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タモリ倶楽部/ヴィンテージプラモデルショー
- 2011/08/04(木) 15:04:18
□ タモリ倶楽部
今週のオープニングは、新宿区の田中スタジオ倉庫。
空耳アワーの撮影にも使われる場所ですね。
タモリさんは、ライカのカメラについて話しはじめました。
どうも、ウイーンのオークションで、ビンテージ品が高額で落札されたらしい。
ライカのカメラ、その試作品が、1億5千万円で競り落とされた。
という訳で、今日のテーマも、ビンテージ。
進行は堀部圭亮さんで、ゲストには、片瀬那奈さんと、やくみつる さん。
片瀬さんと やくさんには、共通点がありました。
共に、プラモデルが好き。モデラーです。
ということで、ビンテージプラモデルが、今週のテーマ。
さて、どんなビンプラが登場するのか?
“昭和40年代に巻き起こった、プラモデルブーム。その当時から、駄菓子屋などの片隅で、ひっそりと売られていたB級プラモが、今、熱いらしい”
「キジラだ! メカドクロだ! 動物ボーリングだ! 全日本ヴィンテージプラモショー」
ずらりと並んだ、ビンテージプラモデル。
田舎の店でも、無造作に積まれたりしてたなあ。
からかさ、油すましとあって、その横には、傘男? 下駄郎?
ラドンガとか、キジラというのも、あります。
今回、解説役も兼ねてくれるのが、松井康真アナウンサー。
ご自身のプラモを、タモリ倶楽部で披露したこともあります。
大のプラモ好きだ。
ビンテージプラモについても詳しい、松井アナ。
キジラについても知っていて、これは当時150円の物が、今では軽く1万円はするらしい。
まずは、片瀬さんと やくさんが、自分のプラモデルを持参してくれました。
やくさんは、「鹿のフン(アリイ)」。
当時の定価は、300円。
シッポを上げると、フンが転がるという、すぐれもの。
また、「マグマ大使(クラウン)」も持参してくれました。
こちらは当時の定価が、50円。
組み立てる前の状態です。
松井アナの見立てでは、1万円以上するそう。
片瀬さんは、バンダイのZガンダムシリーズから、ギュベレイ(定価4500円)と百式(定価4500円)を持参。
曰く、「プラモデルは、わたしは作ってナンボですから」。
この言葉に、松井アナは喜びました。
片瀬さん、ホンモノや。
今回のビンテージプラモは、版権がない物。
昭和40年代の小さな模型メーカーが、自分たちでデザインして作った、オリジナルプラモです。
数年だけ売られて、製造停止になっているものも多い。
メーカーさん自体が、倒産していたりします。
そんな、30年~40年前のプラモが、これから登場する。
ワクワクの、ドキドキですよ。
[模型(1) 動物昆虫]
まずは、和尚さんと呼ばれるモデラーさんが登場。
専門は、動物や昆虫です。
「あるく象(イマイ)」は、当時の定価が50円。
箱絵は、ボックスアートの雄、高荷義之さん。
名前通り、歩く仕様になっています。
坂の上に置くと、カタカタカタと、動く。
松井さんによれば、1万円は軽くするだろうという品。
タモリさんは、「さっきから聞いてると、全部1万円だ」と、ご立腹でしたが。
今度は昆虫から、「カミキリムシ(バンダイ)」。
当時の定価は、350円。
迫力ある箱絵は、ボックスアートの巨匠 小松崎茂さんのものです。
ゼンマイ式で動くのですが、この動きが何というか、独特。
堀部さんは、「だいぶ死にかけ」だと。
昔のプラモは、何でも無理やり動くようにしていたとのこと。
そういえば、歩くマジンガーZというのがあったんですが、当時の技術なので、足がまるでダムのようでした。
完成写真見て、買うのを止めた記憶がある。
次は動物なんですが、動物とゲームが、合体しています。
「動物ボウリング いのしし(バンダイ)」。
当時の定価はちょっとお高く、500円。
ボウリングブームに、便乗したのだとか。
ここで何と、タモリさんがピンを並べてくれました。
タモリさんは芸能界に入る前、ボウリング場で務めていたことがある。
何とも贅沢な光景に。
イノシシがボール代わりになって、ピンに突進します。
が、クセがあって、まっすぐ進みません。
そこで2投目はクセを呼んで、発射。
タモリさんは、見事、6ピン倒しました。
[模型(2) ロボット]
続いてのモデラーさんの専門は、ロボット。
名古屋でタクシー会社を経営されているそうなのですが、趣味が高じて「昭和の未来科学模型(ロボット編)」という本やDVDを自費出版している。
まず紹介してくれたのが、「サイボーグ(コグレ)」。
当時の価格は、350円。
デラックス版の「コントラストサイボーグ(コグレ)」は、当時の定価が500円。
