分のこと、嫌いになりそうだよ」。

愛には、そう話す純の周りに、いろんな顔が見えました。笑ってたり、泣いていたり、叫んだりしている。

近くのテーブルで、誕生日を祝う拍手が起こった。すると愛はテーブルの上の竹笛――あのお客様に渡すはずだった物――を手に取り、吹きはじめました。やさしい音色が、店内に流れた。純も、他のお客さんも、笛の音色に聞き入ります。純は、おじいを思い出しました。宮古島の海を前に、幼い日に笛の音を聞かせてくれた、やさしいおじい。

吹き終えると、愛は顔を上げて言った。「あなたが誰かに嫌われるのを怖れて、何もしなくなったら寂しいです」「何かを応援したいです」「だって、あなたは誰よりも人のことが好きで、誰よりも一生懸命頑張ってるから」。

愛がまた腹ピーになったため、純は自分の部屋に連れて行きました。でも、なかなかトイレから出てきません。そこで声をかけると、ドア越しに話を聞いてほしいと愛は話しはじめました。もうひとりの純について。

愛には双子の弟がいた。その名前が純。彼は幼いころから体が弱く、入退院を繰り返していました。そして高校生の時に、白血病だと診断された。2年以内に骨髄移植しないと治らないと宣告されましたが、なかなか見つかりません。愛と純は二卵性だったし、他の家族も適合しなかった。

結局、弟の純は、高校2年生の時に苦しんで、苦しんで…。なのに自分は小さい頃から風邪ひとつひかないと、愛は自分のことを責めます。勉強も、運動も、習い事も、なぜだか人並み以上にできた。それはまるで、お腹の中にいる時に、純が持つはずだった能力まで全部 奪い取ったかのようでした。

純は死ぬ間際に、こう言ったのだという。「何で僕が死ななきゃいけないんだ」「何で、愛ちゃんじゃないんだ」。純のお葬式の時、愛には母親の顔が 鬼のように見え始めた。なぜ双子なのに適合しないのだと、責められている気持ちになりました。なぜ、見殺しにしたのだと。

はじめは幻覚かと思ったけど、そうではありませんでした。以来、ずっと続いた。家族の顔を見るのがつらくて、それで愛は家を出たのです。「8年ぶりだったんです」と、愛はドア越しに言った。まともに人の顔を見るのは、8年ぶりだった。大丈夫な人に会うのに、それだけかかった。しかも、それは、弟と同じ名前の人。

運命のようなものを感じた愛でしたが、純に抱きつかれた時、目の前に弟の顔が現れた。「お前といると、彼女が不幸になるぞ」、そう言われました。「僕みたいに」と。

ドアの向こうの純は、何も言えなくなった。<おじいどうしよう><こいつと一緒にいると、たいへんだね、きっと>と、心の中でおじいに話しかけます。

純は顔を上げると、愛をトイレから出させた。愛の顔をしっかりと見て、言いました。「ねえ、今の私はどう見える?」。

「いつもの純さんです」と、愛は言った。すこしホッとしているように見える。

純は言った。「あんたが人の本性、見える、見えない、それを信じるのは私の自由だって言ったよね?」「じゃあ、私は、信じる」「あんたを信じる」「誰に何といわれても、誰に何と思われても、私はそうすることに決めた!」。

愛は泣きました。泣かずにはおれませんでした。





連続テレビ小説 純と愛 Part1 (NHKドラマ・ガイド)






誰よりも人のことが好きで、誰よりも頑張る純ですが、まだまだ空回りの日々。志は高いけど、周囲がまだよく見えず、実力も伴いません。とはいえ、新社会人なんだから、当たり前なんですけどね。

自分のやろうとしていることに疑問を持った純でしたが、愛が励ましてくれました。

そう、志は何も悪くありません。ただ、やり方が悪いだけ。純という人間が悪いのではなくて、まだまだ未熟で、そのためにいろんなことが生じているだけ。

自分という人間を否定することはなくて、でも、やり方は考えないといけない。

これは純だけでなく、誰もが。


純と自分を重ねる人は、応援するのかな?

逆に、純が自分の周りにいたらと思うと、ウザく思いそう。

会社の同僚や部下だと、かないませんね。



さて、愛のことが、また分かってきました。

弟の死と、家族の顔。

今も愛は、それに苦しんでいるようです。

たくさんの能力と共に、苦しみまで背負いこんでしまいました。


そんな純と愛は、どう支え合うのでしょう。

どんな成長を見せるのでしょうか?


そして、それに巻き込まれる人は、どう変わるだろう?



関係ありませんが、純が笑うと、ロバートの秋山に見えてしょうがありません…。





第4週は、「ねむりひめ」。

純と愛はつきあうのか?

いや、つきあえるのか?

怖い顔のお母さんが登場?





<キャスト>

狩野純(夏菜)
待田愛(風間俊介)

狩野善行(武田鉄矢)
狩野晴海(森下愛子)
狩野正(速水もこみち)
狩野剛(渡部秀)

真栄田弘治(平良進):おじい

大先真一郎(舘ひろし):社長
中津留賢二(志賀廣太郎):総支配人
米田政国(矢島健一):宿泊部長、携帯じじい
露木敏哉(や乃えいじ):料飲部長、クシャミじじい
桐野富士子(吉田羊):接客指導、教育係
水野安和(城田優):コンシェルジュ
田辺千香(黒木華):同期入社

幼い頃の純(安養寺可蓮)

マリア(高橋メアリージュン)




 web拍手 by FC2  


 ブログランキング・にほんブログ村へ  blogram投票ボタン

 


[サイト内タグ]:  純と愛


「タモリ倶楽部/酒のつまみ乾きもの化 煎餅にしちゃえ」

  • 2012/10/18(木) 06:00:21

□ タモリ倶楽部

今週のタモリ倶楽部は、神社から。

そういえば、前にもあったかな。

テーマは飲み企画だという。

いいのかなあ? 神社の敷地内でそんなことして。

お祭りがあるくらいだから、いいのか。


ゲストは、玉袋筋太郎さんと大島麻衣さん。

玉袋さんの格好は、的屋みたい。


さて、飲み企画は飲み企画でも、どんなテーマだろう?

玉袋さんは、おつまみのホルモンが持ち歩きできる時代になったと話を振ってきました。

何でも持ち歩けるようになってると。


ここで、進行役の渡辺祐さんが登場。

夢のマシンがあると言ってますが、いったい どんなマシンなんだ?




“ということで今回は、お酒に欠かせないおつまみを、すごいマシンを使って、次々に乾きもの化していきます”


「ホルモンをどこにでも持ち歩こう!! 酒のつまみ乾きもの化プロジェクト」


酒のつまみ乾きもの化プロジェクト





さっそくその、夢のマシンが登場。

愛知の三鳥産業(株)が販売する「手焼型電気煎餅焼機」だ。


手焼型電気煎餅焼機


マシンを扱ってくれるのが、この機械を使って お煎餅(せんべい)を製造販売している、「まるごとせんべい、姿せんべい専門店 沼津『えび伝』」の白鳥政人さん。

生イカの煎餅などが、有名なのだそうです。


さあ、さっそく、デモンストレーション開始です。

ハンドルをくるくる回して、フタを開けました。

なるほど、上下が鉄板になってるんですね。

これで はさんで、焼くわけか。


<作り方>

まずは、塩、一味唐辛子、うま味調味料で、開いたイカに下味をつける。

それに、じゃがいもデンプン粉と油をつけて、プレートの上に置きます。

あとはフタを閉め、ハンドルを回して、圧力をかける。

するとイカが、キュウキュウ鳴き出しました。

ギュッとしめると、3トンから4トンくらいの圧力がかかるといいます。


しばらくしたら、できあがり。

フタを少し開け、コテで鉄板からはがす。

贅沢にスルメイカを丸ごと1匹使った、「イカ煎餅」のできあがりです。


イカ煎餅

イカ煎餅


さっそくみんなで、試食します。

煎餅といっても、ソフトなようですね。

軽く裂けます。

食感も、やわらかいようです。

煎餅でもなければ、スルメでもない。

独特の食感。

おつまみに食べてみたいなあ。


なかなかイカを持ち歩くことはできませんが、こうしてプレスして焼き、煎餅状にすることで、持ち歩きが可能になった。


こういう美味しいものを食べているとビールを飲みたいところですが、タモリ倶楽部の場合、出る時と出ない時があります。

今日は神社の敷地内だし、どうだろう?

とか言ってたら、出るパターンでした。

みんなで乾杯!



ということで、酒のつまみ乾きもの化プロジェクトが始ります。

食材が書かれたリストから、どれを使うか、まずはみんなで選ぶ。


カテゴリは、精肉に鮮魚、刺身に缶詰、加工品に惣菜、お菓子もあります。

お菓子には、たい焼きや甘納豆まである。

惣菜には いなり寿司、加工品にはコンニャクまでありますよ。


タモリさんがさっそく選んだのは、シマチョウ。

これは課長島耕作のことではありません。

牛の大腸部分のこと。ホルモンの一つですね。

ギアラも、選ばれました。

これは怪獣の名前ではなくて、牛の4番目の胃のこと。

4番目ということで、胃のホームランバッター――とは呼ばれません。


大島さんは、ナスの一本漬けを選びました。

これは、危険な感じがする。

女子だからスイーツ系もということで、大学芋も選ばれました。

ポテトだし、いいかな。


揚げ物からは、ハムカツが。

そんなこんなで、以下の9品が選ばれた。


シマチョウ、ギアラ、ランチョンミート。

ハムカツ、さつまあげ、ホタテ。

煮卵、茄子一本漬け、大学芋。


期待できそうな物から危険な香りがするものまで、そろいましたね。

さて、どうなる?




タモリさんたちの後ろにあるのは、「乾きものランキングボード」。

1位から5位まで、貼る場所があります。

ちなみに、6位以下のものは、その下にある「まずいBOX」にポイされるシステム。



というわけで、おつまみ乾きもの化プロジェクト、スタートです。




[(1) シマチョウ]


まずは、ホルモン部門からシマチョウが登場。

片栗粉をつけて、プレートの上に並べます。

あとはフタを閉めてハンドルを回し、圧をかける。

キューという、ホルモンが鳴く音がします。

職人の白鳥さんは、音に耳を傾け、ハンドルを通じて手ごたえを確認しながら、タイミングをはかる。

そして、これだという時に、フタを開けます。

さて、どんな感じに仕上がったかな?


おお、いい感じの煎餅になってますよ。


シマチョウの煎餅


プレスしたので、けっこう大きくなってます。

煎餅みたいに、パリパリ音がする。

タモリさんの感想は、「何だこれ?」。

美味しいけど、シマチョウかどうか分からないらしい。

ふつうの煎餅みたいなのだろうか。


さて、1番目ですが、ランキングはどうなる?


玉袋さんの推薦で、暫定2位に決定。




[(2) ギアラ]


続いては、同じホルモン部門から、ギアラ。


タモリさんが、作るのに挑戦します。

片栗粉をつけて、プレートの上へ。

ジュ~っと、いい音がします。

そのまま食べたいくらいだ。

上の鉄板を下ろして、押さえ、ハンドルを回す。

湯気と共に、キュ~っという音が。


タモリさんがハンドルを握っていると、まるで鉄道企画のように見えます。


さあ、フタを開けましょう。

おお、油がいっぱい出てます。

なんか、美味しそう。


ギアラの煎餅


見た目は、カワハギロールやハゼロールに見える。

鶏肉を薄く叩いて焼いても、こんな感じになりそう。


さあ、味はどうだろう?


