「トイレの話 ウォシュレット開発秘話/ビーバップ!ハイヒール」

  • 2012/03/17(土) 15:49:10

日本人のトイレへのこだわりは、6000年も前からだという。

トイレとの関わりから、日本人が見えてくる?

筒井先生とウォシュレットの意外な関係とは?



ABC朝日放送 ビーバップ!ハイヒールより。

2012年3月15日放送、「トイレをのぞけば、日本人が見えてくる!」


ゲストブレーン:山谷幹夫さん。(TOTO歴史資料館 館長)



トイレの話をしよう 〜世界65億人が抱える大問題






□ トイレ大国日本


・多機能化が進む、トイレ。
・お尻を洗う機能に、音をごまかす機能。
・脱臭に温暖便座。
・自動洗浄もあれば、自動開閉まであります。

・マドンナは来日時の取材で、
 「日本の温かい便座が懐かしかったわ」
 とコメント。
・レオナルド・ディカプリオや
 ウィル・スミスも、
 自宅に日本製の
 温水洗浄便座を設置しているという。

・日本は世界トップのトイレ先進国。
・そう言っても、過言ではないでしょう。


・大阪ステーションシティの
 「LUCUA(ルクア)」。
・広々とした洗面台や全身が見える鏡台など、
 女性のニーズを意識しています。
・奥には広々とした
 お化粧直しのスペースがあるというから、
 驚きです。

・大丸心斎橋店。
・手荷物を持っていても入りやすいように、
 個室の扉が
 横にスライドするようになっている。
・中も、広々です。

・りんくうゲートタワービル。
・小便器の前には、絶景が広がります。


・日本人のトイレへのこだわりは、
 ハンパじゃありません。




□ トイレの歴史


・欧米は個室文化で、
 部屋が壁で仕切られている。
・でも、日本は昔、
 襖(ふすま)や障子で仕切られていた。

・日本人にとって個室といえるのは、
 トイレだけだったのです。
・それは唯一の個室であり、
 ゆえに快適に過ごそうとする意識が
 高くなったのではないかと。


・日本でトイレができたのは、
 6000年前なのではないかといわれる。

・縄文時代から弥生時代にかけての
 住居の遺跡からは、
 トイレは見つかっていません。
・では、どうやって、
 用を足していたのでしょう?

・当時のトイレは、池や川の上。
・直接、水に流していました。

・お尻を拭くのは、フキの葉。
・蕗(ふき)は、拭くから来ている
 のではないかといわれる。


・飛鳥時代や奈良時代になると、
 川の上にトイレ用の小屋が建てられました。
・川の上の小屋だから、川屋。
・これが厠(かわや)のルーツ。


・平安時代、貴族の世界では
 部屋の一角で用を足すようになった。
・使うのは、「樋箱(ひばこ)」です。

・箱の底には砂や灰が敷き詰められており、
 用を終えると、
 砂ごと野原や川に捨てられたそう。

・使い方ですが、
 取っ手のようなものを背にして、座ります。
・そこに着物をかけ、便がつかないようにした。
・このことから、「衣掛け」と呼ばれたそう。


 → 古便器│歌舞伎美人



・江戸時代になると、
 男性は板のある方を前にして
 用を足すようになりました。
・理由は、おしっこが
 飛び散らないようにするため。

・それが進化して、
 「金かくし」になった。

・衣掛け → 衣隠し → 金かくし。
・そんな変遷があったそうです。


・トイレを個室にしたのが、
 戦国時代の武将たち。

・武士といえども用を足すときには、
 無防備になります。
・なので、身を守るための、
 壁が必要だった。
・また、何かあった時に刀が抜けるように、
 それなりの広さも必要でした。

・武将の中でもトイレにこだわった
 といわれるのが、武田信玄。
・信玄のトイレは、6畳もあったという。
・1日中お香がたかれていて、
 いい匂いがしていた。
・信玄はそこで、戦略を練っていたとも
 伝えられます。