銀のメッキがされています。
貴重な物らしく、百万は軽く超えるそうです。
当時だと、買った子供は作っちゃうし、会社は倒産しちゃってます。
そんなコグレの中でさらに貴重なのが、「ウルトラキング(コグレ)」。
当時の価格が、350円。
今まで数体しか、存在が確認されていないのだとか。
これがキット状態で出品されれば、軽く300万は超えるのではないかという話。
ボディーはサイボーグと同じなのですが、顔が違います。
おお、ゼンマイで歩くのか。
デザインも、しっかりしてるなあ。
お次は、「キングロボ(マルイ)」。
当時の定価は、150円。
どこかの、ジャイアントなロボに似ているような。
でもこれ、ゼンマイで二足歩行するロボットの第一号。
ロケットパンチを飛ばせる、日本初のロボット(プラモ)でもある。
この方は、キット状態だったのを、わざわざ昨日、作ってくれた。
貴重なものを、すいません。
[模型(3) 妖怪・怪獣]
続いての方の専門は、妖怪や怪獣。
ニックネームはなぜか、秘宝館館長。
マニアの中では、知る人ぞ知る存在らしい。
松井アナも、恐縮しています。
まずは、怪奇シリーズから。
「歩く手首(マルイ)」。
当時の価格は、350円。
スマッシュヒットを記録したといいます。
同時発売は、「歩く生首(マルイ)」。
当時の価格は、350円。
蛍光色も、あざやかですね。
2~30万円はするのではないかといわれます。
あまり出品されないらしい。
「ビックリ怪物のオマケ付」ということで、生首にはヘビが入っていました。
いろいろ考えてるなあ。
こちらは、昭和40年代の子供に流行ったという、ドクロシリーズから。
「黄金ドクロ(ナカムラ)」。
当時の価格は、250円。
キットは、金色にメッキされています。
まさに、黄金ドクロ。
ただ、設計図は残念なようで。
当時では、売れ行きが悪くなるとスケルトンモデルが出るというパターンがあったのだとか。
「メカドクロ(ナカムラ)」。
当時の価格は、250円。
同じ金型なんでしょうね。
こんなのも、あります。
「髑髏船(ナカムラ)」。
当時の価格は、不明。
パッケージには、「タコが飛び出しどくろが踊る」「ゴム動力で走るびっくり装置」の文字が。
箱絵と完成品のギャップも、いいですね。
そしてお待たせ、「キジラ(日本ホビー)」が登場。
当時の定価は、150円。
「地球をまもるキジラ」とあります。
「ジャンプのチャンピオン(ゼンマイ動力)」ともある。
箱絵には、桃太郎とサルにイヌが。
敵キャラの方は、「地球をおそう宇宙の怪鳥 ブラックイーグル」。
箱に、キジラのついての説明が書いてありました。
「キジラは桃太郎の鬼ヶ島せいばつのときについてゆき、そのまま680年の間にレーザー光線を無力にする神通力を得ました」
「ネロ宇宙界からとつぜん超大型の黒わし(ブラック・イーグル)がせめよせて来たため、地球は大こんらんとなりました」
「S.O.S のれんらくをうけキジラの一族は地球防衛のために次々と飛び立ってゆきます」
キジだけあって、塗装すると、なかなかカラフル。
ゼンマイで動くのですが、前に動くというよりは、上下に動くというか、首を上下に振りながら、カクカクと、やや前に進むといった感じ。
[模型(4) 家電・建造物]
こちらのモデラーさんの専門は、家電と建造物。
家電からは、パイオニアのラジカセが。
「パイオニアランナウェイSK-900(アオシマ)」。
当時の価格は、400円。
中に、イヤホンジャックとスピーカーが入っています。
ということで、つなげて音が鳴る仕組みになっている。
掃除機だって、あります。
「日立掃除機チリコン(三協)」。
当時の価格は、不明です。
松井さんによると、販売促進用に作られたのではないかと。
モーター付きで、消しゴムのカスとか、実際に吸ってくれるそうです。
実用的といえば、こちらも実用的。
「最新式600型電話機(ニチモ)」。
当時の価格は、1800円と高価。
インターホンとしても使える、本格派です。
電話が2つ入っていて、友だちと話せるらしい。
完成品を見たことがないという、希少品。
続いては、建築、建造物から。
「二重橋(フジミ)」。
当時の定価は、400円。
「札幌時計台(フジミ)」。
当時の定価は、不明。
中でもレアなのが、このビル。
「霞ヶ関ビル(東宝模型)」。
当時の定価は、500円。
ビルというだけあって、作りは簡単。
なので価値を持たせるために、貯金箱になっているそう。
いろいろ、あるもんだなあ。
[模型(5) SF・宇宙人]
5人目のモデラーさんは、以前にもタモリ倶楽部に出演したことがあります。
とびもの学会の時に、「動く模型愛好会」で出ていた。
あの時も、最後だったか?