みなさん、うまい! と大絶賛。

ホルモンだという感じが残っているらしい。

これなら、持ち歩きたいかも。

というわけで、暫定1位に決定しました。




[(3) 茄子一本漬け]


これは怖そう。ナスの一本漬け。

だいじょうぶかな?

水分が多いだけに、みなさん爆発しないかと心配してます。

タモリさんは「ナスガス爆発、ナスガス爆発」と連呼。


半分に開いて小麦粉をつけ、鉄板に並べます。

鉄板ではさんだら、水蒸気がハンパない。

鳴きも大きいですよ。


音が変わったところで、上の鉄板を上げます。

さて、どうなってるか?


うわ! えらいことになってる!

焦げちゃってるよ。


茄子一本漬けの煎餅


リクエストした責任をとる形で、大島さんが試食。

いいダシのにおいがするらしいけど、味はどうだろう?

モグモグする大島さんですが、リアクションがありません。

意外に味がしないらしい。


試食したタモリさんは、「完全にナスが死んでるね」と。


ということで、まずいBOX 行きです。




[(4) 煮卵]


さて、煮卵は、どうでしょう?

あら、つぶれちゃって、見た目はあまりよくありません。


煮卵の煎餅


味もイマイチみたい。

パンチがなくて、何だか分からないという感想。

そのまま食べた方がいいのか。


ギリギリの暫定5位に、ランキングされました。




[(5) さつまあげ]


ここは安全にいこうということで、さつまあげにチャレンジ。

半額シールつきなのが、イカす!


これは、玉袋さんが挑戦だ。

何か、祭りの屋台風景みたい。

ハンドルで圧を調節してたら、急に何かが弾けました。

その後、油が飛んできたりと、もうたいへんです。


うわっ! 思いのほか、大きくなってる!


さつまあげの煎餅


ちょっと、焦げちゃいましたか。

見た目もあまりよくありませんが、味は さつまあげだと分かるらしい。

中の方はレアっぽいし、焦げ目はあるけど苦くないとのこと。


意外な高評価を受け、シマチョウを抜いて2位にランクインしました。




[(6) ハムカツ]


続いての挑戦者は、揚げ物部門から、ハムカツが登場。


ハムカツにさらに粉をつけます。

衣×衣。

厚着ですね。

油が気になるところですが、圧をかけていると、何かが横に飛んだ。

脂身だろうか?

ハムを焼くにおいがして、すごく食欲をそそるらしい。

さて、どんな風になってるかな?

おろ?

見た目は、さつまあげと同じ?


ハムカツの煎餅


そうか、衣部分は1回焼けてるから、焦げちゃうんだ。

なるほどね。


味の方ですが、ハムが消えたかと思ったら、噛んでたら味がしてきたと。

よく噛むと、ハムの味が出てくる。

ハム、噛む( come )。


でも、ランクインはできず、まずいBOX 行きでした。

そして背景には、一般の方が歩いてた。

参拝かな?




[(7) ホタテ]


おつまみといえば、海産物。

ホタテは、どうでしょう?


干したものも美味しいし、期待できそうですね。

仕上がりも、よさ気ですよ。


ホタテの煎餅


味もいいようです。

タモリさんも、「うまい」と。

香りもホタテだし、みなさん、うまいうまいと大絶賛。


白鳥さんにも、食べていただきました。

よく味わってから、美味しいと笑ってくれた。


タモリさんは、ガラムマサラをふって、さらに試食。

「うん、なくてもいい」と。


文句なしで、1位にランクインだ。




[(8) ランチョンミート]


ホタテの牙城を崩せるか、ランチョンミート。


さすがに、油がたっぷり出てきます。

うま味が抜けちゃわないだろうか?


おお、焼き上がりはきれい。


ランチョンミートの煎餅


味も、美味しいみたい。

肉煎餅的な感覚なのかな。

干し肉っぽくて、イケるようです。


さあ、最終的な順位は、どうなる?





R25「酒肴道場」 (王様文庫 B 88-1)




【送料無料】 カワハギロール 120g かわはぎロール/送料込み/珍味/ハギロール/おつまみ。






ランチョンミートが2位にランクインし、残すは1品。


[(9) 大学芋]


大島さんリクエストの大学芋。


ポテトチップみたいになるのを期待しつつ、上側の鉄板を下ろします。

はさんだ鉄板の横から、おイモさんが少し顔を出しました。

一度 焼いているだけに、焦げが気になりますね。


さあ、どうだ?

意外に、焼き上がりはいいかな。


大学芋の煎餅


問題の味は、どんな感じ?


「うん、美味しいです!」と、大島さんが笑顔になった。

みなさんも、美味しいと言っている。

イモケンピに近いとのことです。

おイモさんだから、熱を加えると美味しくなるのかな?


さあ、問題は順位です。


おっと、強敵ホタテをおさえて、堂々の1位に輝いたぞ。

これは意外だった。



順位は、以下の通り。


第1位 大学芋
第2位 ホタテ
第3位 ランチョンミート
第4位 ギアラ
第5位 さつまあげ



このあとも、エビチリ、オニオンスライス、納豆、みたらし団子など、様々な食材を乾きもの化。

その結果、順位はこうなりました。


第1位 大学芋
第2位 ホタテ
第3位 ランチョンミート
第4位 みたらし団子
第5位 納豆



納豆、5位ですか。

確かに、揚げても美味しいけど。

どんな感じになったんだろうか?

割愛されたから、どんなだったか分かりません。



白鳥さんが採用するとしたら、ホタテみたいですね。

えび伝で出される日は、来るかな?





おつまみワイン亭―すぐにおいしい葡萄酒の友119




クッキングーCOOKINGOO【ごはんでせんべいが作れる】






ホタテとか、美味しそうだなあ。

みたらし団子は、どんなだったのだろうか?

プレスして焼くことで日持ちもしそうで、いいですね。

竹輪とか蒲鉾(かまぼこ)も、見てみたいなあ。

ハンバーガーをプレスしても、面白そう。


食材の数だけ、可能性が広がりますね。





今週の、空耳アワー。



ビール片手に海を眺めていた、安斎肇さん。家に帰るには、住宅街を通らねばなりません。

その住宅街をロング缶を持ったまま歩いていると、たいていの人は避けて通るという。

それだけ異質な感じ?

確かに、ロング缶持ったまま歩いている人は、あまりいないかな。


スーパーの前に座ってワンカップ飲んでるおじいさんなら、たまにいるけど。



・「コリア/デフトーンズ」

 (男の子が歩いていたら、壊れた飛行機の模型を見つけた。家に持って帰って、ていねいに直します。完成したら、燃料を入れて。さあ、お別れです。思わず、涙が出てきた。飛行機よ、さらば――)

 → 成田に 帰れ 飛べ―!!
 ( NIGHT TIME CAVITY TO COME IN )

 (なんだこのファンタジーは。なぜ、成田? → 手ぬぐい)



・「メアリー・メアリー/ラン・DMC」

 (ライド兄弟の伝記。表紙の絵を見ると――)

 → あっ 兄ちゃん ハゲ
 ( I NEED YOUR HUGGIN' )

 (意外な事実? → 手ぬぐい)



・「ミロール/エディット・ピアフ」

  加古川の六車さんの作品。

 (彼女とデート。でも、いきなり彼女が転んで、胸がスリ傷だらけに。病院で治療してもらった後、約束通り、ホテルへ。胸が傷だらけですが――)

 → おっぱいの周囲を揉むから
 ( VOS PEINES SUR MON CœUR )

 (最後は巻き舌 → 耳かきゲット!)


おっぱいの周囲を揉むから





[タモリ倶楽部 関連記事]

 → 「ハムカツ専門居酒屋 なぎら亭」
 → 「世界の蒸留酒を味わう」



→ タモリ倶楽部アーカイブ 2012年 前半




 web拍手 by FC2  


 ブログランキング・にほんブログ村へ  blogram投票ボタン

 


[サイト内タグ]:  タモリ倶楽部  食べ物  飲み企画


「純と愛(2) 第7話~12話 みんなの本性と寸善尺魔」

  • 2012/10/13(土) 13:07:31

純のせいで、1億円の損失に?

北見が抱いている想いとは?

騒がしい粕谷を止められるか?

愛(いとし)から見た、ホテルの人々の本性は?

水野が純に、急接近?



NHK総合の朝ドラ

連続テレビ小説「純と愛」。

第2週の感想。


<ほんとうのかお>




NHK連続テレビ小説 純と愛 上





(月曜)

純は朝が苦手。だから、目覚ましを何個も使います。最後の目覚まし時計は、宮古まもる君(警察官型の人形)だ。何とか起きて、出勤します。

研修も終わって、今日からは正式なオオサキプラザホテルの一員。出勤した純は、愛が厨房をクビになったことを知ります。顔をまともに見ないので、使い物にならないとのことでした。

純が配属されたのは、ベルガール。同期の田辺千香は、フロント業務。千香はこの前のことを謝った。「これ以上、私たちに迷惑かけんのやめてくれへんかな!」と言い放ったことに対してです。でも、純は気にしてないようでした。その千香は、コンシェルジュの水野に気があるようです。水野の前だと、顔が違う。とっても、うれしそう。

純が対応した初めてのお客さんは、北見という男性でした。純は大いに張り切る。頑張りすぎて、少々説明がウザいくらい。でも、北見はニコニコと喜んでくれました。

なかなかの出だしにホッとした純ですが、誰かにお尻を触られた。ヒゲを生やした粕谷という男性客です。純は噛みつこうとしましたが、止められました。

不審者がいるから注意するように言われた、純。行ってみると、ドア付近で男が寝ている。声をかけると、それは家出した次男、剛だった。こうして剛は、純の部屋に居候することに。剛には夢があるという。世界中を旅しながら、宮古島のよさを伝えたいらしい。(3つのコインで変身するのではないみたい)

千香が純に、泣きついてきました。隣の部屋がうるさいと、クレームが出たらしい。苦情を言ったのは、北見でした。行ってみると、廊下まで聞こえるドンチャン騒ぎ。純は、私がお願いして必ず静かにしてもらうので、と北見に約束しました。すると北見は、あなたを信じますと言ってくれた。

純にお願いして、千香は帰ってしまった。純はひとりで、騒ぐ部屋のチャイムを押します。すると出てきたのは、あのお尻を触った粕谷でした。バスローブ姿で、他の3人と一緒に酔って騒いでいる。部屋に入れられた純は、いきなりゲロ掃除をさせられた。

そしていよいよ、静かにしてくれるように交渉しようとします。が、話が通じる相手では ありませんでした。一杯飲めとワイングラスを差し出し、断ると純を廊下へと追い出した。



(火曜)

純は、宿泊部長の米田に相談しました。しかし、もうお前は余計なことはするなと言われてしまいます。粕谷は大手製薬会社の総務部長で、会社の行事などでオオサキプラザホテルを使ってくれるお得意様だったのです。取引がなくなったら、年間1億近い売り上げがパアになってしまう。