・トイレの音をごまかす機能。
・その発想は、300年前にあったという。

・時は江戸時代。
・姫様が外で用を足さねばならない時、
 侍女は土瓶に入れた水を流し
 カモフラージュした。

・大きい方の時は、
 土瓶の中に泥団子を落とし、
 それらしい音を出した。

・これには理由があったそう。

・仏教思想に、
 不浄な音には餓鬼が寄り付き
 悪いことをする、
 というものがある。
・だから不浄な男を、
 きれいな水の音で打ち消したのです。




□ ウォシュレット開発物語


・1970年代の後半、
 TOTOでは新製品の開発が急務だった。
・そこで集められた、
 20代の若手社員4名。

・「おしりをお湯で洗う便座」
 の開発が命じられました。

・1つ目の壁は、肛門の位置。
・データがないため、
 自分たちで調べねばなりません。

・針金を張った便座を作り、
 座った時の肛門の位置に
 印をつけてもらうことを
 考えました。

・しかし、協力してくれる人がいません。
・TOTOの社員でさえ、躊躇する。

・でも、彼らはあきらめませんでした。
・自ら実験台になり、
 家族にも協力してもらった。
・さらに社内でも拝み倒し、
 データを集め続けた。

・その熱意がやがて伝わり、
 協力してくれる人が増えはじめました。
・結果的には、300人以上のデータを
 集めることに成功。


・第2の壁は、お湯をどうやって
 肛門に当てるか。
・真下から出すと、お湯が戻ってきて
 ノズルが汚れます。
・また、真後ろからだと、
 うまくお湯が当たらない。

・試行錯誤の結果、
 一番正確に当たる角度は
 43度だと分かりました。
・そして、
 伸びるノズルも開発。


・第3の壁は、お湯を何℃にするか。
・開発スタッフが実験台となり、
 0.1℃ごとに試した。
・上限温度を設定するため、
 我慢できるギリギリまで実験します。

・苦労の結果わかった適温は、38℃。


・第4の壁は、IC。
・38℃を維持するには、
 制御するICが必要。
・でも、ICは水に弱い。

・研究中に漏電事故を起こすなど、
 なかなか前に進みません。

・そんなある日、雨の中を通勤していた
 開発者は、ある物に目を留めた。
・それは、信号機。
・信号機に使われているICなら、
 水にも強いはず。
・メーカーに問い合わせたところ、
 その技術を使えることが判明しました。


・1980年6月、数々の壁を乗り越え
 温水洗浄便座が完成。
・「レッツ・ウォッシュ」を逆さにして、
 「ウォシュレット」と名付けた。

・そしてこの商品は、CMで一気にブレイク。

・「手が汚れたら洗いますよね?」
・「紙で拭く人って、いませんわよね」
・「お尻だって、同じです」

・懐かしい戸川純さんのCM。
・これで全国から注文が殺到したという。


・ウォシュレットの発売から、32年。
・今では日本の家庭の7割が、
 温水洗浄便座を使っているという。


・でも、CMを流した当時、
 叱られたこともあったそう。

・ゴールデンタイムに放送したため、
 食事中と重なった。
・それで、クレームを受けたそうです。




□ トイレでゲーム


・「一軒め酒場 お初天神店」には、
 面白いトイレがある。

・それは、ゲーム付きトイレ。
・セガの「トイレッツ」というもの。


<ぶっかけバトル! 鼻から牛乳>

・小便器にスピードセンサーがあり、
 オシッコの勢いを競い合います。
・戦う相手は、前にオシッコした人。

・平均尿速と尿量が表示される。


<溜めろ! 小便小僧>

・こちらは、オシッコの量を競う。
・通算のランキングも出ます。


<ドキッ! 暴風警報発令>

・オシッコの勢いが、風速に。
・いろんなものを飛ばしていきます。



・他にもソフトがいろいろあるみたい。

 → トイレだって遊び場だ トイレッツ





世界一のトイレ ウォシュレット開発物語 (朝日新書)






□ その他


・バイト仲間が個室に入るのを見た、
 チュートリアル徳井さん。
・脅かしてやろうと思い、
 壁の上から顔を出した。

・すると、徳井さんの方が驚いたという。

・相手は、和式トイレを背中にし、
 後ろ手に金隠しをつかんで、
 用を足していた。
・リンボーダンスのようなスタイル。


・ウォシュレットのCMですが、
 戸川純さんの前に
 筒井先生にオファーがあったそう。
・金額は、2000万円。

・でも、奥さんにやめてと言われ、
 断念した。




 → 「学校のモノ物語」
 → 「江戸グルメ事情」





関連記事

 web拍手 by FC2  



<スポンサードリンク>

 ブログランキング・にほんブログ村へ  blogram投票ボタン

 


[サイト内タグ]:  ビーバップ!ハイヒール

<スポンサードリンク>

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


ブログパーツ