今回持って来てくれたのは、「ゼロ戦隊長(フジミ)」。
当時の定価は、50円。
隊長が、バネで跳びます。
また、「スーパービートル(ミドリ)」も持参。
当時の定価は、300円。
タイヤが、4×4で16ついている。
それだけに、動きが面白いですね。
デコボコ道だって、へっちゃら。
タモリさんの手の上も、通過しました。
オークション出ると、5~60万はするそうです。
続いては、「ジグラート(イマイ)」。
当時の定価は、450円。
ジェット機を積んでいる戦車です。
モデラーさんは追加で、ブルトーザーのブレードをつけている。
このプラモは、動きが面白い。
障害物に当たると止まり、やや下がって、飛行機とミサイルを発射します。
当時としては、ギミックの最高峰ではないかと。
YouTubeに動画をアップしてくれている人がいました。
これを見ると、壁に当たり、反転し、発射。
また回って、進んでる。
すごいな。
宇宙人のプラモだってある。
「アンドロ星人(三協)」。
当時の定価は、200円。
今の市場価格は、6万8千円くらい。
未組だったのを、徹夜して作ってきてくれました。
みんな、サービス精神、旺盛です。
感謝。
しかし、完成品を見て、一同、ポカン。
なかなかの脱力系でした。
触覚の動きが、脱力を誘います。
動かすと、なお面白い。
よく作りましたよ、プラモデル。
100円とか、150円とかのも、多かったなあ。
合体ロボット マッハバロンとか、合体巨艦ヤマトとか。
バラ売りにしてくれて、1つずつ順番に買ったりした。
夏になると、妖怪のプラモも売られるようになる。
唐傘オバケとか、一つ目小僧とか。
ドラキュラの貯金箱とかも、あったかな。
田舎では、文房具屋にプラモデルを置いてあることが多かった。
たくさん積まれているんだけど、売れ残っているのが色あせていたりしてね。
マイナーな城とか、よく残ってたなあ。
高価な大型のラジコン戦車も。
アトランジャーとか、サンダーバード4号とか、ロボダッチとか、よく買ったもんです。
作って、遊んだ。
時々、パッチものが売ってたりして、それを見て笑ったりもしたなあ。
ああ、懐かしい。
金はあまりなかったけど、いろいろ面白かった。
今週の、空耳アワー。
・「ウィーン気質/ラムシュタイン」
→ 顔ナメても いいよ
( KOMM MIT MIR )
(遠慮しておきます → 言い方も怖い → 手ぬぐい)
・「ノー、ノー、ノー/キッス」
→ なんでアイツだけ 裸?
( NINE LIVES LIKE AN ALLEY CAT )
(不思議な送別会 → 六車さんの作品 → 手ぬぐい)
・「ラズベリー・ベレー/プリンス」
→ あっち行け あっち行け あっち行け
( YEAH I THINK I THINK I THINK )
(言い方もバツグン → 爆笑 → 手ぬぐい)
かわいい女の子が、3連続で出演。
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→ 「城プラモデル・童友社」
→ 「航空宇宙マニア 東京とびもの学会」
→ 「タモリ倶楽部 アーカイブ 2011年度 前半」
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