米田の指示で、純は北見に、部屋を代わってもらうようお願いしました。けれど北見は、何か事情があるのか、この部屋にいたいのだという。

仕事に戻った純ですが、自分を信じると言ってくれた北見のことが頭から離れません。思い切って社長の大先に相談してみますが、大先は「頑張って。君なら何とかできる」と言うだけ。

仕事が手につかない純。そこに水野が声をかけてくれた。水野は純が、「サモトラケのニケ」みたいだという。それは、エーゲ海のサモトラケ島で発見された、勝利の女神ニケ像のこと。今は、ルーブル美術館に所蔵されています。水野は、純のフォローを申し出てくれました。

ふたりして再び、北見の部屋へ行きます。迷惑をかけたお詫びにと、無料宿泊券を差し出しました。けれど、北見は受け取らなかった。家は北海道で遠いし、もう歳なので、当分来れそうにない。それに家族もいないとのことでした。「私は今日、この部屋にいたいだけなんです」と、北見は言った。

やるだけのことはやったとサバサバしている、水野。今日終わったら食事に行こうと、純を誘ってくれました。その様子を見ていた千香は、フロントで舌打ち。表裏ありそうですね。

休憩中も、純は北見のことをずっと考えている。剛から電話があったので何があったのかと思ったら、部屋で500円見つけたと喜んでいるだけだった。母の晴海からも電話があり、仕事初日の自分を心配してくれるのかと期待しますが、こちらもハズレ。純の心配ではなく、剛の心配だった。

考えた末、純はまた、粕谷の部屋へ。どうしても静かにしてもらえないのなら余所でやってもらえますかか? とお願いした。それを断られると、社会人だったら周りの人の迷惑も考えたらどうですか? と興奮して言ってしまいます。客に意見する純を、粕谷は乱暴に部屋に引き入れた。ビンを割って、すごい形相で純に迫って来ます。

これはヤバいと思われたその時、部屋のチャイムが鳴りました。そこにいたのは、作業着姿の愛だった。電球を取り替えに来たのだという。「そこの電球が」と愛が指さすと、同時に明かりが消えました。え? 超能力? この闇に乗じて、愛は純を連れ出し、廊下を逃げた。

荷物を運ぶカートが廊下を塞いでいましたが、華麗にジャンプ。「何なのこれ?」と、純は思った。「あんたは私の王子様?」

純と愛は、何とか逃げおおせました。愛は今、電気関係の修理のバイトをしているらしい。ちなみに部屋の明かりが消えたのは、カード―キーを抜いただけでした。なるほど。純をずっと見ていた愛は、何か無茶するんじゃないかと心配していて、こうなったらしい。

帰ろうとする愛を、純は呼び止めました。頼みがあるという。



(水曜)

純は愛を、ホテルのバーへと連れて行きました。陰から顔を出し、あの人の本性を見てほしいと頼みます。あの人とは、北見のことでした。愛によれば、あの人はずっと泣いているという。泣きながら、女の人の名前を、何度も呼んでいる。前にその女の人と、このホテルに泊まったことがあるようでした。

でも、その先のことは分からなかった。ずっと人の顔を見ていると、愛は頭が痛くなってしまうのです。

手がかりを得た純は、古い宿泊名簿を引っ張り出し、調べてみた。そして再度、北見の部屋へ。純の予想通り、北見は30年前の新婚旅行で、この部屋を使っていました。その際、北見の妻はたいそう喜んでくれたのだという。でも、それ以来、北見は仕事にかまけて、家のことは全部 妻に任せきり。妻にやさしい言葉をかけることもなかったのだと話してくれた。

その妻が去年亡くなり、北見はやっと気づいた。妻の笑顔は、この部屋に泊まった時が、最初で最後かもしれないと。だからここに来て、一周忌の供養をしようと思ったのです。隣から騒ぎ声が聞こえると、「きっと罰(ばち)が当たったんですよ」と 北見は悲しく笑った。

チェックアウトしようとする北見に、純はもう少しだけ待ってもらえませんかと頼みました。再度、米田に相談しますが、携帯をいじっていて ろくに聞いてくれません。それでも食い下がると、この件には二度とタッチするなと怒鳴られてしまった。

それでも何か言おうとした純の腕を、接客指導担当の桐野がつかみました。「ひとりのお客様を大切にするのもいいけれど、自分の仕事はきっちりやってるんでしょうね?」。その通りでした。北見のことに構いきりで、仕事は先輩がやってくれていました。

休憩室で、純は落ち込んだ。お母ちゃんの声が聞きたいと家に電話しますが、出たのは父の善行。結局、怒鳴り合いになった。そこに現れた愛に、純は自分の迷いを話しました。お父ちゃんの言う通り、私は文句ばかりで、人に迷惑をかけてるだけなのかな? ここで働くなら、気に入らなくても、ここのルールに従うしかないのかな? 結局、このホテルを魔法の国に変えるなんて、できないんだよ。そう話しました。

「ダメです」と、愛は悲しい顔で二度言った。「あなたは、自分で決めなくちゃ。あなたのお客さんに喜んでもらいたい、お客さんに笑顔になってもらいたい、っていう気持ちがウソじゃないなら」「あなたが本当にここの社長だったら、どうするんですか?」

純は愛を連れて、もう一度、粕谷の部屋を訪れた。怖い目に遭った部屋に、意を決してもう一度。踏み込む前に、純は愛に聞きました。「何かあったら、助けてくれる?」。でも、純は無理です~と、縮こまった。人の顔をまともに見れないし、ケンカも弱いという。ただ、アドバイスをくれた。「困った時には、トイレに行く」。トイレには人生のすべての答えがあると、何かの本で読んだらしいのだ。

廊下の端で見守る愛を置いて、純は部屋のチャイムを鳴らしました。さて、どうなる?



(木曜)

これ以上静かにしていただけないのなら、出て行ってもらえませんか? 純は面と向かってそう言いました。お願いしますと、部屋の前で土下座した。けれど、話が通じる相手ではありませんでした。何様のつもりじゃ! と、頭から酒をかけられてしまいます。

そこで純がとった行動は?

純は部屋に上り込むと、トイレに籠城しました。言うことを聞いてくれるまで、ここから出ないと。まさかトイレが、こんな使い方されるとは。

ついに部屋に、米田と桐野が呼ばれました。相手がお得意様とあって、米田は平身低頭。純のことを、就職試験の時に社長になると宣言するような頭のおかしい人間だと説明しました。すると「すんませんね、アホで」と純は一度出てきましたが、またすぐに引っ込んだ。

トイレの中から、純は粕谷に事情を説明しました。隣のお客さんは今日が亡くなられた奥さんの命日で、30年前に新婚旅行で泊まった時のことを思い出そうと来てくれた。もう来れないかもしれないし、少しでも幸せな気持ちで帰ってもらいたいのだと。

すると粕谷は、「よう分かった、姉ちゃん」と言ってくれました。が、それは、別のホテルに行くという意味。そして金輪際このホテルは使わないと、宣言されてしまいます。これで、1億円の利益がパアです。

部屋から出てきた純は、ヨレヨレ。心が折れそうになってしまった。歩み寄った愛に、今 何も言わないでくれる? そう言って下がって行きました。

結局私は、文句ばっかり言って、周りに迷惑かけているだけなのかな? 桐野さんに言われたみたいに、気に入らなくてもルールに従うしかないのかな? 結局、あのホテルを魔法の国に変えることなんか、できないんだよ。純は帰ってからも、落ち込むばかり。

そして次の日の朝、純は辞表を持って、出勤しようとした。その時、「それでいいんですか?」という声が。愛でした。自分にはあのホテルは向いてないと、純は強がりました。もうほっといてと言って、自転車を走らせた。

北見の帰りを、純は送りました。最初のお客さんが最後のお客さんかと、純は思う。別れ際、北見は、「あなたのこと、信じてよかった」と言ってくれました。それを聞いた純は、泣きそうになりました。

そんな純が、米田に呼ばれた。覚悟を決めて、純は部屋に向かいます。用件はもちろん、1億円の損失を出した責任問題です。純は辞表を手にし…。



(金曜)

純はみんなが見ている前で、米田に辞表を差し出しました。「これくらいの常識はあるみたいだな」と、米田はアゴをしゃくって言う。と、そこに社長の大先が入って来ました。まるで今 ゴルフ場から帰って来たばかりといった格好です。

大先は、ナニワ製薬の社長とハーフを回ってきたのだという。最後のパットが外れてくやしいと、ニヤニヤしながら話した。で、その際、昨日の騒ぎの話が出たらしい。あちらの社長は、これからもオオサキプラザホテルを使うと約束してくれたという。ちなみに粕谷は、地位を利用してマージンをもらっていたのがバレ、懲戒免職になったとのことでした。

「てなわけだから、まあ、たぶん、こんなものは要らないね」、そう言って大先社長は、純の辞表を破り捨てました。

こうして、純は救われた。「うちの社長、ホントは大物だったりして?」と純が思ったのも束の間、大先はきれいな女性と、どこかに消えていきました。「今日は夜まで離しませんよ」なんて言って、腰に手を回したりなんかして。

仕事に戻った純ですが、みんなには相変わらず、社長社長とバカにされる。同期の千香も、みんなの前ではよそよそしい。純は、宮古島にいた頃を思い出しました。ハンドボールの助っ人として試合に出た時、大負けしたのに悔しがらないみんなに「これでいいのか!?」って言ったら、うっとおしいと煙たがられた。クラスの女の子に片っ端から手をつけた兄の正の後始末をしてたら、裏で手を引いているのでは? と、冷ややかな目で見られたことも。小学生の時、弟の剛が学校で漏らしてしまい、ウンコ兄弟と呼ばれたことさえあった。宇宙兄弟とは、大違いだ。

そのアホの弟と呼ばれる剛ですが、家で晴海が善行の言いなりになっているのを見るのが、つらいらしい。宮古島の海が汚されているみたいな気持ちになるという。

そんなことしてたら、家から電話があった。善行は「世の中は寸善尺魔」だと、いつものように純に説教しようとする(寸善尺魔:世の中にはよいことはほんの少しで、悪いことの方が多いということ)。で、純は晴海に、剛と代わろうかと言いましたが、その剛は茶碗を持ったまま逃げ出した。まさか、そのまま世界へ?

控室で愛と会った純は、ホテルの人たちの本性を見てもらうことにしました。

宿泊部長の米田は、「イジメられている中学生みたいに、怯えた目をギラつかせながら、首を360度まわしている」。

同期の千香は、「赤ん坊みたいにギャアギャア騒ぎながら、手当たり次第にまわりの物を壊している」。

桐野は、「ものすごい鎧をつけた武士。すごい傷だらけで、けっこう純に似ているという」。

最後は水野ですが、こちらは愛の同級生でした。


この前の約束はすっぽかしたので、あらためて食事に行くことになりました。しかも、愛も同席した。純と水野は楽しく話していますが、愛はいたたまれない様子。人の中にいるのが、相当 苦手らしい。何度も、お手洗いに立ちました。

水野によると、愛の家は神戸のけっこうな金持ちで、両親は弁護士だという。あと、双子の弟がいたが、病気で亡くなっている。

お手洗いの鏡の中に、愛はもうひとりの自分を見た。そいつはすごい形相で、「何で、おまえが生きてるんだ? おまえが死ねばよかったんだ」と言った。

店を出ると、水野は純を送ると言いました。そこで愛とは別れたのですが、愛は「純さん、気をつけて」と言いました。気をつけて? 何に?

橋の上での別れ際、水野は純の腕をつかんだ。そこで、「君とつきあいたいんだ」と告白。純が驚いていると、顔を近づけてきましたよ。キッ、キスか?



(土曜)

いきなりキスか? その時、純が水野の肩越しに見たのは、愛でした。向こうから、じっとこっちを見ている。水野もそれに気づき、キスはお流れに。水野は帰って行った。

純は愛を追いかけ、つかまえました。つけてきたのかと聞くと、そうだという。愛は「水野くんはやめておいたほうが」と忠告しました。でも、純は、判断するのは私だと言い放ちました。トボトボと帰ってゆく愛の後姿を見て、純は思った。「なんか、捨て猫を見捨てたような気分になるのは、なぜ?」

次の朝起きると、剛が消えていた。しかも、財布からお金が抜かれています。おかげで純は、食べたい物も食べられない状態に。仕事の方も、さえません。先輩ベルボーイには、本当の社長と寝たんじゃないかと陰口を叩かれ、どういう意味かと詰め寄ったら、桐野に腕をつかまれ、あとで説教された。

純は桐野に聞きました。若い時に、同じような目に遭ったことは、ないのかと。そのような経験は、桐野にもあったという。でも、決めた。何事にも動じない、期待しない、振り返らない、迷わない、甘えない、それだけだと。

純の前に、粕谷が現れた。おまえのせいだと純に迫り、顔面パンチ。純は鼻血を出した挙句、米田に叱られます。あの騒ぎを見て怖がり、チェックインをやめたお客さんもいるらしい。おまえのせいでホテル全体が迷惑をこうむっていると、怒鳴られました。

職場に戻ろうとすると、水野が「大丈夫?」と やさしく声をかけてくれた。泣きそうになっている純を、飲みに行こうと誘ってくれました。仕事が終わって出かけようとする純の前に、愛が出没。水野とのデートはやめておいた方がいいと言います。水野が純にやさしいのは、Hなことがしたいだけだと。

純は、愛のことを完全に信じたわけじゃないと言い放ち、憤慨しながらデートに出かけた。いい具合に酔いが回って、気分よくなります。すると水野は、家に来ないかと誘った。その雰囲気に飲まれそうになった純ですが、愛の言葉が思い出され、水野を突き飛ばしてしまいました。これで水野は、階段から落下。

ようく分かった、付き合っている人がいるんだろ? と水野は言った。さらに、本性が見えだします。「でもさ、もう少し感謝してほしいよな。俺のおかげで、どれだけ自分が救われたか、分かってる?」「余計なお世話だけど、もう少し女らしくしないと、一生 結婚できないよ」とまで言われた。

雨に濡れながら帰っていると、晴海から電話がかかってきた。兄の正が彼女を妊娠させたらしい。でも、結婚する気はなくて、困った状態に。そんな話を聞きながら、私が孤独なのは このどうしようもない家系のせいだと、純は思った。

橋の手すりに腰かけ、「あ~あ、こういう時、衝動的に死にたいと思うんだろうな~」と思う。そんな時、目に入ったのは、「豚まんあります」という暖簾(のれん)でした。豚まんを食べると、ちょっとだけ元気が出た。

そんな純の前に現れたのは、愛でした。踵を返して帰ろうとする愛を、純はつかまえた。愛は、純が自殺しないか心配だったのだという。よく見ると、愛もびしょ濡れでした。「でも、大丈夫そうだから、帰ります」、そう言って返ろうとした愛をつかまえ、純は言った。「おいてかないで」「私をおいてなかいで」。愛の背中に顔を埋めていると、なぜかすごく、落ち着きました。





連続テレビ小説 純と愛 Part1 (NHKドラマ・ガイド)




<ほんとうの自分>のつくり方 (講談社現代新書)






「ひとりのお客様を大切にするのもいいけれど、自分の仕事はきっちりやってるんでしょうね?」

ホント、その通りで、北見に集中するのはいいけれど、他の業務は人任せ。ひとりのお客様を大切にするあまり、他がお留守になってしまった。じゃあ、他のお客様のことはいいの? そうなってしまいます。

今の純は、集中はできるけど、視野がすごく狭い。それにどうやって気づき、克服するのだろう? ひとりで無理なら誰かに頼むことになりますが、今のところ、他の人との関係はギクシャク。

ホテルを魔法の国に変える前に、目の前の仕事をこなさないとね。そうすれば力もつくし、信頼だってしてもらえる。やがて、力になってもらえるかもしれない。

純さん、急ぎすぎです。急ぎすぎて、いろんなものにぶつかってしまっている。そりゃ、相手にしてみれば、ねえ…。


愛のことも、ちょっとだけ分かりました。

実家は神戸の金持ちで、両親は弁護士。双子の弟がいたけど、亡くなったらしい。

それがどうも、あの力と関係しているようです。

鏡の中の愛は、弟? それとも…。





第3週は、「しんじるこころ」。

正の妊娠騒動で、純は宮古島へ。

そこでまた、顔面パンチ?

水野は再アプローチか?

恋の話は、大先社長に限る?

愛の涙のわけは?





狩野純(夏菜):愛が唯一、大丈夫な人。
待田愛(風間俊介):人の本性が見えてしまう。

狩野善行(武田鉄矢):純とはいつもケンカになる、大阪生まれの父親。
狩野晴海(森下愛子):クモもつかめる宮古島出身の母。
狩野正(速水もこみち):「マインド的には」が口癖の長男。
狩野剛(渡部秀):世界を旅したい次男。

真栄田弘治(平良進):おじい。純の心のよりどころ。

大先真一郎(舘ひろし):社長。軽い?
中津留賢二(志賀廣太郎):総支配人。
米田政国(矢島健一):宿泊部長、携帯じじい。怯えている?
露木敏哉(や乃えいじ):料飲部長、クシャミじじい。
桐野富士子(吉田羊):接客指導、教育係。鎧をまとっている?
水野安和(城田優):コンシェルジュ。下心あり?
田辺千香(黒木華):同期入社。表裏あり?

小さい頃の純(安養寺可蓮):かわええ。

北見(平泉成):思い出の部屋に泊まる人。
粕谷(近藤芳正):どんちゃん騒ぎする常連客。



 web拍手 by FC2  


 ブログランキング・にほんブログ村へ  blogram投票ボタン

 


[サイト内タグ]:  純と愛


「タモリ倶楽部/森ビル 東京のジオラマ」

  • 2012/10/11(木) 07:25:06

□ タモリ倶楽部


立て続けにお休みが続いたせいか、関西では2本連続の放送です(10月8日放送分)。

ちなみに、次回も2本分放送の予定。


さて、オープニングは六本木ヒルズの森タワー。

元々は毛利邸の藩邸跡だったらしいですね。

さすがタモリさん、この辺のことも詳しい。

毛利庭園云々についても語ってくれました。


今週の進行は、堀部圭亮さん。

ゲストに、泉麻人さんと、フットボールアワーのふたり(岩尾望さん、後藤輝基さん)。


今日のテーマは、東京を作る。

えらい壮大ですね。

といっても実は、ジオラマの話でした。




“東京を空から見た映像とほぼ同じ光景が、森ビル本社のある森タワー内に1000分の1スケールの広大なジオラマとして再現されています。今回は、そんな森ビルが開発したジオラマ作りのノウハウを学んでいきましょう”


「全国ジオラマファンに贈る 東京の作り方」


森ビル ジオラマ





タモリさんら5人は、作業着に着替えました。

森ビル内の一室に入ったのですが、いっせいに歓声が上がる。

広大なぶち抜きフロアに広がる、ジオラマ。

こりゃすごい。

目の前に、小さな東京があるのです。

隅田川が流れていたり、スカイツリーがあったりする。

東京ドームも見えます。


解説してくれるのは、このジオラマの生みの親である、森ビル メディア企画室室長 矢部俊男さん。

これだけ壮大なジオラマですが、作るのにかかった時間は、トータルで20ヵ月くらいらしい。

大きさは、15m×17m。

1000分の1スケールですから、実際の街の大きさは、15km×17kmということになります。

山手線の、2/3くらい。


森ビル ジオラマ


気になる製作費ですが、1平方メートル作るのに約300万円かかるという。

なので全部で、約5億円かかりました。

5億円だと、本物の建物が一つ建てそうですね。


でも、ジオラマを作るのには理由があって、都市計画の話をする際に、言葉だけで説明するとすごく時間がかかる。

それが模型を見ながらだと、話しが通じやすいのです。


とはいえ、東京の街は次々と変わっています。

なので、この東京のジオラマも、半年に一度、更新しているのだそう。




<六本木の作り方>


東京の作り方ですが、まずは現在地である六本木から。


六本木ヒルズ森タワーも、再現されています。


作り方は、写真を撮って、それをコンピューターで加工して、スタイロフォーム(断熱材や緩衝材に使われる発泡スチロール樹脂)に貼り付ける。

模型は発泡スチロール製なんですね。

航空写真からだと角度が限られるので、側面から撮った写真も使用する。

この方式は矢部さんが考えたもので、特許も取得済み。


ゴジラなどの特撮は、職人さんの手作りでした。

でも、それだとお金と時間がかかるので、ローコストで作るため、この方式が考えられた。

ちなみに高さ60m以下の一般的な建物には、これまでの撮りためた写真の中から近いものを貼り付けることで、更なる効率化が図られています。


さて、これだけ広いと中の方が見えにくいということで、ズームサービスの人が登場。

カメラを手に、背中にモニターを背負っているのは、VEの本田さん。


さっそく、タモリさんの要望で、皇居周辺がズームされました。

お次は、東京タワーのあたり。

細かいところまで、しっかりと再現されています。

航空写真家と思うくらい。


森ビル ジオラマ


岩尾さんは、「マリオンクレープとかも、あるんですか?」と聞きました。

大きい建物なら、再現されてるんだろうけどなあ。




<東京スカイツリーの作り方>


続いては最新スポットである、東京スカイツリー。


本体の模型はいろいろと発売されていますが、周辺の街まであるのは珍しい。

さっそくタモリさんは、展望台の位置に視点を持っていきました。

展望台からの光景が、これで見れるわけです。


ジオラマ 東京スカイツリー


並ばなくてもいいし、天気の心配をすることもありません。

こりゃ、いい。


スカイツリーの模型ですが、本物が完成する前の2009年には作っていた。

建築主である東武から図面をもらって、作ったそうです。



浅草は雷門も再現されている。

覗いてみると、名物の赤い大提灯が。


ジオラマ 浅草雷門


合羽橋ニイミ洋食器店のコックさんまで再現されているという凝りよう。




<ジオラマ東京見物>


ここまで詳細なんだからと、東京見物が開始されました。


まずは、ベイエリアです。

レインボーブリッジだ。


ジオラマ レインボーブリッジ


橋の上には、車の姿も。

何と、渋滞まで再現されているのです。

ゆりかもめ まで見えます。

青に塗られた部分に照明が反射して、それがいかにも海っぽく見えますね。



お次は、東京ゲートブリッジ。

タモリ倶楽部では、開通前に渡りました。

恐竜橋と呼ばれる独特の形状まで、忠実に再現。


ジオラマ 東京ゲートブリッジ



続いては、渋谷です。

2012年に竣工した複合商業施設、渋谷ヒカリエが見えます。

道玄坂の高低差まで、忠実に再現されているという。


さらに、高層ビルがずらりと並ぶ、新宿も。

新宿ALTAの巨大スクリーンもある。

目を惹くのは、東京モード学園コクーンタワー。

繭(まゆ)をイメージした外壁が特徴的なのですが、これも細かく再現。

作るの難しそう~。


ジオラマ 新宿



明治神宮から代々木公園へと広がる豊かな緑も見えます。

この緑は、スポンジ製の木を1本1本ていねいに植え込んでいるらしい。

いや~、凝ってますね。

作る人は、たいへん。

でも、出来栄えを見たら満足か。



最後は東京ドームを横目に眺めて、一路、お茶の水へ。

東京メトロ丸ノ内線とJR御茶ノ水駅の立体交差も、正確に作られている。


森ビル ジオラマ




<未来スポットの作り方>


現在進行中なのが、環状2号プロジェクト。

虎の門から新橋を結ぶ、幻の「マッカーサー道路」を甦らせるという都心再生プロジェクトです。

超高層棟が入り口となって、そこからトンネルへと続いてゆく。

完成予定は、2014年。



六本木一丁目でも、再開発が行われています。

現在建設中なのは、アークヒルズサウスタワー(仮称)。

こちらは、CGでも作られていました。

ちゃんと歩くような視線で見せてくれます。

道には、OLさんの姿があったりする。

この道行く人々に話しかけられるようなシステムも、製作中だとのこと。


自由に動き回れるCGなので、地下の駅にも行けます。

広場やお店があるのですが、その雰囲気も確かめられる。

どんな看板がいいかも、チェックできます。

床の色とか、壁の色も、いろいろと試せる。


ビルの中の、オフィスまで行き来できます。

窓の外の景色まで再現。

なんちゅう細かさだ。


森ビル ジオラマ




<後藤リクエスト代々木八幡>


フット後藤さんが、自分が住んでいるという代々木八幡をリクエスト。

これが、アダになります。


自分のマンションを見つけて、後藤さんはまずビックリ。

目で見て分かるようですね。

そこでタモリさんらが、続々と質問。

何階建て? 何色?

そしてやがて、ある程度、特定されてきました。


すると後藤さんは、「もう、これや! これや!」と、自分のマンションを指さした。

「ええわ、もう!」と。



<岩尾リクエスト祐天寺>


フット岩尾さんは昔、祐天寺に住んでいた。

まだ住んでいた時、祐天寺のナチュラルローソンの上に住んでいると、放送で使われたことがあります。

その時、「言うな! 言うな!」と慌てたのですが、何のパニックもなかったという。

はは…。




<東京を作る>


さて、ここからが本題です。

みんなで東京を作ります。

正確には、東京の一部。


みんなが挑戦するのは、新宿フロントタワー。

森ビル メディア企画室の課長さんに、レクチャーしてもらいます。


まずは型紙の寸法に合わせて、スタイロフォームをカットしていきます。

使うのは、熱線カッター。

これで、ビル本体ができる。


次に、本体に貼り付ける画像を切り抜きます。

それを両面テープで、本体に貼り付ける。

仕上げに天井部分を貼れば、完成です。


森ビル ジオラマ






アート・デザイン・都市〈2〉六本木ヒルズ クリエーター18人の提案 (アート・デザイン・都市 Roppongi Hills pub)




「鉄道模型」の教科書






16センチの新宿フロントタワー、完成!

糊(のり)で、指定の位置に接着します。

向きを間違えないようにして、置く。


タモリさんが置いて、横にあるビルも建てました。

ピンセットで、スポンジの街路樹も植えていく。

完成してみると、一気に風景が違ってきましたよ。


森ビル ジオラマ


タモリさんが建てたということで、「このビルを森田ビルにしようか?」と。

森ビルの子会社で、森田ビル。





ヒルズ 挑戦する都市 (朝日新書 200)




模景を作る THE COMPLETE BOOK(鉄道模型誌「RM MODELS」別冊)  (NEKO MOOK 1632 RM MODELS ARCHIVE)






しかし、すんごいジオラマですね。

そうか、プレゼンとかに使うのか。

置いておく場所代もいるわけで、すごく経費が掛かるけど、必要なわけだ。

テレビのセットとか、こちらから見て貴重なものも、経費の理由などで解体されたりしますもんね。


特撮が好きなので、見ているとちょっと壊したくなったな。

どこかに、怪獣を出現させたくなった。

でも、5億と聞いているので、絶対に無理。

触るのにも、ビビりそう。


放送で見てもすごかったけど、実際に見たらもっとすごいんだろうなあ。

お客さん入れてお金がとれそうだ。





今週の、空耳アワー。



・「トライアンフ・オア・アゴニー/ラプソディー・オブ・ファイア」

 (廊下を歩いていると、腕から血を流した人がやって来た。でも、だいじょうぶだという。そして角を曲がると――)

 → 廊下に猛将
 ( BROKEN EMOTIONS )

 (担当番組を超えて、タイムスリップ? → 手ぬぐい)



・「預言者の唄/クイーン」

 (カウンターで飲んでいたのだけれど、隣の人がかなり酔っ払っている)

 → 飲み過ぎ あんさん 天狗舞派?
 ( LOVE IS STILL THE ANSWER TAKE MY HAND )

 (八海山派と天狗舞派の邂逅 → 手ぬぐい)



・「カリフォルニアの恋人たち/リオン・ウェア」

 投稿者は、ヒャダインこと、前山田健一さん。
 何なら出演してもいいと、言ってくれたらしい。


 (タキシードで壇上に現れた男性。いきなりお尻を出すと、四つん這いになった――)

 → ケツから放尿
 ( CAME TO CALFORNIA )

 (これに出るつもりだったのか? → 手ぬぐい)


空耳 廊下に猛将





[タモリ倶楽部 関連記事]

 → 「開通前の東京ゲートブリッジを渡ろう」
 → 「ヴィンテージプラモデルショー」



→ タモリ倶楽部アーカイブ 2012年 前半




 web拍手 by FC2  


 ブログランキング・にほんブログ村へ  blogram投票ボタン

 


[サイト内タグ]:  タモリ倶楽部  模型


クイーンと日本、ビーチ・ボーイズと須磨浜/ビーバップ!ハイヒール

  • 2012/10/08(月) 23:12:31

伝説のロックバンド「クイーン(Queen)」、その大ブレイクと日本との関係は?

スティービー・ワンダーと、日本人アーティストとの友情とは?

ザ・ビーチ・ボーイズが、須磨の海岸を歌っている?



ABC朝日放送 ビーバップ!ハイヒールより。

2012年10月4日放送、「世界のスーパースターが愛したニッポン」


ゲストブレーン:東郷かおる子さん。(音楽評論家。ミュージックライフの元編集長)



わが青春のロック黄金狂時代―ビートルズからボン・ジョヴィまで (角川SSC新書)






□ クイーンと日本


「世界で最も売れたアーティスト」「キング・オブ・ロック」、これらの称号を得たのが、伝説のロックバンド「クイーン(Queen)」です。

そんな彼らですが、デビュー当時は評価されてなかった。「時代遅れのロックバンド」「(当時流行っていたバンドの)二番煎じ」と、酷評されていました。1974年にはイギリスのロックバンド「モット・ザ・フープル(Mott the Hoople)」の前座として全米ツアーに参加しますが、途中降板(ブライアン・メイが肝炎にかかったため)。カナダツアーも途中でキャンセルされるなど、彼らは失意の中にいました。

そんな彼らの前に現れたのが、日本人の女性編集者。彼女はクイーンを特集した日本の雑誌を見せました。世界には自分たちの音楽を好んでくれる人たちがいるのかと、メンバーは驚いたという。でも、この時、彼らは日本という国があることさえ知らなかった。

その今まで知らなかった国、日本で、クイーン初のソロツアーが始ることになりました。

空港でまず、メンバーは驚いた。彼らをひと目見ようと、1200人以上の女の子たちが待ち構えていたのです。存在さえ知らなかった国で彼らは、大スターになっていました。武道館をはじめとするライブでも、失神する女の子が続出。街を歩けば、人がついて来て大騒ぎ。この出来事は彼らにとって、衝撃的だった。

でも、なぜ、ここまで人気があったのでしょう?

クイーン・フィーバーには、仕掛け人がいました。彼らの才能に気づき、積極的に紹介し続けていた女性ライター。それが、東郷かおる子。彼女の書くクイーンの特集記事は、読者に大反響を呼びました。イギリスに遅れること半年、デビューアルバム「戦慄の女王」が発売されると、驚異的な売り上げを記録した。

日本ツアーの後、東郷はロンドンで、クイーンの独占インタビューに臨みました。その際彼らは、いまだに日本での熱狂ぶりが信じられない様子だったという。イギリスの評論家に酷評される中、自分たちを愛してくれる人々は、すごく励みになった。自分たちの音楽は間違ってなかったのだと、自信を取り戻したという。

直後の1975年に発表された「ボヘミアン・ラプソディ」。5分55秒という当時としては異例の長さの演奏時間に、周囲から反対の声が上がりました。しかし、メンバーの想いは揺るがなかった。当時のインタビューで、こう語っています。

「クイーンの何たるかを皆に知らせたかった。この曲を、全員信じていた」

こだわり抜いたこの曲は、全英チャートで9週連続1位を記録。それまで批判的だったメディアも、手のひらを返すように絶賛したという。


こうしてクイーンは、世界的なスターへと上りつめた。そんな彼らが、日本のために曲を作りました。日本への感謝の気持ちを曲にした。

それが「TEO TORRIATTE」。全英アルバムチャート1位に輝いた「A Days at the Races」の最終曲です。そのサビの部分は、日本語だった。


手を取り合って このまま行こう
愛する人よ

静かな宵(よい)に 光を灯し
愛しき教えを抱き




その気持ちは確かに、日本人に伝わった。



さて、すっかり親日家になったクイーンのメンバー。

フレディ・マーキュリーはある日本の物を飛行機で持ち帰ろうとしましたが、大きすぎで断念しました。それは何だと思います?

答えは、畳(たたみ)。日本といえば畳ですが、さすがに大きすぎましたね。


フレディは、伊万里焼のコレクターでもあります。

ロンドンの自宅には、日本庭園があったという。




□ スティーヴィー・ワンダー と ブレッド&バター


グラミー賞を22部門も受賞している音楽会の巨人、スティーヴィー・ワンダー。彼の代表曲といえば、「心の愛(I Just Called to Say I Love You)」。この曲が日本人アーティストと関係してるって、知ってました?

きっかけは、1通の手紙からでした。「是非 私たちのレコーディングに力を貸していただけないでしょうか? ブレッド&バター」。

ブレッド&バターは、岩沢幸矢(いわさわ さつや)と岩沢二弓(いわさわ ふゆみ)のフォークソング・グループで、兄弟デュオ。加山雄三やサザンオールスターズと共に、湘南サウンドとして親しまれてきました。

彼らにとってスティーヴィー・ワンダーは、ビートルズ以来の衝撃だったという。自分たちのテープを送るなどして、何とか彼とレコーディングできないかと思っていた。

そこであの手紙を出したのですが、以外にも答えは「OK」だった。こうして作られたのが、1973年発売の「時もゆっくり」。この曲でスティーヴィー・ワンダーは、シンセサイザーで参加しています。

その後もスティーヴィーが来日した際にはふたりで空港で出迎えるなど、3人の友情は深まっていきました。

1976年、兄の幸矢は単身、アメリカはロサンゼルスへと渡った。重大なる決意と共にです。絶対にスティーヴィーに曲を書いてもらおうと思っていた。けれどレコーディングスタジオにいたマネージャーからは、ダイアナ・ロスでさえ断っているのに無理に決まってる、と言われてしまいます。

落胆した幸矢でしたが、スティーヴィーに直接聞いたところ、書いてくれることになりました。こうして生まれたのが、「I Just Called to Say I Love You」というバラード。歌詞はサビの部分だけでした。

幸矢は一度限りのセッションを録音したテープを持ち帰り、弟の二弓に聴かせました。二弓は、スティーヴィーの今までの曲とはずいぶん違うなと思ったという。現在の幸矢は、スティーヴィーから見れば子どもに書いてやったようなものだろうと笑う。スティーヴィー自身用だったら絶対、あんな曲は書かなかっただろうと。でもそれが――あるいは、それだからこそ――思わぬような名曲となった。

歌詞がサビだけだったため、作詞を松任谷由美に依頼。編曲は、細野晴臣に頼んだ。日本を代表するミュージシャンたちによって、名曲が磨かれてゆく。発売に向け、レコーディングが順調に進められました。

しかし、まさかの急展開が。発売直前になって、思いもよらない電話がかかって来たのです。スティーヴィーの関係者が、あの曲を映画の主題歌として使いたいと言ってきた。そちらを優先して発売させてほしいと。

1984年、「I Just Called to Say I Love You」はスティーヴィー・ワンダーの曲として発表された。主題歌に使った映画は「ウーマン・イン・レッド」。この曲は、アカデミー歌曲賞、ゴールデングローブ賞の主題歌賞を受賞。世界的に大ヒットしました。

直前に発売中止を余儀なくされたブレッド&バターですが、5年後に許可が出て、「特別な気持ちで」という題で発表することとなりました。もともとはこちらが先に出るはずで、彼らのために作られた曲なのですが、こういう経緯があったため、スティーヴィー・ワンダーのカバーとして扱われることに。

とはいえ、あのスティーヴィーがふたりのために作ってくれた曲です。ブレッド&バターは、大切にこの曲を歌い続けた。


その後のこと、ブレッド&バターのふたりはたいへんな報道を知ります。スティーヴィーがこの曲を巡り、かつての仕事仲間から訴えられたというのです。相手は歌の権利は自分にあるとして、50万ドルの賠償を求める裁判を起こした。

親友が訴えられたことに驚いたふたりですが、証拠があることに気づいた。スティーヴィーが忙しい合間を縫って吹き込んでくれた、あのデモテープです。これが証拠となり、スティーヴィーは裁判で勝利しました。

そして1986年、日本でのライブをすべて終えた後、スティーヴィーはひとりで、新宿のスタジオにこもりました。そこに、ブレッド&バターが呼ばれた。そこでふたりに歌ってほしいと、曲が送られます。スティーヴィーは1週間で曲を書き上げ、すべての演奏をひとりで行い、レコーディングをしていました。

その曲が、「Remember My Love」。世界のスティーヴィーが、ブレッド&バターのふたりに送った曲。直訳すれば、「ボクの愛を忘れないでほしい」。

きっとふたりは答えるだろう。「忘れるもんか」。




□ ビーチ・ボーイズと須磨海岸


ザ・ビーチ・ボーイズの歌には、「Sumahama」という歌がある。

邦題は「想い出のスマハマ」。

神戸の須磨海岸を題材にしたバラードです。

曲を作ったマイク・ラブ(Mike・Love)には当時、日本人のガールフレンドがいました。

5歳で日本を離れた彼女には、故郷の思い出がほとんどありません。

でも、須磨海岸のことだけは、忘れずに覚えていました。

母とふたりきりで歩いた、夏の終わりの海辺。

マイク・ラブは、彼女が大切にしてきた思い出を描き、彼女のためにこのバラードを歌ったのです。


須磨浜に ひとりの可愛い 女の子
父を知らない 彼女が母に 尋ねたこと

いつ いつ ママ
須磨浜に いつまた行くの?

過ぎた愛を探しに行く
海の彼方 須磨浜




「いつ いつ ママ 須磨浜に いつまた行くの?」

「過ぎた愛を探しに行く 海の彼方 須磨浜」

この部分は、日本語で歌われています。




□ ヘンな日本の描かれ方


世界のミュージック・ビデオには、少しおかしな描かれ方をしている日本が数多く登場するといいます。


<マドンナ 「Jump」>

忍者風の男が、東京中を飛び回る。成田山と書かれた看板が出てきたり、赤い鳥居が出てきたり。マドンナの後ろにも、怪しげな看板が。

てか、忍者さん、鳥居を鉄棒みたいに使っちゃダメだよ。バチあたるよ。


<ウィーザー 「Hash Pipe」>

メンバーはなんと、土俵の上で演奏。コラ、靴脱ぎなさい!

力士は全員外国人で、コーラスにも参加。


<ザ・キラーズ 「Read My Mind」>

こちらは、新宿の街中やゲームセンターなどで演奏。

そこに現れたのは、我らがガチャピン先生だった。

ガチャピン先生はザ・キラーズを、カプセルホテルへと案内した。

欧米人にとってカプセルホテルは珍しく、時にはクールでさえあるのです。





L.A.(ライト・アルバム)(紙ジャケット仕様)






□ その他


東郷かおる子さん曰く。多くの海外アーティストが言うのが、日本のファンはすごく熱心に音楽を聴いてくれる、ということ。海外のファンはゴシップが好きだったりするらしい。




 → 「ビーバップ!ハイヒールの目次 2012年」





 web拍手 by FC2  


 ブログランキング・にほんブログ村へ  blogram投票ボタン

 


[サイト内タグ]:  ビーバップ!ハイヒール  


「純と愛(1) 第1話~6話 夢見る純と、本性が見える愛」

  • 2012/10/06(土) 11:41:55

NHK総合の朝ドラ

連続テレビ小説「純と愛」。

第1週の感想。


<まほうのくに>


魔法の国のようなホテルを作りたい、狩野淳。

そんな純が出会ったのは、不思議な男の子だった。

純と愛が、今 出会う。




NHK連続テレビ小説 純と愛 上





(月曜)

狩野純が、故郷の宮古島に帰った。狩野で「かのう」と読む。

迎えに来たのは、母の晴海。純の言葉は標準語だけど、晴海の言葉は沖縄の方言、宮古島のものです。

純の家は、ホテルを営んでいる。その名もリゾートホテル「サザンアイランド」。

この里帰りには、純にとって重要な意味がありました。

それは、父親との対決。

純はこのホテルに、特別な気持ちを抱いている。

おじい真栄田弘治はサザンアイランドの創業者で、初代社長です。

初めて見たサザンアイランドは、輝いていた。まるで、魔法の国のようでした。

それが今や、すっかり くすんでしまっている。


純がまだ10歳の時、狩野家は宮古島に来た。

それまでは大阪にいたのだけれど、父の善行が事業に失敗したため、母 晴海の実家である宮古島に越してきたのです。

なので、言葉はバラバラ。

善行は大阪弁のままで、晴海は宮古島の言葉。

子どもたちは、標準語を話す。

兄弟は、3人。

兄の正は、サザンアイランドを手伝っています。

弟の剛は、2浪中。


夕食の最中、純は思い切って切り出した。

サザンアイランド再生計画というノートを手渡し、ホテルを継がせてほしいと善行に願いました。

おじいの魔法のホテルを再建する。暗い顔したお客さんが明るい顔になって帰ってゆく、そんなホテルに戻したいと熱弁します。

でもこのホテルは、正が継ぐことになっているという。

晴海は、純がこのホテルで働くことで話をつけようとしました。

でも、純は納得しなかった。

「私は、おじいのホテルがこれ以上ダメになるのを見ているのが嫌なの!」と、啖呵を切ってしまいます。善行に、嫌々社長をやることないとまで言った。

これに善行は激怒。

純は勘当されてしまいました。


出て行く際、純は言った。

「お父ちゃん! 私、いつか うちより でっかいホテルの社長になってやるから!」

「おじいみたいな魔法の国、絶対に作ってみせるから!」

でもそれは、晴海がずっと思っていたことでもあるらしい。


次に純が現れたのは、大阪だった。

オオサキプラザホテルの面接会場。

そこで純は、運命的な出会いを果たします。

ぶつかった際に荷物をひろってくれた男の子。

それが、待田愛だった。



(火曜)

オオサキプラザホテルの面接に臨む、純。

これまでの就職活動は、全滅でした。

そんな矢先、奇妙な男の子にぶつかられます。

男は、純の顔をじっと見つめていた。

何か訳ありのようでしたが、何も言わずに去って行きました。

かと思ったら、遠くから純のことをじっと見ている。

まさか、ストーカー?


さて、面接ですが、面接官がひどかった。

面接中に携帯の着信が鳴る人、どえらい大きさでクシャミする人。

おかげで純の隣の子(田辺千香)は、うまく受け答えできなくなってしまいました。


さて、純の番ですが、初めはまずまず。

言いたいことが話せました。

ちなみに個性的だと言われたエントリーシートに書かれていたのは、以下のような感じ。

長所:自分でアピールすることでしょうか?

短所:つい必要のないことを言ってしまう。

嫌いな言葉:「固定観念」「大人になれ」「みんなやってる」


そしてこのホテルを希望した理由を聞かれて、純は「社長になりたいからです」と答えた。

社長になって、ここを祖父の作ったようなホテルにしたい。

魔法の国みたいにしたいと。

おじいのホテルは、不治の病にかかった おばあのためのホテルでした。

仕事が忙しくてろくに旅行にも連れていけなかったけど、泊まっただけで世界一周したみたいな気持ちになれる、そんなホテルを作るのだと。


そんなことを話していた純ですが、また、面接官の大きなクシャミが出た。

また、携帯の着信にも、邪魔されます。

これで、純はキレちゃった。

何と、面接官に意見しちゃったのです。

順番に、説教してしまった。

最後は、「偉い人がこんなだと、最終的につぶれますよ、こんなホテル!」と言い放ってしまいます。


で、面接が終わると、橋の上で落ち込んだ。

そりゃそうだ。


ん?

純が視線を感じて顔を上げると、あの男がじっとこっちを見ていました。

というか、ついてくる。

これは本物のストーカーか?

あるいは純だけに見える地縛霊か?

走ったら、追いかけてくるし。


そんなことしてたら、純は階段から落ちた。

純は階段から、よく落ちるのです。

男は確かめたいのだという。

でも、説明しても分かってもらいにくい内容らしい。

ともかく奇妙な男でした、穏やかな顔で、純の顔をじっと見つめるばかり。

男は最後に言いました。

「あなたは、そのままでいてください」

「ずっと、そのままでいてください」

「お願いします」


なんのこっちゃ?



(水曜)

面接ですが、合否の連絡が来ません。

こりゃダメだと、純はあきらめます。

でも、宮古島に帰るわけにもいかない。

着信が鳴ったと思えば家からで、善行に罵られただけだった。

踏んだり蹴ったりです。


どうせ落ちてるんだろうし、悔しいから泊まってやれ!

純は、オオサキプラザホテルに泊まることにしました。


利用してみると、いろいろアラが見えます。

自分ならこうするのにと、純は思う。


そんなことしてたら、またあの男と会いました。

男は純と会うために、わざわざこのホテルに連泊してたのです。

これは、真正のストーカーか?


逃げる純を、男は追いかけてくる。

何とかまいたと思ったら、着物のおばあさんが困っていました。

そこで純は、おぶってあげることに。

するとまた、あの男が来た。

男はおばあさんの腕をつかみ、返してくださいと すごみました。

おばあさんは、弱者を装ったスリだったのです。


男の子は捻挫した純を、手当てしてくれた。

おばあさんを追いかけようとして、また階段から落ちたのです。

やさしく手当してくれるその様に、純はおじいの面影を見ました。

男の子は、その人の本性が見えるのだという。

隠している裏の顔が、見えてしまう。


そんな話をしていると、純の携帯が鳴りました。

なななんと、合格だった。

採用です。


「狩野純、死ぬ気で頑張ります!」

その言葉を聞いて、男の子の顔色が変わった。

どうも、純という名前に反応したようです。



(木曜)

結局、男は「あなたはずっと、そのままでいてください」と言い残し、行ってしまった。

でも、ともかく就職が決まり、純は大喜びです。


春からは、新社会人としての生活が始ります。

スーツに身を包み、元気に出勤。

入社式に臨みますが、そこで「社長になりたいという威勢のいい女性」として紹介されます。


で、それ以来、純のあだ名は「社長」になった。

研修中もいろんな人に、社長と呼ばれます。

「よう、社長!」「あなたが社長さん?」「社長、しっかりやれ!」

バカにされているのか、嫌味を言われているのか、いろんな人に社長と言われる。

そんな中、コンシェルジュの水野だけが、自分も思いは同じだと声をかけてくれた。


そんな中、ちょっとした事件が。

よかれと思ってお客さんの肩をもんだら、教育係の桐野に叱られました。

「ここで働きたかったら余計なことはせずに、指示されたことだけをすればいいの」と、釘を刺されます。



(金曜)

フロントの研修でも、純はやらかしてしまった。

勝手に電話に出て、ルームサービスの時間が終わっているのに、コーヒーの注文を受けてしまいました。

自分で厨房へ走り、コーヒーを調達。何とか部屋に届けます。

おかげで、山本というお客様には、たいへん喜ばれました。


これに純は大満足ですが、後で呼び出されました。

宿泊部長の米田(携帯じじい)、料飲部長の露木(クシャミじじい)に、しこたま叱られます。

お客様第一主義はいいのですが、ルール無視は困る。

勝手なことをして迷惑をかけるなと。


で、ここで、純は言い返した。

「教えてください、おふたりは何のために仕事をしてるんですか?」

「生活のためですか? 出世のためですか?」


すると米田に、理想論を言いたいならよそでやれと言われてしまいます。


これでまた、純は激昂。

言いたいことを言って、泣きだし、「こんなホテル…こっちからやめてやる」、そう言いかけた時、皿が割れる音がした。

振り返るとそこにいたのは、あの男?



(土曜)

ホテルをやめると言いかけた純ですが、皿が割れる音がしたので、途中で止まった。

皿を割ったのは、あの男の子でした。

厨房に、なぜ?


桐野は宿泊部長の米田に謝罪し、純を引っ張って行った。

怒りのおさまらない純は、桐野に聞きました。

「おかしいと思わないんですか? ホテルで働く人間が、お客さんが喜ぶのがどうでもいいなんて!」

すると、桐野は静かに言いました。

「犬が飼い主を選べないように、私たちも上司を選べないだけよ」

「それより、お客様のことを『お客さん』と呼ぶのはやめなさい」

何のために働いているのかと純に問われても、こう返した。

「そんな青臭いことを聞く暇があったら、自分の欠点をきちんと見つめ直しなさい」

「自分はいつも正しいと思っている人間は、成長をやめたと言っているのも同じです」


納得できない純は、ロッカー室で同期の千香に聞いてみた。

でも、おとなしい千香が、大阪弁で怒りました。

これ以上迷惑をかけるのをやめてほしい。もう勘弁してほしいと。


これで純は、さらに落ち込んだ。

生まれつき持ってるカードが悪いのかと思ってしまう。

頼まれると嫌と言えないから、すぐその気になって、結局、ひどい目に遭う。

頑張っても、父の善行は評価してくれない。

「おじい、あたしゃ男に生まれたかったよ」と、純は思う。

そんな時に頭の中に流れるのは、ひな祭りの歌だった。


実家でも、たいへんなことが起こっていました。

弟の剛が家出してしまった。

(パンツだけ持って世界を旅し、最終的にオーズになるのか?)

家族がバラバラに。


眠れずに悶々とする純は、おじいに言われた言葉を思い出した。

「純、おまえはいつがーみま、あんちーぷどぅゆぬよ」

「純、ずっとそのままでいいからな」

それはあの男の子が言ったのと、同じ言葉だった。


純は後日、あの男の子に声をかけた。

誰もいないところで、礼を言いました。

皿を割ってくれたおかげで、ホテルをやめてやると言わなくてすんだ。


男の子の名前は、待田愛。

愛と書いて、「いとし」と読む。


愛は純に会うために、ホテルの厨房でバイトをはじめた。

純は愛にとって、唯一大丈夫な人なのです。


愛は人の顔を見ると、その人の本当の顔が見えてしまう。

強そうな人が実は怯えていたり、やさしそうな人が実は冷たい顔をしていたりする。

それで、できるだけ人の顔は見ないようにと、下を向いて歩いています。

でも、純だけは、違った。

余計なものが、一切見えない。

今見てるそのまましか、見えません。

だから、「そのままのあなたでいてほしい」と言ったのです。


そんな愛に、純は言いました。

「悪いけど私、運命は自分で選ぶものだって思ってるから」



ふたりは、どうなる?





連続テレビ小説 純と愛 Part1 (NHKドラマ・ガイド)






ナレーションで「~てな感じのナレーションが流れるんだろうな。ドラマだったら」と言うなど、挑戦的な作品です。朝ドラを壊してやろうという、試みかもしれません。

でも、それだけに、反感を買いそう。正直、あまりいい気はしなかったし。


夢を追いかける純ですが、まだまだ未熟だし、自己中心的。

お客様第一主義ですが、それ以外は無視。

だいたいそれも自分の願望だし。

みんなのホテルを自分のしたいようにされてもなあ。

夢にのぼせていて、周囲が見えていません。

朝からこれ見せられるのは、ちょっとキツイかも。

正直、胃もたれしそう。


そこで愛くんの登場なのですが、今はまだすべてが語られていません。

人の本性が見えるということですが、そのためにどんな経験をしてきたのだろうか?

純が突っ走り気味なだけに、やわらかさを期待してしまいます。

緩衝材になってくれ。


夢見る純ですが、今はまだ勘違いの段階。

それが頭を打ちながら、何を学び、どう成長していくだろう?

そこで愛が果たす役割とは?





第2週は、「ほんとうのかお」。

純はベルガールに。

そこで大失敗?

ホテルに損失を?

その時、愛がかけた言葉とは?





狩野純(夏菜)
待田愛(風間俊介)

狩野善行(武田鉄矢)
狩野晴海(森下愛子)
狩野正(速水もこみち)
狩野剛(渡部秀)

真栄田弘治(平良進):おじい

大先真一郎(舘ひろし):社長
中津留賢二(志賀廣太郎):総支配人
米田政国(矢島健一):宿泊部長、携帯じじい
露木敏哉(や乃えいじ):料飲部長、クシャミじじい
桐野富士子(吉田羊):接客指導、教育係
水野安和(城田優):コンシェルジュ
田辺千香(黒木華):同期入社

引っ越した頃の純(安養寺可蓮)




 web拍手 by FC2  


 ブログランキング・にほんブログ村へ  blogram投票ボタン

 


[サイト内タグ]:  純と愛


「タモリ倶楽部/空耳アワード2012(後編)」

  • 2012/10/04(木) 21:15:31

□ タモリ倶楽部


前編放映後、関西では2週ほどお休みが続きました。

しかも、確か、事前の報告はなかったんじゃないかな。

HDD見たら録れてなくて、あれ? と思ってABCの番組表見たら、違う番組が放送されてたとか。

一瞬、見逃したかと思って、ビックリしました。


ともかく、空耳アワード2012の続きですね。

ちなみに、関西では、次回は2本分放送するみたいです。




さあ、後編が始りました。

「空耳アワード2012」と書かれた垂れ幕が、テーブルに掛けられています。

テーブルの上には3つの空耳オブジェと共に、花まで飾ってありますよ。

他の番組に比べれば寂しいかもしれませんが、タモリ倶楽部にしては豪華です。


さて、メンバーですが左から、近田春夫さん、マーティ・フリードマンさん、NIGOさん、安斎肇さん、タモリさん、クレージーケンバンドの横山剣さん、マキシマム ザ ホルモンから ダイスケはん とナヲさん。

さあ、行ってみましょう。




“過去1年間に発表された空耳作品の中から、今夜ついにグランプリが決定!”


「空耳アワード2012(後編)」


空耳アワード2012





安斎さんが言うには、女性視聴者から苦情が来そうなぐらい、2012年度は下ネタが多かった。

後半も、出るかな?





魂の空耳を聞け!


<ロック部門(1)>


・「バーニング・ハート/サバイバー」

 (ミニクレーンで運ばれる、カニ。壺の中に漬けられますが――)

カニに味噌つけ 洗う

 → カニに味噌つけ 洗う
 ( CAN ANY NATION STAND ALONE )


サバイバー独特のシャウトが、印象的。



・「ガイア/ヴァレンシア」

 (日めくりは、平成24年の5月28日火曜日――)

静かな 大安です

 → 静かな 大安です
 ( SHE IS GOING TO DIE UNLESS )


世はこともなし。



・「ヒッティング・ザ・ウォール/カウズ」

 (まず、ジャンケンで組分け。母娘チームと、父息子チームに決定。いきなり手りゅう弾を投げられましたよ――)

出た テレパシー 幽霊 出番だ 出番だ

 → やべぇ おかん 捨てて 危ねぇ
   油 当てて びゃ~!!
   出た テレパシー 幽霊 出番だ 出番だ
   やっちゃおうかな びぇ~!!
 ( SO I CALL HOME SAY DAD I'M ROBBED I'M FIRED I NEED MONEY BAD!
   HE SAYS THAT'S BULLSHIT! YOU'RE LYING! I KNOW YOU NEED MONEY?
   THAT'S TOO FUCKIN' BAD! )


空耳を作った人も、VTR作った人も、両方スゴイと思う。


この畳み掛けに、横山剣さんも拍手喝采。

オバケの色も、気に入りました。


でも、マーティが言うには、英語で放送できない言葉だそう。

読んでみると、そうですね。

その分、マーティは、読むのがすごく楽しいのだそうです。




<ロック部門(2)>


・「ヴァージニア/ザ・ジーヴァズ」

 (玄関を入りまして、1階の化粧台の前にはお姉さんが。2階では、お父さんとお母さんがくつろいでいました。そして――)

三階のデブ

 → 三階のデブ
 ( SOME KIND OF A DEVIL )


あふれる水の量のすごさよ。



・「CKキラー/エイメン」

 (散歩してたら、小雨? かと思って見上げたら――)

うわっ 立ちション

 → うわっ 立ちション
 ( ATTENTION )


やられた方は、たまったもんじゃないだろうな。

attention なのが、面白い。



・「ユー・オンリー・リヴ・ワンス/ザ・ストロークス」

 (テレビ朝日アナウンス部に、勝田和宏アナの姿が。後ろから誰かつけてますよ――)

セミだ セミを あ~噛んだ

 → セミだ セミを あ~噛んだ
 ( SIT ME DOWN SHUT ME UP I'LL CALM DOWN )


勝田アナは、昆虫が苦手なのです。

セミは、見るだけでもダメ。


安斎さんが言うには、これは本物のセミらしい。

それを聞いたタモリさんは、「そりゃ(セミも)鳴くよね」と。





<ヒップホップ部門>


・「ヒストワール・ドゥヌ・ヘアッシュエス/ホーカス・ポーカス」

 (いい感じの おでん屋さん。テレビでは、人気のおでんの具ベスト5が紹介されている。第5位は牛すじ、第4位は厚揚げ、第3位はしらたき、第2位を聞かれた回答者は、コンニャクと答えた。するとテレビを見ていた店の主人が言った――)

コンニャクはそんなに売れん

 → コンニャクはそんなに売れん
 ( PREMIERE FOIS SANS LES ROULETTES )


店の人が言うのだから、間違いないんでしょう。

1位2位は、大根と卵か?



・「ゲット・オリジナル/ブラック・アイド・ピーズ」

 (街のパン屋さん。Bigあんぱん130円は安いですね。でも食べてみると――)

あんこは ちょびっと

 → あんこは ちょびっと
 ( I CORRECT YOUR EGO )



・「ゴーイング・ダウン/オール・ダーティ・バスタード」

 (もれそう、もれそう。間に合ったと思ったら――)

空耳 あっ パンツが~!

 → あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ あぁっ あっ パンツが~!
 ( AAAAAA HA HA PUNCHGONE )


一同、腹を抱えて笑っています。

横山さんも、これにハマった。


NIGOさんによれば、オール・ダーティ・バスタードはすごく有名な変わったラッパーだという。

ただし、2004年に亡くなっている。




<特別企画 その3>


昨年新調した空耳オブジェですが、その製作者から番組に意見が届きました。


まずは、タモリさんの顔が描かれている金属製のオブジェに対して。

 → せっかく中を開けられるように作ったのに、開いたところを見たことがない。開いた状態から始めて、ウケたら閉じるようにしていただけないでしょうか。



次は、耳の形をした引き出し。

 → (引き出しを開ける際)Tシャツが引っ掛かり、設計ミスのように見えて忍びないので、解決策を考えてみました。

どんな策かと思ったら、本物の代わりにTシャツの写真を入れるということでした。



最後は、電飾タイプですね。

これは、ほんの一部ですが、点灯しない部分ができてました。

というわけで、ホームセンター・ヤサカ河辺店の店長さんが修理に来てくれた。


まずは壊れたLEDテープをはがし、新しいLEDテープを貼ります。

さらには、青いLEDテープに、白のLEDテープを重ねましたよ。

どうなるんだろう?


タモリさんがスイッチを入れたところ、明るくなりました。

バージョンアップだ。

横山剣さんからも、イーネ! をいただきましたよ。


空耳オブジェ






<ハードロック部門>


・「エヴリバディ/ヴァン・ヘイレン」

 (ホテルの一室で、いい雰囲気になっているカップル。男性が、窓辺へと誘います――)

夜景でも見るか 寒いな!

 → 夜景でも見るか 寒いな!
 ( YOU CAN'T GET ROMANTIC ON A SUBWAY LINE )



・「ターン・ユー・オン/スコーピオンズ」

 (散歩中の男性。草野球を眺めます。すると――)

遠目に新幹線

 → 遠目に新幹線
 ( COME ON BABY SHAKE THAT THING )


ギリギリ見える。



・「プレッシャー・ドロップ/イジー・ストラドリン・アンド・ザ・ジュ・ジュ・ハウンズ」

 (居酒屋でビールを注文した男性。せっかく楽しみにしてたのに――)

ほんのちょっとぬるいぞ

 → お姉ちゃん さっきからビール ほんのちょっとぬるいぞ
 ( WHEN IT DROPS OH YOU GOT A FEELING
   OH THAT YOU BEEN DOIN' WRONG )


なかなか言うに言えず、何本か飲んで酔っ払った結果、ついに言いました。

哀愁もありますね。




<ワールドミュージック部門>


英語圏以外でも空耳が。


・「偽りのバイーア娘/ジョアン・ジルベルト」

 (帰宅する車掌さん。癖なのか、いちいち指さし確認します。右よし、左よし。奥さんの前で着替えていたら――)

空耳 毛 しまいま~す

 → ちん毛 しまいま~す
 ( [DIREI]TINHO DE CIMA EMBAIXO )



・「ザ・サン/バーニング・スピア―」

 (宅配を届ける際、家の中が見えたのですが――)

空耳 家 狭っ!

 → 家 狭っ!
 ( YES WE MUST )


言い方っ!



・「ドミニク/スール・スーリール」

 (就寝前に読書する男性。そろそろ寝るか――)

チ○ポ 振り 消灯

 → チ○ポ 振り 消灯
 ( ROUTIER PAUVRE ET CHANTANT )


歌声が爽やかだけに、ギャップが。

しかも、ベルギーの尼さんのグループらしいし。


マーティによると、(歌詞が分からないまま)外国の曲がアメリカで1位になったのは、坂本九さんのSUKIYAKI(上を向いて歩こう)と、この曲の、2曲だけじゃないかと。




<特別企画 その4>


よく見る空耳の俳優さん。

今回だと、セミを食べていた人。

この人は、2012年度だと、空耳の1/3に出演している。



この人の名は、有田久徳(ありた ひさのり)35歳。

今年度は156作品中、48作に出演しました。

2012年度空耳アワー最多出演を誇る、トップ空耳俳優なのです。


彼はいかにして、この地位まで上り詰めたのか?

その理由は、出演作を見れば一目瞭然だという。


彼の武器は、もぎたての桃のような、つるっとしたお尻なのです。

有田さんは空耳界唯一の、尻男優なのだ。


その恵まれた尻を活かして、デビュー直後から、数々の尻作品に出演している。

でも、数は多いのに、作品の評価は手ぬぐいばかり。


しかし、尻男優は腐らなかった。

己の武器を、ストイックなまでに磨き上げます。


家に帰れば、毎日保湿クリームを塗って、みずみずしい肌質を保つ。

撮影前日にはうぶ毛を処理する、念の入れよう。


今回、空耳俳優の地声を聞く機会が。

「一度、お尻の色素沈着が気になったんで、エステに行って、ピーリングをしてもらったこともあります」

「やっぱりそれはプロとして、下手なものはお出しできませんから」


そんな有田さんは、ロケの待ち時間でも、お尻が赤くならないように、イスには座らないという。

ザ・プロフェッショナル。


そんな たゆまぬ努力が実を結び、あの尻空耳の名作が誕生しました。


 → あっちから突っ込んで こっちから突っ込んで

これで見事、Tシャツを獲得。


有田さんは語る。

「あの時にですね。あっちから突っ込む人と、こっちから突っ込む人がいたんですけども、こっちからの人が、結構ぐいぐい突っ込む人で、本当にちょっと入ってたんですよね」

「それが生のリアクションになって、いい結果が生まれたのかなと思います」


空耳俳優 有田久徳



そんな孤高の尻男優に、誰もが会える場所がありました。

高円寺にある「BJバー」。

ここで有田さんは、雇われマスターとして勤務しているのです。

(ただし、尻を出しての接客はしていません)


オススメは、オリジナルカクテルの「ピーチヒップ」。

有田さんは、週4で入っているそうです。




<アンダー部門(1)>


下ネタです。


・「コールド・コールド・コールド/リトル・フィート」

 (泡離宮の面接で、即採用。さっそくマネージャーから、指導を受けます――)

空耳 ココ こう?

 → ココ こう! ココ こう?
 ( COLD COLD COLD COLD COLD COLD )



・「ラズベリー・ベレー/プリンス」

 (急ぐ女性。遅刻しそうだ。ビルのすき間で、近道しちゃえ。でも、そこで――)

あっち行け あっち行け

 → あっち行け あっち行け あっち行け
 ( YEAH I THINK I THINK I THINK )



・「ハリウッド/レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」

 (ラブホテルで、カップルが――)

空耳 乳首をば…

 → 乳首をば…乳首をば…乳首をば…乳首をば… おー! 見してくれ
 ( TAKIN'ME ON BACK ×4 OH IS THIS IT )


ある意味、マトリョーシカ。




<アンダー部門(2)>


・「クレイジー・ラヴ/ヴァン・モリソン」

 (知り合い宅を訪問した男性。お土産を渡すと、ご主人が奥さんのスカートを――)

嫁はんは ノーパン

 → 嫁はんは ノーパン
 ( AND HEAVENS OPEN )


お礼?

ヘブンズ・オープンなのも、興味深い。



・「偽善者の歌/ストラングラーズ」

 (公園での超能力ショー。箱が浮かんでますよ。でも、タネが分かった――)

空耳 先言わせて

 → 先言わせて チ○チ○だろ
 ( SAID YOU WAS INTO CHANGING THE LAW )



・「シー・コート・ザ・ケティ/ブルース・ブラザーズ」

 (山登りしていたら、シカが――)

シカ けいれん

 → シカ けいれん
 ( SHE CAUGHT THE KATY )





空耳の科学 ~だまされる耳、聞き分ける脳~




心を動かす音の心理学 ― 行動を支配する音楽の力






さあ、エントリーされた43作品の中から、グランプリが決定します。

発表は、審査委員長のタモリさんから。

グランプリは、これだ!


・「ゴーイング・ダウン/オール・ダーティ・バスタード」

 (もれそう、もれそう。間に合ったと思ったら――)

空耳2012 グランプリ

 → あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ あぁっ あっ パンツが~!
 ( AAAAAA HA HA PUNCHGONE )



グランプリの賞品は、NIGOさんデザインの「空耳ショップコート」。


空耳ショップコート


さあ、来年は、どんな空耳が生まれるか?





ちなみに、前半はこちらです。


 → 「空耳アワード2012 前編」





[タモリ倶楽部 関連記事]

 → 「空耳アワード2011」
 → 「空耳アワード 2010」



→ 2012年前半 アーカイブ




 web拍手 by FC2  


 ブログランキング・にほんブログ村へ  blogram投票ボタン

 


[サイト内タグ]:  タモリ倶楽部  



ブログパーツ